“HAIR”
プロが教える、簡単にグッとステキに見える髪テク集などを公開。
「暗めのアッシュにしたかったのに…」プロに聞く、髪質別の「なりやすい髪色」・「なりにくい髪色」
「美容院で理想の髪色をオーダーしたのに、思ってた色と違う仕上がりになってしまった…。」
こんな経験、女性なら一度はしたことがあるのではないでしょうか。
実は、希望の色にならないのはご自身の地毛の色や髪質が大きく関係しているのです。
そこで今回は、女性たちのお悩みを解決するために、髪質別の「なりやすい・なりにくい髪色」とヘアカラーをするなら最低限知っておきたいコトを、銀座の美容室で店長を勤める在原さんに聞いてきました。
日本人の髪は「黄色系」と「赤系」黒髪に分けられる?
もともと、染めていない地毛の髪色は人によって違うといいます。
日本人の髪は、大きく分けて「黄色系」と「赤系」に分けられるそう。そのため、元の髪質・髪色によってカラーの色合いや入りやすい色、退色してからどのような色になってしまうかまで大体わかるのだとか。
それでは、どのようにして自分の地毛の色を見極めればいいのでしょうか。
地毛が黄系の人は色が入りやすく、落ちやすい
基本的に地毛が黄色系の人の特徴として
➀髪が細い・柔らかい
➁肌が著しく白い
➂日焼けすると黒く定着せず、赤くなってすぐ終わってしまう場合が多い
➃パーマがかかりづらい
➄カラーすると明るくなりやすい
というようなことがあるそうです。
➀の「髪が細い・柔らかい」は、恐らくご自分でもわかりやすいポイントだと思います。そして注目したいのが、➄の「カラーをすると明るくなりやすい」という項目。
地毛が「黄色」の人は、黄色自体があまりカラーを邪魔しないため、比較的どんな色でもキレイに入りやすいのだとか。だからこそ、サロンに置いてあるヘアカタログのモデル女性は黄色系の人が多いとのこと。
しかし、色の入りがいい分退色も早く、黄色に戻りやすいそうなので、そこは一長一短といったところでしょうか。
地毛が赤系の人は暖色がキレイに出やすい
一方、地毛が赤系の人の特徴としては
➀髪が太い
➁髪が固い
➂日焼けすると黒く定着する
➃カラーした場合、明るくなりづらい
➄地毛が真っ黒
というようなことがあるそう。
地毛が赤系の人の場合、退色はしづらいけれど、落ちてくると「オレンジっぽくなってしまう」といいます。また、地毛の赤が相乗効果となって、暖色系の色がキレイに出やすいそう。
なお、赤系の人がヘアカラーの際に気をつけてほしいことは、前述のヘアカタログのモデルさんは色がキレイに入りやすい黄系の人が多いという点です。加えて、ヘアカタログは髪に光が沢山入るように加工されているため、普通より綺麗に見える場合が多いのだとか。
黄系の人=髪が細いからこそ、光を多くいれることで色が鮮やかに見えるのです。例えば、黄色い透けた下敷きを1枚だけ光にかざすと色が鮮やかに見えますが、数枚重なると段々と黄色が濃くなってしまい彩度が暗めになってしまいます。
髪が細い人に光を与えることで彩度をあげ、発色がキレイにしているからこそ、髪が太い赤系の人はヘアカタログのようになりにくいのだそう。
縮毛・パーマはくすみの元!ヘアカラーをするときに美容師さんに伝えたほうがいいことは?
以上を踏まえて、ヘアカラーを失敗をしないために美容師さんに伝えておいた方がいいことは…
➀今まで染めた経験や退色後の悩みがあったら伝えること。
これがかなり重要。大きく2つに赤系と黄系で分けていますが、実際見た目だけではわからないこともあるそう。この場合には染めた経験や退色後の色や悩みが重要な判断基準になるといいます。
➁縮毛矯正やパーマをかけた経験があったら、1年前だとしても伝えること。
縮毛やパーマもカラーと同様に髪の内部に薬剤を入れて反応させる技術です。一年前にかけた縮毛やパーマでさえも薬剤が浸透しているため、その部分の色がくすんでしまうことがあるといいます。
だからこそ、狙った色にするためにはしっかりとそのことを伝えましょう。
➂黒染めを一回でもやったことがあるなら絶対伝えること。
黒い色素をいれるとそれが強すぎて他の色素が入らなくなってしまうのだとか。直近に黒染めの経験があると、カラーを断るお店もあるくらいとのことなのでこれも絶対に伝えた方がいいそうです。
以上の3つをちゃんと伝えておけば、「全然イメージしていたものと違う!」ということになる可能性は最低限に抑えられるでしょう。
同じ色を重ねていくことが大事!色味をキレイに出すために知っておきたいたった1つのこと
最後に、ヘアカラーをする際にご自身で知っておくと、より綺麗な色に近づける豆知識を教えていただきました。
➀1回では綺麗な色は出ない。同じ色を重ねることで綺麗な色になる
ヘアカラーは同じ色を何回も何回も塗ることで、色味が濃くなっていくため綺麗に見えるようになるそう。たとえば、ずっとアッシュで染めていたのに、急にピンクに染めるなど極端なイメチェンをするといい色にならないといいます。
そのため、綺麗に色を入れたかったら、同じ色を入れ続けることが大事。オーダーする際は、「前回と同じ色をお願いします」といったほうがどんどんキレイになっていくのだとか。
だからこそ、キレイになるならお気に入りの美容師さんの元に通うことが大事だそうです。
簡単に見えても複雑!でも知識があればもっとキレイになれる
パーマなどとは違い、市販の薬剤で自宅でも簡単にできてしまうヘアカラー。しかし、一見簡単そうに見えても希望の色にするのは難しいものです。
髪色は外見において非常に重要な役割を果たします。今回ご紹介した、「ちょっとした知識」さえあればもっとヘアカラーを楽しめ、キレイになれること間違いなし。
是非、次にヘアカラーをする際には参考にしてみてください。
在原剛(ありはらつよし)
銀座4丁目に店舗を構える美容室 R de beaute 店長。理容、美容のライセンスを持ち、理容室、美容室での実務を7年経験、理容ならではのアイロンパーマスタイルから美容ならではのエアリーなパーマスタイルまでパーマに定評があるスタイリスト。ヘアカラーにおいては、3Dカラー、デザインカラーを得意とし外部セミナーにも講師として参加経験を持つ。