フィナステリド服用後の初期脱毛は悪化の兆候ですか?
フィナステリド服用後の初期脱毛は新たな毛が生えてくる前兆なのです
フィナステリドを服用すると、それまで乱れていた毛周期が正常な方向へと修正されていきます。
それに伴い、痩せて弱った毛根に生えていた弱々しい毛が抜けていくのですが、これが初期脱毛といわれています。
フィナステリドを服用し始めた方のほとんどの方に初期脱毛は見られる現象で、服用後1ヵ月~1ヵ月半ほど続くのが一般的といわれていますが、個人差もあるようです。
初期脱毛がみられたとしても、その後もフィナステリドを継続して服用することでこの現象は徐々に落ち着いてきますので、あきらめずに服用を続けることがポイントです。
フィナステリド使用開始時に初期脱毛は起こります
抜け毛や薄毛に悩み、フィナステリドを服用し始めた方たちから、「フィナステリドを飲み始めたら、逆に抜け毛が増えた」という声が多く聞かれます。
その多くは、服用し始めてから2か月以内の方たちなのですが、フィナステリド服用開始後まもなく抜け毛が増える現象は「初期脱毛」といいます。
薄毛の状態にある方たちの毛根は、やせて弱っている状態です。
フィナステリドを服用し始めると、このやせ細った毛根を強くして新たにしっかりとした毛を生成してくれるのですが、初期脱毛はこの行程でやせ細った毛根から生えている毛が抜けるという現象なのです。
つまり、ヘアサイクルを適正にする過程で発生する現象といえます。
初期脱毛は、フィナステリド服用後1ヵ月~1ヵ月半ほどの間にみられるようですが、その期間には個人差があるようです。
薄毛が目立つ人ほど、初期脱毛での脱毛量が多いといわれていますが、個人差がありすべての人に発生するわけではありません。
一般男性の抜け毛の本数は、1日当たり100~150本程度ですが、抜け毛の多い方では初期脱毛で一日300~400本程度抜けるといわれています。
フィナステリドを飲むと、新毛に押し出された毛が大量に抜け落ちる場合があります。
フィナステリドの効果は、服用開始後3カ月程度を経過してから実感してくるようですので、初期脱毛がみられたとしてもできるだけ根気強く服用を継続することが必要です。
フィナステリドは薄毛治療を目的として開発された薬ではありません
フィナステリドは元々、男性器にある前立腺の肥大や癌の治療薬として開発されたようです。
前立腺は、男性器では膀胱の下部、尿道を取り囲むように存在する臓器です。
ここから前立腺液が分泌されるのですが、これは精液の構成成分になっています。
加齢とともに生殖能力が低下すると、前立腺は委縮するか、もしくは肥大します。
元来日本人は、加齢によって前立腺が委縮しやすい人種だといわれていました。
しかし、食生活や生活習慣の変化によって、近年では前立腺が肥大する方が増える傾向にあるようです。
現代では80歳以下の日本人男性の約8割が、前立腺肥大になるといわれています。
前立腺肥大の原因は、医学が発展してきた現代でも、明らかにはなっていないようです。
性ホルモンや喫煙、肥満、アルコールや高血圧などが原因としてあげられていますが、明確に関与する因子が今のところ見つかっていないのです。
ただ、去勢した方や、元々精巣のない人(生まれつきなど)では、前立腺肥大が発症しないので、男性ホルモンの関わりが大きいと考えられています。
フィナステリドといえば、抜け毛や薄毛に対する治療薬という印象をお持ちの方がほとんどだと思いますが、実は前立腺肥大の治療が最初の目的だったようです。
フィナステリドには副作用があります
フィナステリドは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンへ変換されるのをブロックしてくれるお薬です。
身体の中に入るお薬には、どのようなものであれ必ず副作用があります。
フィナステリドの場合には服用を中止しても副作用で見られる症状が継続する可能性があるといわれているため、これを十分に理解した上で服用を開始することが大切です。
フィナステリドは、男性ホルモンに作用するお薬です。
そのため、男性機能に関する副作用がいくつか報告されています。
例としては、性欲の減退、勃起不全、精子の減少、射精障害などがあります。
このほかに胃の不快感や乳房の圧痛や肥大、抑うつ症状、めまい、かゆみ、発疹もあり、また一般に肝臓機能を示す数値(AST、ALT、γ―GTP)の上昇なども見られるようです。
しかし、フィナステリドと同量の薬剤効果を持たないものを、フィナステリドと言われて服用した人と、実際にフィナステリドを服用した人とを比較した実験で、副作用の発現頻度はさほど変わりなかったという研究結果も出されています。
上記のような副作用は、必ず現れるというものでもないようです。
(まとめ)フィナステリド服用後の初期脱毛は悪化の兆候ですか?
フィナステリド服用後の初期脱毛は、服用したほぼすべての方にみられる好転反応といえるでしょう。
初期脱毛がみられても服用を止めずに続けていれば、少しずつ抜け毛も減り、腰の強いしっかりとした毛が生えてきます。
フィステナリド服用後にみられる脱毛は、強くしっかりした毛を生やすために起こる初期脱毛という現象です。
やせ細った毛を一度抜き去ることで、ヘアサイクルが整った新たな毛を生やすための一時的な現象といえます。
前立腺肥大は、40代から始まるといわれており、加齢とともに前立腺肥大に悩む方は増加、80歳では8割程度の方がこの病気に悩むといわれています。
フィステナリドはこの前立腺肥大の治療薬として開発された経緯があるようです。
フィナステリドにも、副作用はあります。
男性機能の障害や頻度は不明ですが肝機能障害、抑うつ症状やめまい、かゆみ、発疹のような症状です。
しかし、フィナステリドを服用した人に必ず現れるというものでもないようです。
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