2016年12月22日 (木)

ふわとろとろろの模範を見る思い。(2016年11月19日・ドライブイン赤松)

 
 
 
 
目の当たりにしたその時に、
 
瞬間的に思ったのは、
 
その発想としては、
 
「 ご名答!! 」
 
…と言うこと、
 
メニュウから当たりを引き当てた…、と思った次第。
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命と言うことですが…。
 
まぁ、元来、他人様の頼むものにケチなんて付けるべきじゃありませんな。
ええ、そりゃそうです。そうなんです。
うまかろうが、まずかろうが、
食べるのは自分じゃないンですからナ。
家族であっても、これは変わらないものです。そう言うものなんです。
 
YOKOさんが選んだ際に、いやぁ、お恥ずかしながら、
ケチをつけました。難癖を申し上げました。
 
「とろろは止めようよ」と。
 
お蕎麦にとろろ…は、聞きますわ。
駅そばのメニュウにもありますし、
このお店もご多聞に漏れませんが、お蕎麦屋さんのメニュウには、
たいていが乗っかっております。ええ、拝見致します。
思えば、信州人としての某なのか…
ほぼほぼ「もり」を頼みます。寒かろうが暑かろうが。
 
「とろろ」は頼みません。
長芋に何の恨みもございませんが、
かけそばの上にとろろを乗せる、これがアタクシはどうにもダメなんでございます。
貧乏性で括っちまってよろしいのか存じませんが、
とろろを上に乗っけてナ、
つゆの上に広がって行き、下に沈む…これが許せない。
つゆの中に灰燼と消えて、飲み干す勢いで頂かないと、
御代分のとろろを無駄にしている様な心持ちになる訳ですな。
実際には、少しばかりつゆにとろみが付くのですが、
どうなんですかねぇ。「とろろそば」と言えるのでしょうか。
もりそばにとろろを乗っけたり、
うどんの様にぶっ掛けスタイルならば、まぁ、無駄にはなるまい…と思うのですが。
 
そんな凝り固まった考え方を持っているので、
YOKOさんに、そんな進言をしたのですが、
これをすり抜けて、注文を遂げたYOKOさんの采配こそ、実に見事でありました。
 
さぁ、そんな一席を申し上げて参ります。
どうぞ、終いまでのご愉快を願っておきますが…。
 
 
 
 
お馴染みの、
バドミントン→食事→温泉ルートでのお楽しみで。
 
 
 
 
上高地線「新島々」駅を越えて直ぐ。
深澤酒店までは行かない場所に「赤松」はあります。
 
 
 
メニュウボードも各席にありますが、
店頭に掲げられているメニュウが、何とも味があって、
食堂らしい雰囲気が、たいへん好ましく映ります。
 
 
 
 
お茶とお茶請け。
冒頭にも書いた注文のやり取りがあって、
僕らはしばらく待ちます。
揚げたお蕎麦、結構な量がありました。
ほんのり甘くて、ポリポリとした食感。
 
 
 
 
僕は「セット」の頼み方で。
1日10食限定の「十割そば」を。
 
 
 
 
「中華そば」は550円と言うお値段。
熱いスープが寒い冬の季節、
またもりそばを食べた後の、少し冷えたお腹を温めることに最適。
麺はやや低加水方向に感じるもので、麺量もやや多いくらい…でしょうか。
油浮きがなく、そうした香味油のコク味がない分、
とてもシンプルで、でもスープが熱くて美味しくて、
セットで食べても、
また食堂的メニュウの玉丼、カレー、もつ煮などとも、
一緒に頂いて、充実のご飯タイムを過ごせること、請け合いの良さ。
懐かし系、鶏ガラ感、ネギ油…うーん、
それらのカテゴリにどこか入らない感覚で、
やっぱり、共通項を探すのならば、
波田「井出の家」にもあった「そば屋のラーメン」然とした、
そんな感じでしょうか。
 
メニュウにある「玉子中華そば」は、
きっと生卵であって、それを入れてもまたウマイんだろうな、と思いました。
 
 
 
 
「温かいおそば」の中から「とろろそば」は、
肉そばやおろし、山菜そばの800円より、お値段高く950円ですが、
(更に、もつ皿定食の850円より高く、メニュウ筆頭金額)
この見た目、度肝を抜かれました。
 
器こそ、ごく普通のお蕎麦屋さんのものですが、
その面を覆うふわふわに仕上げられたとろろ!
この状態をずっとキープしていて、
そばを引き上げる度に、泡状のとろろが絡む!絡む!
 
とろろ自体に味は付けられていないので、
瞬間、やや薄味に感じますが、その分、とろろの風味が立ちます。
「あぁ、これぞ“とろろそば”と名乗って良い!!」と強く感じました。
とろろを感じ、そばを食す。実に旨い。
 
YOKOさんは中盤から七味唐辛子なども加えて食べていました。
 
 
 
 
 
この写真、お蕎麦を食べ終わったあとになります。
食べ終わってなお、ふわふわ泡が残っていると言う設え。
こんな1杯があるんだなぁ…と思いました。
実に楽しい。
僕は、前述の思いがあるので、けして頼むことがありませんから、
YOKOさんに、
 
「すごい!どうしてこれを頼もうと思っていたの!?知っていたの!?」
 
…と興奮気味に聞くと、
 
「えっ…うーん、なんとなく。美味しそうだなって思って」
 
…と言います。
 
噺の中には格言の様に、
「男の馬鹿と女の利口がつっかう」と言う言い回しがありますが、
 
女の利口が、そのままつっかわずに通った様なカタチですね。
食べもしないで判断していることは、実に勿体無かった。
 
 
 
 
とても楽しんだ昼食を経て、温泉へ。
この日は乗鞍高原に出掛けてみよう…として、
上高地線のこのルートを選んでいました。
 
久し振りに、湯川温泉・乗鞍高原温泉湯けむり館へ向かいます。
 
駐車場に車を停めて、降りた段階で、
風向きもあるのか、硫化水素型の温泉に香る匂いが漂い、
何とも言えない心嬉しさを感じます。
やはりこの匂い。
浴室で浸っていると慣れてしまって、
そんなに感嘆しなくなるのだけれど、
その日、初めて感じる際には、いつもときめきを覚えます。
 
しばらく来ていなかったのですが、
その間に、男性浴室の手すりが腐食で落ちたみたいで、
手すり部跡地に「注意!」の文字が貼り付けられていました。
カランも腐食が進んでいて、
その成分の強さを目の当たりにします。
酸性泉の少ない長野県の中でも屈指ですよね。
その張り紙を見た時には「管理しっかりしなよ」なんて、
びた一文も思わず、
「流石の名湯、手すりも肩ナシだなぁ」と感心していました。
皮膚への殺菌効果が強く、皮膚病への特効泉。
あんまりにも顔に塗りたくったりすると、赤くなったりしますので、
適度、がよろしいのは相変わらずで…。
 
 
湯上りは乗鞍から一路下って、巣穴まで。
この辺りで、ちょうどお時間となっております。
ご清聴のほど、誠にありがとう存じました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 

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