タンスを開けたら、気味の悪い白い虫がたくさん・・・
想像するだけで恐ろしい事態が、あなたに迫っているかもしれません。
白い虫の正体は紙魚(しみ)です。紙魚は、都会だろうが田舎だろうが平然と湧いてきます。
明日は我が身かもしれません。いざ紙魚と遭遇した時の、正しい対処の仕方を紹介します。
紙魚を駆除するためにはどんな方法がある?
殺虫剤
市販されているスプレー式の殺虫剤が、紙魚の駆除に効果的です。
紙魚の生命力は弱いです。害虫の王様、ゴキブリとは比べ物にならないほどの貧弱体質です。
なので、紙魚の駆除に特化した殺虫剤というものはありません。普通の殺虫剤で十分です。
紙魚がどこから発生しているか既に分かっている時は、殺虫剤は特に有効な選択肢です。
くん煙剤・くん蒸剤
紙魚が家のどこから湧いているか見当がつかない時や、殺虫剤では手に負えないほど紙魚が大量発生した時。
そんな時はバルサンの出番です。やる時は家中全体を同時に、徹底的に煙を焚いてしまいましょう。
- バルサンの煙の量は半端じゃないです。近所の人に火事と誤解されないように、事前に説明しておきましょう。
- 使用中には2~3時間程度は部屋を閉め切ります。その間は家の中に入らず、外出して時間を潰すのがよいでしょう。
- 使い終わったら、部屋の換気を行いましょう。だいたい30分ほど換気すれば十分です。
毒餌
一応、ゴキブリ対策用のホウ酸団子は紙魚にも効くようです。
また、殺虫剤やバルサンがなかったころの昔の人は、ジャガイモなどを使って紙魚をおびき寄せていたようです。
でも、虫から食べてもらうまで待つのはまどろっこしいですよね。
どうしても殺虫剤を使えない時の最終手段として、「こんなのもあるんだ」くらいの認識で十分です。
紙魚はどんなところに生息している?
上で紹介したように、紙魚を駆除すること自体はけっこう簡単です。
ですが、紙魚が増える「環境」をほったらかしにしてしまうと、駆除しても駆除しても紙魚が湧いてきてしまいます。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず。
紙魚の生態を知って、予防の対策をたてましょう。
知られざる?紙魚の生態を公開!
- ・紙魚は夜行性のため、暗い場所を好みます。服やタンスの中に紙魚がよくいるのは、暗いのが好きだからです。
- ・紙魚は水を飲みません。空気中や食べ物に含まれる水分だけで生きることができます。
紙魚の予防に乾燥が効果的と言われているのはこのためです。
- ・紙魚は紙を食べると思われがちですが、実際は紙をくっつける糊(のり)が好物なんだそうです。
古い本に紙魚がよく湧いているのは、糊を食べに来ているんですね。
- ・糊以外では、パンや焼き麩(やきふ)、たまごボーロなどがお好みの様子。
全体的にモソっとしたものが好きなんでしょうか?
- ・紙魚は飢えには強い虫とされています。実験によると、300日以上食事無しで生きる個体も確認されたとのこと。
紙魚の食料源を断っても、駆除はできなさそうです。
- ・紙魚の中に、毒を持った種類は存在しません。人を刺す種類もいません。病気を広めるわけでもありません。
この定義に照らし合わせると、紙魚は害虫には含まれないのです。
紙魚の発生を予防するには?
天日干し
紙魚予防に効果的なのが、この天日干しです。(虫干しとも言います)
天日干しが最も効果を発揮するのは、下の3つの条件をそろえたときです。
- ・晴れているとき(当たり前ですね)
- ・前の日、できればその前の日も晴れていたとき(雨の次の日は、晴れていても空気が湿りがちです)
- ・午前10時~午後2時までの間(1日で一番乾燥している時間帯です)
この3つが奇跡的にそろえば、その日は絶好の天日干し日和です。
本や服、畳やカーペットもまとめて干してしまいましょう。
明るいところや乾燥を嫌う紙魚にとって、日光はまさに天敵です。
乾燥材を使う
紙魚は湿気を好むので、タンスの中に乾燥材を入れて湿気を吸い取ってしまいましょう。
特に梅雨時はこまめに乾燥材を交換しないと、限界を超えてすぐに使えなくなってしまいます。
ハーブを使う
どういうわけか、紙魚はハーブの香りを嫌うようです。
紙魚にとって有毒というわけでは無いので、単に嫌いなだけでしょうか?
特に紙魚対策に有効なのがラベンダー。
ラベンダーの葉っぱや、ラベンダー系のアロマオイルを紙に染み込ませたものをところどころに置くと、紙魚の予防になります。
まとめ
紙魚との突然の遭遇は、精神的にだいぶきついです。
いくら害虫ではないといっても、あんな姿の虫が突然出てこられたら・・・思い出すだけでも鳥肌が立ってきました。
しっかり対策をして、紙魚を家の中から締め出しましょう。