水を使う洗車法と使わない洗車法
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公開日:2013年06月03日
最終更新日:2017年08月01日
洗車はバイクメンテの第一歩
はじめてバイクを手に入れ、いざ洗車しようと思っても一体どうやって洗ったらいいのかちょっと悩んだりしませんでしたか?
車と違い、エンジンも電気配線もむき出しの愛車を見て、
『雨の日に乗れるんだから大丈夫・・・だよね?』
なんて思いながらおそるおそる、水をパシャパシャとかけてみたり。何を隠そう私自身がそうでした。
洗車も慣れれば楽しいものです。バイクは使い方、洗い方次第で1年もたたないうちに車体がボロボロになることだってあります。うまく洗車が出来るようになれば、10年物のバイクも給油中に「新車ですか?」と声をかけられることだってあります。
綺麗に使う習慣を早いうちにつけることで、より快適なバイクライフが送られること請け合いです。ぜひチャレンジしてください!
それに洗車はバイクを綺麗にするだけじゃなく、故障箇所の目視確認にもなっています。ぜひ定期的に洗車しましょう!
バイク洗車の流儀
洗車には二つの流儀があります。
ひとつは「水を使う派」、もうひとつは「水を使わない派」です。 どちらが優れているというお話ではなく、どちらも一長一短です。
どっちの流儀で洗車するかは、ライダーの置かれている状況や考え方次第です。
マンションでなかなか水が使えない人もいるでしょうし、自宅に屋根付きガレージがあって水が自由に使える蛇口を完備(うらやましい!!)している方もいるでしょう。
ふたつの洗車術の秘訣をマスターして、ぜひ自分流の洗車スタイルを確立しましょう!
まずはそれぞれの流派の方の言い分を見てみましょう。
確かにドロだらけのバイクに水をかけずに洗車するのは大変です。そもそも容赦なくマディな場所を走っておいて、いざ洗車するぞって時に水をかけたくないというのも可笑しな話です。こんな時は誰だって水を使って洗いますよね。ですが経験の少ないうちというのは、何事でも予想外の事が起こってしまうもの。
ドロまみれになる様な使い方をしていないライダーが、洗車で水を使わないばかりに大変なことになってしまうことがよくあるのです。
ピカピカの新車のツアラー、いつも水を使わずに洗車をしていてたけど、ある日出先で突然の雨。よりによって道の砂ボコリが濡れてドロ状になってバイクが茶色になってしまいました。初めて泥だらけになった愛車をみてしょんぼり。ちょっと暗くなってきたけど、気を取り直していつもの調子でフクピカでマフラーを軽く一拭き。ゴスリと手に伝わってくるいつもと違う振動。
注意して拭いていたはずなのに哀れせっかくのチタンマフラーが傷だらけのボロボロに・・・
実際にその車両を見ていますが、ヨシムラチタンの虹色がとても残念な事になっていました。
明るい場所で、かならず状況を確認しましょう。
外装に鉄分の多いバイクの場合、特に古いスタイルのバイクは水を使わず洗車する方が多いようです。中にはできるだけ雨の日は乗らないように気をつけてる方もいます。
1970年代のBMWやハーレーがピカピカのまま走っていられるのは、洗車や雨に気をつけた賜物なのかもしれません。
実は水を使わない洗車というのは、手軽に綺麗を維持できる利に適った方法でもあるんです。
水を使う洗車の場合、どうしても場所の確保と水の準備が必須となります。そしてバイクに水をかけるのですから、拭き上げや手の届かない場所の乾燥までやるとなると意外と手間です。
ですがこの水を使わない方法だと、短時間でも気になった場所だけ洗車することができるのです。しかも水を使わないのでいつでも洗車を切り上げられます。これは大きな利点ではないでしょうか。
それでは実際の洗車のやり方を見ていきましょう!
