塩分の摂り過ぎで太る理由① 塩分は水分を溜め込む
私たちの体は、体の中の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。(体の水分に対して約0.85%)そのため、塩を摂り過ぎると体内に水分を溜め込み、塩分濃度を一定にしようとします。
例えば、ラーメンやポテトチップスを食べた時、のどが渇きますよね。これは、体の中の塩分濃度が0.85%を超えたか、または超えそうなので水を補給して濃度を薄めようとする、人間の無意識の行動です。
この無意識の行動(=のどの渇き)は、塩分濃度が薄まるまで収まりません。そして、補給した水分はそのまま体に蓄積されたままになります。
塩分濃度が薄まり、代謝に問題なければ、汗や尿として排出されるので問題はありません。ですが、塩分濃度が高く、水分を溜めたままの状態が続くと、慢性的なむくみを引き起こす可能性が高くなってしまいます。
そして、それを後押ししてしまうかもしれないのが、私たち日本人の食生活です。
日本人は塩分が大好き!
別に塩分は好きじゃない・・そんな声が聞こえてきそうですが、日本人はやはり塩分が大好きです。
昨日、味噌汁は飲みませんでしたか?お刺身やお寿司は食べませんでしたか?肉じゃがや魚の干物も美味しいですよね。どの料理も塩分を多く摂ってしまう料理です。
そして、料理に使われる味噌や醤油も塩分が多く含まれた調味料。つまり、伝統的な日本の調味料や食材には、塩分が多く含まれた物がたくさんあるということです。
日本では、男性は11.5%、女性は10.0%もの塩分を1日に摂っていると言われています。WHO(世界保健機構)では、人の1日の塩分摂取目標は5gとしていますから、いかに日本人が塩分の多い食生活をしているかがわかります。
つまり、日本人は常に水分を体内に溜め込みやすい環境にあるということです。
日本人は脂質や糖質も大好き!
日本の食文化は欧米化しつつあると言われています。ハンバーガーにフライドポテト、スナック菓子に炭酸水・・・どれもこれもカロリーも高く、栄養的にも偏ったものばかり。昔、日本にはなかった物ばかりです。
でも、体にあまり良くないと分かっていても、休みの日に家族で、学校の帰りに友人と!なんてことありませんか?ついつい食べたくなるジャンクフード。結構日本人は大好きです。
塩分の多い食文化があり、脂質も糖質も多いジャンクフードも食べてしまう私たち日本人。歳を重ねるごとに代謝も悪くなるので、塩分を意識した食生活をしないでいると、どんどん太ってしまうかもしれませんね。
塩分の摂り過ぎで太る理由② むくみを引き起こして代謝を悪くする
私たちは生きるために、酸素や栄養を血液に乗せて体のあちこちに運びます。その時に細胞内でいらなくなった老廃物も回収し、排泄するために運んでいきます。ですが、塩分を過剰に摂取すると、血液の量を増やし、血管を圧迫してこの流れを悪くしてしまいます。
そうすると、酸素や栄養をうまく運ぶことができません。そして、もちろん老廃物も上手に回収されず、「老廃物を含んだ水分」として毛細血管からしみ出し、皮膚の下に溜り、これがむくみとなります。
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老廃物は、私たちにとっていらなくなった成分・・・毒素や疲労物質となった体のごみ(不要物)です。そのため、体の中に溜まると、疲れや肩こりなど体の不調の原因となります。
また、酸素や栄養をうまく運べないということは、タンパク質やミネラルなども必要な場所に供給されにくくなるということです。その結果、しわやたるみ、細胞の老化などの原因にもなります。
そして、放っておくと「慢性的なむくみ」となり、常に循環が悪い状態・・・つまり、代謝が悪くなってしまうのです。そのため、食べ物を摂取してもエネルギーにうまく変換できなくなり、変換でできなかった栄養分は脂肪として蓄積されてしまいます。
そして、怖いことに老廃物と脂肪細胞、コラーゲンが結びつき、セルライトを作りだします。塩分を摂り、むくみが起こり、脂肪が蓄積され、セルライトとなり、最終的に太りやすい体のできあがりというわけです。
塩分の摂り過ぎで太る理由③ 余分な塩分は便秘を引き起こす
カリウムは、ナトリウムを排出するための大切な成分です。また、ナトリウムとカリウムは「ブラザーイオン」と呼ばれ、お互いがバランスを保ちながら、筋肉の調整や神経電圧物質の伝達などを円滑に行うよう協力し合っています。
そのため、塩分を過剰に摂ることでナトリウムが増え、それを排出するためにカリウムが使われる。そして、それ以上にナトリウムが多いとカリウム不足が起こります。
ブラザーイオンは筋肉の調整を行うので、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れることで、腸の筋力も低下することにつながります。そして、腸の収縮がうまくいかず便秘となってしまうのです。
では、便秘になるとどうなるのでしょうか?
便秘は脂肪を溜め込む
便秘になると、腸に便が溜まることで栄養や消化の吸収を邪魔してしまいます。そのため、新しい栄養を吸収することが難しくなります。
そして、なかなか消化ができず、本来吸収されることのない糖質や脂肪を皮下脂肪として溜め込んでしまうのです。
便秘は代謝を下げる
便は、本来外に排出される体の不要物(ごみ)ですから、長く腸に留まるとそのうち血液の中にまで入り、血液をドロドロにしてしまいます。
すると、そのごみを排出するために余分にエネルギーを消費し、本来使うべきところにエネルギーを使うことができず、エネルギー不足・・・つまり代謝が低下してしまいます。
便秘は皮下脂肪を溜め込む
腸は、運ばれてきた栄養を必要な分だけ吸収し、老廃物と一緒に排出します。ですが、便が腸に溜まっていると、脂肪などの栄養も必要以上に吸収して、皮下脂肪として溜め込んでしまいます。
このように、塩分の摂り過ぎは便秘をも引き起こし、ダイエットの妨げとなってしまうのですから恐ろしいですね。
塩分過多は健康にもダイエットにも悪影響!
いかがでしたか?こうして見てみると、塩を多く摂ってしまうと、いかにダイエットを邪魔しているかが分かります。塩分を意識した食生活を取り入れると、ダイエット効果が出やすくなるのかもしれませんね。
そして、何より塩分の多い生活をしていると様々な病気を引き起こす原因となってしまいます。健康とダイエットのために、塩分少な目の生活を心がけましょう。