FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
- 顔の古い傷跡を治したい
- Q1
- 相談者: 年齢:20代前半性別:男性
2年前にお祭りで酔っ払いの相手と喧嘩になり首を絞められ、そのまま頭突きをされて前歯が唇にあたり上唇が真っ二つに断裂してしまいました。
夜中だった為、どこの病院もやっておらず緊急の病院へ行き縫ってもらいました。
しかし、外科の担当がいなくて内科担当の医者に処置してもらった為、雑な応急になってしまいました。今現在、上唇が左右非対称になっていて片側がたらこ唇みたいに外側も内側もふっくら膨らんでとても気になります。
内側に対しては膨らんでいる為、物を食べる際よく自分の歯で噛んでしまい、噛んでの繰り返しでとても痛いです。
なので2年前の傷ですがなるべく左右同じ形に近づけたくて病院に行こうと思っているのですが、整形外科なのか形成外科、またはどこがいいのか教えてほしいです。
- A1
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 形成外科を受診してください。
上口唇の瘢痕を切除して再縫合をすれば、ほとんどわからない程度まで改善できます。
- Q2
- 相談者:はな年齢:10代後半性別:女性
私は、小学校3年生のころに鼻の下を噛まれました。ちょうど鼻の下の真ん中で縦に1センチです。しかも、まっすぐな線ではなくて「入」という字のような感じです。
形成外科に行きましたが、お医者さんからはもう完全に最終形態ですね。と言われました。白傷だからです。さらにあまりいじりたくない傷ですね。と言われました。
レーザーをやっても意味がないとも言われたので、ずっとこのままこの傷と向かいあって行かなければと考えると憂鬱でなりません。
鼻の下のちょうど真ん中は、やはり、治すのは難しいですか?
縫ったとしても傷跡にまた傷跡を重ねるだけだともおっしゃっていたのですが無意味ですか?
- A2
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 診察をしなければ詳細がわからないので具体的なアドバイスが出来ませんが、一般的に、「白傷」でも瘢痕を切除して縫合しなおせば多少は目立たなくなるものです。
お掛かりになった「形成外科」は「あまりいじりたくない」と仰っているのですから、手術できないといっているわけではなさそうですし、かなり目立たない瘢痕と判断をなさったのかもしれませんが、「入」の一辺だけでも細くなると更に目立たなくなる可能性もあります。
10代後半なら、顔の大きさもこれ以上は大きくならないので瘢痕の大きさも固定しているでしょうし、他の形成外科でセカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
- Q3
- 相談者:akn年齢:30代前半性別:女性
6年前タクシー乗車中に事故にあい、おでこから瞼にかけアルファベットの『J』のような傷跡ができました。後遺症障害7級で示談しています。
形成外科でステロイド注射をしていただいたためケロイドはできていませんが、眉毛が2箇所毛が生えない状態になっています。
通っていた形成外科、セカンドオピニオンで別の形成外科でも『傷間を詰めるのは無理』『化粧で隠せるから大丈夫』と言われました。
傷幅は2㎜あるかどうかですが、傷上は別の箇所とは色も違うようになり傷がわかります。できれば移植やアートメイクの施術ができないかと思っています。
別の方への回答に『瘢痕性禿髪部には毛根は存在しないので、レーザーなどの治療は効果ありません。』と書かれていますが、アートメイクは無理でしょうか?その他解決案はないでしょうか?
アートメイクされている形成外科が近くにないため病院へ行く前にわかればと思っています。
- A3
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 「通っていた形成外科」あるいは「別の形成外科」は直接診察をなさっているのですから正しい判断をなさっているものと思いますが、一般的に「傷幅は2㎜あるかどうか」の「眉毛」欠損のある瘢痕ならば、切除縫縮して「傷間を詰める」ことは可能です。
瘢痕切除縫縮をすると変形が残る可能性を見越して、「『傷間を詰めるのは無理』『化粧で隠せるから大丈夫』」という結論だったのかもしれません。
さて、瘢痕を隠すための自毛の「移植」も「アートメイク」も可能です。
自毛植毛は「傷幅は2㎜あるかどうか」の「眉毛」部分なら数十分~1時間程度で手術は終わるでしょうし、後頭部から1本の毛根をまばらに採取してくる方法なら、毛根を採取した部分の瘢痕も目立ちません。
眉も「眉毛」の流れに沿って移植できます。
難点は、移植した毛は髪の毛なので一般的にもともとの「眉毛」と比べて太いこと、伸びる速度がもともとの「眉毛」より速いうえ、髪の毛のように長く伸びるので定期的にカットしなければいけないことの2点です。
「アートメイク」は瘢痕部分にTatoo(入れ墨)をするので、その後のケアは楽でしょうが、時代とともに流行りの眉毛が変わってもそれに対応できないこと、化粧の際にペンシルや眉マスカラで眉を描くなら「アートメイク」自体が必要ないことが検討材料として挙げられます。(「アートメイク」は通常数年で薄くなります)
30代前半でまだまだお化粧を楽しむつもりなら、瘢痕切除術が可能か再度別な形成外科でセカンドオピニオンを求めてみて、やはり手術が困難ならお化粧で隠す対処が正解かもしれません。
- Q4
- 相談者:あき年齢:30代前半性別:女性
こちらのサイトで、ほかの方の質問を拝見して、白く残った傷跡でも周囲からメラニンの沈着があり、傷がなくなる、または小さくなることがあることを知りました。
私は顔に大きさは小さいですが、白く残った線上の傷跡があります。
もう15年も前のものですが、場所が場所のため大変気になります。
これをきれいにしたいのですが、何か良い方法はないでしょうか。
現在は家庭でできるピーリングを行い、小さくならないか繰り返しています。
結果としては、への字型だった傷跡がI字型の傷跡になりましたが、それ以上は、何度繰り返しても改善が見られません。
- A4
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- ほとんどの「線状の傷跡」は瘢痕切除手術で細くなりますし、術後2年程の経過を待てば極めて目立たなくなることも少なくありません。
フラクショナルレーザーやRFも瘢痕の改善に有効です。
「家庭で出来るピーリング」では目立った改善効果は得られないと考えられます。
申し訳ありませんが、「顔」の「大きさは小さい」「白く残った線状の傷跡」という情報だけでは最適な治療法のアドバイスが出来ないので、形成外科専門医を受診して相談してください。