水を使うバイク洗車
少し汚れた程度なら水を使わずに拭いて済ますのもいいですが、雨天走行や汚れがひどい時に水を使って洗車するのが普通です。大まかな流れを掴んで要点を押さえて洗車しましょう。
いずれ「もっと綺麗に!」「もっと手間をかけずに!」と目標が見えてきたら、少しずつやり方を工夫して、自分流の洗車術を身につけてください。
あと、必ず水を使って洗車しなければならない状況もあります。海岸線を走る等、潮風や潮水にさらした車体はかならず水で塩気を流しきって下さい。あっという間にサビが出てきます!
1.洗車前の目張り(マスキング)
バイクは雨に濡れても大丈夫なように作られてはいますが、やはり金属でできている以上、腐食(サビ)は発生してしまいます。それを押さえるためにも洗車の際に濡れてはマズい所をガムテープ等で塞いでしまいましょう。
キーシリンダーやマフラーの排気口あたりは全車種共通です。一度洗車して、もしシート下やバッテリー等が濡れるようであれば、水が入ったと思われる箇所も次回から塞いでください。
愛車の特徴にあわせてマスキング箇所を工夫してください。
2.バイク専用シャンプーで洗浄液を作り、車体に水をかける
まずは洗剤液を作りましょう。最初は中性洗剤よりもバイク専用シャンプーがオススメです。次にバケツに水を貯め、規定量の洗剤を溶かして泡立てます。シャワーがあれば簡単に泡立てられます。
普通の中性洗剤でもいいのですが、はじめての洗車の場合、洗浄液は濃い方がいいだろうと、とても濃い洗浄液を作ってバイクの油脂類を飛ばしてしまうことがあります。チェーン等のグリス類はそう簡単に洗浄されたりはしませんが注意は必要です。
洗剤液でいきなり洗い出すのもNGです。まずは車体全体に水をかけましょう。電気系統は濡らさない方がいいのですが、目張りもしていますので、それほど神経質になる必要もありません。あまり水がかからないように気をつけてやれば十分です。
3.スポンジやマイクロファイバータオルを使って洗浄する
スポンジを洗浄液で十分濡らしてください。泡もしっかりスポンジに取り濡れた車体を洗います。上の方から洗うのがコツです。キズが付いて困るところ(スクリーンやタンク)から先に洗うようにしてください。砂ボコリが酷い場合は水を流しながら注意してスポンジを動かします。
洗車は基本的に上から順に、スクリーン等のキズつけたくないパーツから先に洗うことが鉄則です。ですが、最初にホイールやブレーキ回りを洗う方やり方、考え方もあります。
綺麗なスポンジ等でフェンダーあたりを洗っていて、そのスポンジが軽くホイールに触れるとオイルや鉄粉、砂埃などがスポンジに付着することがあります。
気づかずに洗車を進めるとボディを傷つける恐れがあります。
これを防ぐためには先にホイール類を洗ってしまいます。ホイールやドロが付着している部分にたっぷり水を掛けながら、足回り用のスポンジや洗車タオルできれいにしておくことで、先ほどのようなリスクが減ります。
先にホイールやブレーキ回りを綺麗にしておくのも水を使う洗車のコツです。
より傷をつけない方法としてスポンジではなく、マイクロファイバータオル等を使う場合があります。
カー用品店で単体で購入すると結構高いですが、アマゾンなどでまとめ買いすると一枚約70円程度とかなり安く購入することができます。使うならぜひ活用してください。
カウル、タンク、スイングアーム,フェンダー類、エンジン、ホイール、排気パイプ類が洗浄目標です。他の部分はプレクサス等の樹脂や金属に対応したケミカル類を用いてきれいにしましょう。
また可動部分(ベアリングやグリスが付いていそうな場所)に強い勢いで水をかけないことも重要です。グリスを洗い流さないよう注意してください。簡単に流れ出したりはしませんけどね。
4.洗剤をしっかり洗い流す
水で洗剤を洗い流して下さい。
特に塗装面に洗剤が残らないようしっかりと。
