英語の副詞の使い方や位置を、簡単に習得しませんか?
副詞って何だろう?って思っている人も多いのではないでしょうか。
副詞という言葉はわからないけど、実は知らない間に使っているということも多いかもしれません。
英語では副詞は欠かせない文法の一つです。
ここでは、副詞とはなにかと、様々な副詞の使い方ついて説明します。副詞の要点をしっかり押さえて、英語力アップに繋げてください。
2.副詞の種類
2-1.限定の副詞
2-1-1.程度を表わす副詞
2-1-2.頻度を表わす副詞
2-1-3.確信の度合いを表わす副詞
2-1-4.評価や態度を表わす副詞
2-2.説明の副詞
2-2-1.時を表わす副詞
2-2-2.場所を表わす副詞
2-2-3.様態を表わす副詞(どのように、どれくらい)
3.副詞の形
3-1.変形する-lyの副詞
3-1-1.形容詞の語尾が「子音字+y」の場合
3-1-2.形容詞の語尾が「-leで終わる」場合
3-1-3.形容詞の語尾が「-llで終わる」場合
3-1-4.形容詞の語尾が「-ueで終わる」場合
3-2.形容詞と「lyをつけた副詞」の意味
3-2-1.形容詞とlyの副詞がほぼ同じ意味
3-2-2.似ているが多少意味が違うもの
3-2-3.意味が完全にちがうもの
1.副詞とは?
副詞は名詞以外を修飾する言葉です。
修飾とは、ある言葉の意味を限定したり、説明したりする言葉です。
また、名詞を修飾する言葉が形容詞なので、形容詞以外で修飾する言葉が副詞です。
「副詞」という言葉になると少し難しいもののように聞こえてしまうかもしれませんが、英語を学んでいる方であれば、普段から知らず知らずに使っています。
例えば、「時を表わす言葉」、
- tonight (今夜)
- last night (昨夜)
- tomorrow (明日)
これらはすべて副詞の役割があります。
「場所を表わす言葉」は、
- home(ホーム)
- at the school(学校で)
なども、実は副詞なのです。
その他に、
- 程度を表わす言葉
- 頻度を表わす言葉
- 発言の態度を表わす言葉
などが、代表的な副詞の例です。
どうでしょう?英語で、知らず知らずのうちに使っていますよね。副詞はとても身近な言葉なのです。
とても、身近でいつも使うことばだからこそ、副詞をきちんとおさらいして役割を確認することで、英語力アップが期待できます。
2.副詞の種類
副詞は大きく分けて2つのパターンに分かれます。
修飾する言葉の前につくものと、後ろにつくものです。この位置によって意味が変ってきます。
「副詞の位置で決まる2つのパターン」
この位置は形容詞と同じパターンなのですが、前につくと修飾する物を限定する副詞になります。そして、後ろに置くと、説明する副詞になります。
パターン1.「限定の例」→ 前に付く副詞
例文:She is very strict./彼女はとても厳しい。
解説:副詞のvery(とても)は前にあり、形容詞のstrict(厳しい)を限定しています。
パターン2.「説明の例」 → 後ろに置く副詞
例文:He plays tennis every Sunday./彼は毎週日曜日テニスをします。
解説:副詞のevery Sunday(毎週日曜日)は、彼がテニスをすることに対して、いつするのかを説明しています。
2-1.限定の副詞
修飾したい物の前にくる、限定する副詞のなかでよくあるパターンは4種類です。
- 程度を表わす副詞
- 頻度を表わす副詞
- 確信の度合いを表わす副詞
- 評価や態度を表わす副詞
それぞれ順番に見ていきましょう。
2-1-1.程度を表わす副詞
程度を表わす副詞は、修飾する言葉の前に配置されます。
修飾する言葉が、どれくらいの程度なのかを表わすことによって限定するからです。
例文:She is very happy./彼女はとても幸せです。
この程度を表わす副詞のvery(とても)で、形容詞のhappy(幸せ)が限定されます。単にhappyではなく「とても」幸せな状態に限定しています。
その他にも程度を表わす副詞がたくさんあります。
- so(とっても)※soは日本語に訳すると、veryに似ていますが、veryより強い強調を表わします。
- too(~すぎ)※行き過ぎた程度を表わす表現です。ネガティブな表現に使われることが多いですが、She is too cute.(彼女は、かわいすぎる!)などポジティブな表現で稀に使われることがあります。
- really(本当に)※とってもというような意味合いで使われます。ほんとすごい人!本当に可愛い人!など強調の意味で使われます。
- absolutely(完全に)※その訳語からもわかるように、とても強い強調です。完全に!完璧に。100%というような意味合いです。
- quite(かなり)※かなりという意味ですが、言い方、顔の表情、シチュエーションなどで強調の度合いが変る単語です。
- a little(少し)※少し、ちょっとというような弱める表現です。
- hardly(ほとんど~ない)※veryの逆で修飾する語を弱める表現です。barely(ほとんど~ない)も似た表現ですが、こちらのほうがさらに「ない」が強まります。
ここで紹介した程度を表わす副詞はよく使われるもので、必須単語です。その他にも程度を表わすものであれば、このグループに入ります。
