ワキガのにおいを表すのによく使われる表現が、「鉛筆のにおい」というもの。
このほかにも、鉛筆の「芯」のにおいと言われたり、鉛筆の削りかすのにおいという人もいます。
これは、ワキガ独特の刺激臭が、鉛筆の主成分である黒鉛、つまり金属のにおいに似ているから。
錆びたにおいとか、古い10円玉のにおい、と表現されることもあるように、
ワキガのにおいは金属臭に近い刺激臭です。
金属臭は人の身体から発せられる機会の非常に少ないにおいでもあるため、
周囲にとっての不快感につながってしまいます。
一度気づいてしまうと、とっても気になるワキガのにおい。
「もしかしてワキガかも?」と心配している人の中にも、周囲の「ちょっと、鉛筆臭くない?」なんて言葉に敏感になっている人もいるかもしれません。
逆に、ワキのにおいは気になるけれど、鉛筆のにおいとは違うから私はワキガじゃない、と安心している人も要注意。
人によって体臭がそれぞれ違うように、ワキガのにおいも人によって違うんです。
鉛筆のにおいに似たにおいを持つタイプは多いのですが、全く違うタイプのにおいを持っているワキガの人もいます。
そして、違うタイプであってもワキガのにおいは強く、ケアを怠ればその分においは周りに伝わります。
そのため、気づかぬうちにワキガ臭をふりまいてしまっている場合もあるんです。
ほかのにおいタイプには、ネギやタマネギのようなつんとするタイプ、
シュウマイや肉まんを蒸したときに似た古びた油のようなタイプ、香辛料のようなあとに残るタイプなどがあります。
数は少ないですが、腐乱臭がするという人もいます。
総じて悪臭と呼ばれるワキガではありますが、驚いたことに、
香辛料に近いにおいを持つワキガのタイプには、「いいにおい」と思われるようなにおいをもつ人もいるんですよ。
ワキガのにおいはアポクリン腺から分泌される粘り気のある汗と、
肌に残る皮脂や細菌が反応しあって発生するものです。
皮脂のタイプや、細菌の量によってにおいが違うのは当たり前です。
アポクリン腺の量も人によって違うので、たとえば右ワキはワキガだけど左ワキは無臭、や右ワキは鉛筆のにおいで、左ワキは香辛料系のいい香り…なんて人もいるそうです。
そのため、気づきにくい、治療に時間がかかると思われているワキガ。
しかし、ケア方法はどのタイプも同じ、そしてどのタイプであってもにおいを抑えられるのも同じです。
しっかりとしたケアを覚えて、自分のにおいと付き合っていきましょう。