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自宅の洗車スペースに水道が無い、マンションやアパート暮らしで蛇口を自由に使えないけど洗車がしたい場合、オススメなのがこの手の手動ポンプ式の散水器です。
私もホームセンターで購入したものを使用しています。少ない水量でもしっかり洗車が出来ることを確認しています。
バイクの場合5リットルあればネイキッドはしっかり洗剤を流すことができます。車の場合5リットルを2回でしっかり流せます。
水を掛けすぎずに気になる場所に狙いを定めて使える点もGoodです。
難点は保管の際に場所を取ること。よく乾かして押し入れの奥にしまい込んでしまいましょう。
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5.セーム革を使って車体の拭き上げ
まずはバイクを振って自然に落ちる水滴をできだけ地面に落とします。サイドスタンドで洗車していたのでしたら、反対側へ車体を少し傾けると水滴が結構落ちてきます。誤ってバイクを倒してしまわないよう注意してください。
次にセーム皮やマイクロファイバータオル、なければ乾いた清潔なウエスで水分をしっかり拭き取ります。私が使っているのは安い合成セーム皮です。
こつというほどではありませんが、目安はバイク全体を観察して、水滴がすべて無くなるまでセーム革で吸い取らせることです。
チョンチョンと革の端っこで水滴をつついたら、すっと吸い込まれるので意外と簡単でちょっと快感です。プチプチをひとつずつ潰す感覚で楽しめますよ!(たぶん)
慣れてきたら適時手を抜いてください。
6.表面コート処理
ここまででバイクの汚れはすっかり落ちましたが、まだまだ終わりではありません。
ワックスやプレクサス等の皮膜を作るもので表面をコーティングします。塗膜の持ちも表面状態も種類により色々です。
お好みのものを使えばいいでしょう。つや出しとバイクを汚れにくくする表面処理が一度にできるものを選ぶと手間が省けます。
7.最後の仕上げ
ホイールをもうちょっと綺麗にしたい、キャリパーの黒いカスをもっと取りたい場合、プレクサス等をウエスに取って拭き上げると、綺麗になります。また油が付着しても皮膜が強く、乾いた布で拭くだけで取れるので一石二鳥です。ブレーキ類に付かないよう注意して行って下さい。
Next Stage!.ちょっとやりすぎ?洗車マニアの世界
洗車が楽しくなってくるとだんだんエスカレートしてきます。高価なワックスや噴上げタオルにこだわり出したら要注意。
洗車マニアの第一歩、車体底部の徹底洗車をちょっとだけ覗いてみましょう。
見えない所まで徹底的にきれいにする方法
余談 洗車じゃないけど見栄えを良くするノウハウ
水を使わない洗車の前にちょっと休憩です。
ちょうど洗車とメンテナンスの中間にある、「見栄えを良くするためのノウハウ」があります。
別にしなくても走行性能の維持になんのメリットもなく、メンテナンスの範疇に入るのか微妙だけど、洗車というにはちょっと手が掛かっている。そんな「お手入れの処方箋」がありますので、もし愛車が同じようなぜひ参考にご一読ください。
水を使わないバイク洗車
雨や黄砂で洗い流さなければいけない程汚れていなければ、ドライクリーニング(水を使わない洗車)で済ますという手があります。
この洗車方法は水を使う洗車とちょっと書き方が変わってしまいます。その理由は2つあります。
理由その1.この洗い方の基本手順がとても簡素だからです。
理由その2.やってはいけない事、知っておかなければならない知識がちょっと多めだから。
水を使う洗車の場合、手順通りにやっていればバイクを傷つける可能性はそれほど高くありません。しかし、この水を使わない洗車というのは時としてバイクを悲惨な姿にしてしまう事があるのです。
洗車のやり方を見ただけで読むことを止めてしまわないようにしてくださいね。やり方の説明の後に長々と水を使わない洗車の注意事項を書きますけど、この項ではそちらがメイン記事です。このページを見て水を使わずに洗車するなら、必ず最後まで読んでくださいね!
