私たちの知らない海の中で、生物が危険に曝されています。
そうなの?と軽く済ませられる問題ではないのです。
このままいくと食卓に魚が登場しなくなるかも知れません!
もう寿司も魚の煮付けも食べられなくなり、「大昔は魚ってものがいたんだよ」という話になってしまいます。
そして美容の大敵、様々な肌トラブルに加え、癌などの病気のリスクがやってきます。
その問題の原因の1つが、ボディーソープや歯磨き粉、スクラブ洗顔などに入っている、とても細かいマイクロビーズと呼ばれるものです。
表示にはポリエチレンやポリエチレン末、ポリプロピレンと書かれることが多いようです。
マイクロビーズは研磨剤として入れられています。
形は粒状のビーズなんですが、その細かさの一例をあげると、有名企業のスクラブ洗顔の場合で一本あたり33万個ものビーズが入っています。
一本でこの量ですから、どれだけ小さいか想像できますね。
マイクロビーズの正体は実はプラスティックです。
このプラスティックビーズはポリ塩化ビフェニールや殺虫成分を吸収しやすく、世界的にも問題になっています。
このようなものを含んだ成分で、体を洗ったり洗顔をしたりしているのです。
食物連鎖にも打撃のある魚への悪影響
洗い終えればもちろん洗い流しますね。
このプラスティックは排水口から河川に流れ、海に到達し海底に溜ることになります。
化学汚染物質を吸収する性質がありますから、その間に毒性は増していきます。
ちなみに、世界の海に流れるプラスチックごみは、年間何百万トンという量だそうです。
小さなプランクトンや小魚は、この海底に溜ったマイクロビーズを餌と間違えて食べ、毒性を持ったプランクトンや小魚になるか、またはマイクロビーズが排出できないことで死滅してしまいます。
海の中でも食物連鎖があります。
毒性を持った小魚たちを普通の大きさの魚が食べれば、その毒性は増していきます。
そして餌になるべき小魚が死滅すると、その魚を食べる魚が死滅してしまうといった、食物連鎖の悪循環になりつつあります。
中型の魚が1の毒性を持った小魚を5匹食べ、この中型の魚の毒性は5に。
大型の魚が5の毒性を持った中型の魚を3匹食べ、この大型の魚の毒性は15に。
といったイメージですね。
安全な洗顔はないのでしょうか?ちょっと調べてみました。
天然由来成分・安全・安心の謳い文句の裏側
スクラブ洗顔の中に、天然由来成分と書かれているものもありますが、よくよく調べてみると、水酸化カリウムの文字を発見しました。
これは多くの危険を秘めた物質です。
吸入も、皮膚にも、目にも、飲みこんでも、いずれの場合も医師に相談と書かれています。
洗顔の後は必ず洗い流すのに、環境に放出してはいけないとも書かれています。
また、食品や飼料と一緒に輸送しないように警告していることからも、この物質がいかに危険かがうかがい知れます。
皮膚に使う製品の成分でありながら、「反復又は長期の皮膚への接触により、皮膚炎を起こすことがある」というのも信じがたい話です。
天然由来成分を謳われると、消費者は良さそうだと思いますよね。
しかし成分表示を確認すると現実が見えてきます。水酸化カリウムはその一例です。
体や顔を清潔にする為に使っているはずの日用品が、やがては自らの病気を招き、食糧がない日を作り出す原因になってしまうかもしれません。
世界はマイクロビーズは禁止する方向に向かっています。
それに引き換え、日本ではまだ規制はありません。
スクラブ洗顔は簡単に使えて便利ですが、世界中で禁止の動きが出るような危険なものを使うよより、昔ながらの石鹸で構わないのではないでしょうか?
世の中には安全な石鹸も売られています。
皮膚科の専門医の中には、
「日本人は綺麗にしすぎで、逆に皮膚のバリアをなくしてしまう」
という意見もあるぐらいですから、清潔にし過ぎるのも考え物かもしれません。
何事も程々ぐらいがちょうどいいのだと思います。
キレイになれない?プラスチック入りスクラブ洗顔のデメリット
魚の命を奪い、食卓から魚料理を消滅させる可能性以外の、その他プラスチック入りスクラブ洗顔のデメリットをまとめてみました。
肌を傷つける
プラスチックのビーズの粉は丸いわけではなく、皮膚の角質を取るために角のある形になっています。その角で角質を取るので、洗えば洗うほど皮膚の表面に細かい傷がついてしまうのです。
また、アイシャドウやその他の化粧品にも使用されていることがあり、目の中に入ることもあります。そうすると目の表面が傷つけられてしまいます。
ベビーパウダーなどにも入っていることがあり、要注意です。
角質が厚くなる
同じ場所に対して刺激を与え続けると、皮膚はその場所を守ろうとして結果的に角質が厚くなってしまいます。
ペンダコや、スポーツされる方がスポーツの種類によって、特定の場所だけ皮膚が硬くなるようなものです。これはきちんと病名があり、強皮症と言います。
バリア機能低下
実は皮膚の表面には皮膚を守るために多数の常在菌がいます。
しかし顔を洗いすぎることで顔に常在菌がいなくなり、体を守る手段がなくなってしまいます。
そして怖いばい菌がはびこることになってしまうのです。
ニキビになりやすい
ニキビの元はアクネ菌です。
常在菌がなくなることにより、アクネ菌に侵されやすくなります。
上記のようにバリア機能が低下してしまうと、ニキビにも必ず繋がってきます。
洗っても洗ってもニキビがなくならないという人は、洗いすぎで常在菌がいなくなっているということを疑ってみても良いかもしれません。
ターンオーバーリズムが狂う
むりやり皮膚の表面をビーズで削り落とすことにより、本来もっている皮膚が生まれ変わるリズム(ターンオーバーリズム)が狂い、皮膚の生まれ変わりが早くなったり遅くなったりします。
その結果、強皮症になるなど皮膚の異常を引き起こします。
いかがでしたか?
きれいになるために使っているはずのものが、そううまくもいかないようです。
プラスティックを使わないスクラブ洗顔があるとしたら、使ってみたいものですね。
余談ですが、東南アジアの人たちはマイクロビーズどころか、合成界面活性剤の入った洗顔では顔を洗わないそうです。
なので、皆さんお年を召してもお肌が健康的なツヤを持ち続け、ピカピカだそうです。私たち日本人も、健康的なツヤを取り戻したいですね。