2-1-2.頻度を表わす副詞
頻度を表わす副詞は、基本的には動詞の前に配置されます。
動詞や、動詞を含むその行為が度の程度の頻度で行われるかを限定するからです。
例えば、
- I usually get up at 7 in the morning./私は、普段朝7時に起きます。 ※副詞のusually(普段は)が、動詞のget up(起きる)の前にあります。
- I sometimes play succor with friends./私は時々友達とサッカーをします。 ※副詞のsometimes(時々)が、動詞のplay soccer(サッカーをする)の前に配置されています。
その他にも、頻度を表わす副詞がたくさんあります。
※上から頻度が高い順に並べています。
- always(いつも)
- often(しばしば)
- frequently(頻繁に)
- occasionally(時折)
- rarely(滅多に~ない)
- never(決して~ない)
毎月、毎年と明確な期間が決まっている表現もあります。※上から頻度が高い順に並べています。
- annually(毎年)
- yearly(年1回)
- monthly(毎月)
- weekly(毎週)
- daily(毎日)
- hourly(1時間ごと)
次2つの例に関しては、文の最後に配置することが基本となります。
例外1.~(期間)に1度などと言いたい場合
- once a month(1ヶ月に1度)
- once a year(1年に1度)
- once a week(1週間に1度)
例外2.同じ表現で、2度、3度と回数を変えて言う場合
- twice a month(1ヶ月に2度)
- three times a week(1週間に3度)
2-1-3.確信の度合いを表わす副詞
確信の度合いを表わす副詞も限定する副詞で、基本は修飾する語句の前に置きます。
例文:I will definitely finish the work by Monday./私は、絶対にその仕事を月曜日までに終わらせます。
副詞のdefinitely(絶対に)が、その後の語句であるfinish the work by Monday(日曜までに仕事を終わらせる)ことを修飾しています。
様々な確信の度合いを表わす副詞 ※確信の度合いが高い順番で並べています。
- certainly(確かに)
- surly(きっと)
- probably(たぶん)
- maybe(たぶん)
- perhaps(たぶん)
- possibly(もしかすると)
2-1-4.評価や態度を表わす副詞
文全体の評価、態度を表わす副詞も限定する副詞です。
文全体を修飾するため、一番前にコンマをつけて置くのが一般的です。
例文:Honestly, I don’t trust the man./正直なところ、私は、その男性を信頼していません。
副詞のHonestly(正直なところ)が、その後の文(主語+動詞など)を修飾しています。
さまざまな評価を表わす副詞には、
- happily(幸運なことに)
- luckily(幸運にも)
- curiously(奇妙なことに)
- regretfully(残念なことに)
- obviously(あきらかに)
- stupidly(ばかげたことに)
- unfortunately(不幸にも)
などがあります。
態度を表わす副詞には、
- frankly(率直に)
- truly(実をいえば)
- seriously(まじめな話)
- personally(個人的には)
- to tell the truth(本当のことを言えば)
- to be honest(正直に言えば)
などがあります。
2-2.説明の副詞
修飾する物の後ろにくる説明の副詞は、大まかに分けて3種類あります。
- 時を表わす副詞
- 場所を表わす副詞
- 様態を表わす副詞(どのように、どれくらい)
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
2-2-1.時を表わす副詞
時を表わす副詞の定位置は文の一番後ろです。
時を強調したい場合に、コンマで区切っていちばん先に持ってくる場合もありますが、それ以外は基本的には一番後ろに来ます。
- I met him yesterday./私は昨日彼に会いました。 ※副詞のyesterday(昨日)が文の一番最後にあります。
- I will watch the movie tomorrow night./私は明日の夜その映画を観ます。 ※副詞のtomorrow night(明日の夜)が文の一番最後にあります。
他に、良く英語で使う、now、today、tomorrow、morning、thenなどがあります。
その他、月、日付を表わす言葉もこの時を表わす副詞です。時を表わす副詞はとてもイメージしやすいのではないでしょうか。
2-2-2.場所を表わす副詞
場所を表わす副詞も文の一番後ろが定位置です。
- We had lunch at the restaurant./私たちは、そのレストランでランチを食べました。