「書いてる通りにしたらバイク傷付いちゃったじゃないか!」
なんてクレームは一切受け付けませんからね!(笑)
1.綺麗にしたい場所を見つけて、しめった布類で拭き上げる
たとえば、タンクとゴールドのホイールをピカピカにしたい場合、まずはタンクから絞った布類で拭き上げます。次に土ボコリが付いているホイール類をピカピカになるように磨きます。
絞った布類とは
ぞうきんに、プレクサス等の洗浄・つや出し・コーティング等を行うスプレーを染みこませたもの、フクピカ等の市販クロス類です。最初から濡れぞうきんはオススメしません。
2.次の獲物(汚れ)を見つけて、拭き上げる(1に戻る)
次に綺麗にしたい所を見つけて綺麗に磨き上げます。
つまり1に戻ります。あとは気が済むまでこれを繰り返すだけです。
水を使わない洗車の真髄とは
ご覧の通り、水を使わない洗車の基本手順は非常にシンプルです。
ひとつ実際にあった話をお話しします。北海道の北東の一番端っこにあるバイク屋さんを訪れたとき、「ここまで来たバイクでこれまでで一番綺麗なバイクだ」と店長さんに言われたことがあります。
雨や風に吹かれながら長距離を走るわけですから、道中真っ茶色になることもありました。
ただ、フェリーの待ち時間やキャンプ場でやることがなくなってくると、固く絞った雑巾で水を使わない洗車をしてました。コンビニでコーヒーを飲みながら手持ち無沙汰になった2~3分の短い時間で拭き上げていました。
洗車をしている気でやっていたわけではなく、単に汚れを拭き上げることがクセになっていたら、結果として洗車をしながらツーリングしていたわけです。
「さあ、いまから洗車だ!綺麗にするぞ!」
と意気込んで準備して洗って拭き上げてと時間をかけることも必要ありません。気がついた数分の間で拭き上げる。それを繰り返す。
まとまった時間も場所も水もそれほど必要無く、ただひたすら綺麗な状態を保ち続けられることがこの水をつかわないバイク洗車の真骨頂なのです。
水を使わない洗車の注意点とコツ
- 砂やホコリでバイクを傷つけない事
- タンクに砂がホコリが乗った状態で上から押さえつけるように擦ると、がっつりキズがついてしまいます。強く押さえつけながら拭くのは厳禁。綺麗になったあとの、表面コート剤の拭き上げの時もできるだけ優しくするのが基本。
- リスクの高い汚れはスルーすべし!
- 車体に付いて乾燥してしまったドロ、磨き粉の様になっている液体など、そのまま拭いてはリスクの高いものについては、水を使うことも考慮して慎重に。
- デリケートな箇所ほど、短いサイクルで磨いていつも綺麗を保て!
- 表面コートはホコリの付着や汚れの食い付きを防ぎます。普段綺麗にして、表面のコーティングを常に張って傷着きにくい状態を維持しているから、水を使わない洗車でもキズつかずに洗えるのです。
バイク洗車の基本はここまで。でもまだある洗車の極意
洗車の基本の説明はここで終わりです。
ですが、まだまだ説明すべきことが沢山残っています。
洗車に役立つシャンプーやコート剤にはどんなものがあるのか。
洗車に役立つブラシやアイテムにはどんなものがあるのか。
チェーンの洗浄もひょっとしたらメンテナンスではなく洗車の一環かもしれませんね。
今後はそういったアイテムや使い方を紹介していこうと思います。
ぶちゃけコート剤ひとつとっても種類が本当に沢山あるので、すべてをカバーすることは出来ないかもしれませんが。私のオススメといえば定番になりますが「プレクサス」と「ブリスNEO」、「バリアスコート」等の有機ガラス系コーティング剤です。
特にスクリーン等、透明度の保護に関してはガラスコート剤(Amazonの検索結果)がオススメです。
プロ施工の無機ガラスコーティングには劣りますがプレクサスよりもコート力持続期間が長く、強力に傷つきを防止します。
ひょっとしたら他にももっと手軽で安く効果的なものがあるかもしれません。
ご自身で色々なものを試してみて研究することをオススメします。