- We had a party at our house./私たちは、私たちの家でパーティーをしました。
このように、一番後ろからその文の行為がどこで行われたかを説明します。
例文:Yesterday, I had lunch with him./昨日、私は彼とランチをしました。
この文章の場合、彼とランチをしたことよりも、それが昨日だったことが重要で強調したいポイントです。特に、強調の必要が無い場合は、後ろに置きましょう。
2-2-3.様態を表わす副詞(どのように、どれくらい)
どのように行われたかその様態を表わす副詞は動詞句の後に置かれ、説明する副詞です。
速さや、何を使って行われたかなど様々な説明がこの副詞です。
- He runs fast./彼は早く走る。
- She plays the piano very well./彼女はピアノをとても上手に弾く。
このように、「どのように」「何で」「どれくらい」を説明する表現は後ろに配置されます。また、動詞のing形や過去分詞形も、副詞の位置に置くと副詞の役割をします。
行為がどのように行われたかは行為そのものを修飾するので、修飾するものの一番近くに来ます。その後に、どこで行われたかがきます。場所まですべて含めた行為がいつ行われたかを修飾する時間の副詞は一番後ろに置きます。
例文:She played the piano well at school yesterday./彼女は昨日、学校で上手にピアノを弾きました。
様態のwell → 場所のat school → 時間のyesterdayの順番ですね。
例文:We had sushi at restaurant in Tokyo./わたしたちは東京のレストランで寿司を食べました。 ※レストランが東京より狭いので先に来ます。
例文:The class will start at 9 o’clock tomorrow. /クラスは明日の9時から始まります。 ※この場合も、9時の範囲は明日よりも狭いので9時が先に来ます。
日本語では逆に重ねることが多いですが、英語は逆で、「狭い → 広い」のとなりますので注意しましょう。
3.副詞の形
語尾が-lyの形が副詞でよくある形です。
全てではありませんが、「形容詞+ly」が副詞によく使われる形です。
3-1.変形する-lyの副詞
普通は、形容詞にそのままlyをつければいいのですが、語尾によって若干変る場合があります。
語尾によっては、そのままlyをつけてしまうと、発音がしにくいので多少変化をつけます。全部で4つのパターンがあります。ルールを確認しましょう。
3-1-1.形容詞の語尾が「子音字+y」の場合
yを外してiに変えてlyをつけます。
- lucky → luckily(運よく)
- happy → happily(運よく、幸いにも)
3-1-2.形容詞の語尾が「-leで終わる」場合
eをとってyをつけます。
- gentle → gently(穏やかに)
- extreme → extremely(極端に、ひじょうに)
3-1-3.形容詞の語尾が「-llで終わる」場合
yだけをつけます。
- full → fully(十分に)
- dull → dully (鈍く)
※beautifulなどfulでおわるものは要注意です。lがひとつなので、そのままlyがついてbeautifullyとなります。
3-1-4.形容詞の語尾が「-ueで終わる」場合
eをとってlyをつけます。
- true → truly(本当に)
3-2.形容詞と「lyをつけた副詞」の意味
形容詞と副詞は同じ修飾する言葉で、名詞を修飾するか、それ以外を修飾するかの違いなので、意味が同じ物や、似た物があります。形容詞とlyをつけた副詞の意味の違いを見てみましょう。
3-2-1.形容詞とlyの副詞がほぼ同じ意味
形容詞とlyの副詞が同じ意味を持つものが多くあります。
- clean → cleanly(きれいに)
- quick → quickly(素早く)
- loud → loudly(大声で)
3-2-2.似ているが多少意味が違うもの
lyがつくと、似ているけれど多少意味が変るものがあります。
このパターンでは、lyがつくと抽象的な意味になります。
- near(近く) → nearly (ほとんど)
- close(接近して)→ closely(綿密に)
3-2-3.意味が完全にちがうもの
lyがつくと、形容詞と完全に意味が違うものになる場合があります。
- hard (一生懸命に) → hardly(ほとんど~ない)
- late(遅く) → lately(最近)
これらは、lyの副詞が形容詞に影響されているのですが、意味にすると全く違う意味なので、意味を撮り間違えないように注意が必要です。
まとめ:副詞と形容詞を同時に習得する
副詞というと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、英語を学ぶ人なら頻繁に使っている言葉です。
副詞は位置によって、説明する用法か限定する用法に分かれます。
しかし、形容詞と同じ仕組みなので、一度覚えてしまえば、形容詞も副詞も両方マスターしたのと同じになります。ここでご紹介した基本さえ押さえれば、後は実践のみです。スピーキングやライティングなどにも是非活用して下さい。