汗が招く肌トラブル!夏の美肌づくりは汗対策がポイント

今年の夏は格別に暑いですね。そんな暑さと切り離せない悩みが『汗』。お肌を潤してもくれる大切な汗ですが、大量の汗をかいた後にはケアを疎かにしてしまうと、化粧崩れするだけではなく、お肌にも様々な影響を与えてしまいます。

そこで今回は、“夏をすっきりきれいに過ごすための汗対策”をご紹介します。

汗の役割と肌トラブル

汗には、体温を一定に保つ役割があり、必要以上に上がってしまった体温を下げる働きをしています。

汗をかくことは、健康のためにはとても大切なことなので、汗をかかないようにするのが良いことでは決してありませんが、汗をかいた後にそのまま放置してしまったり、間違った方法で対処してしまった場合には肌トラブルに繋がってしまいます。

顔汗による主な肌トラブル

■ ニキビや吹き出物
■ 毛穴詰まり、黒ずみ
■ かぶれ(赤みや炎症)
■ 乾燥


夏の暑さとともにこれらのお悩みが強く出るようになった場合は、汗のダメージによるもの可能性が大いにあります。汗をかいた後のケアを見直していきましょう。

汗はお肌に良いの?

汗には、暑い時や辛いものを食べたときに出るような目に見える汗と絶えず肌を潤すために角質層から出ている汗(不感蒸泄)があります。

“天然の化粧水”とも言われる汗ですが、実はうるおいをもたらしてくれる汗とは、不感蒸泄と呼ばれる目に見えない、自覚のない汗のことを指します。しかも、天然の化粧水として汗がきちんと働くためには、角質層(お肌の最表面層)で作られる水分を保持する因子(NMF)が十分な量あって、角質層自体が健康である必要があります。角質細胞間がすかすかでダメージを受けている状態だと、いくら汗で肌を潤そうとしても、水分(汗)を抱え込むことができないので水分は蒸発していく一方・・・。決してお肌が潤うことはありません。

汗は、基本的に体内の温度を下げるために出るもので、潤いを与えるためのものではないことを覚えておきましょう。

ドロドロ汗とサラサラ汗のちがい

また、暑い時に身体はあまり汗が出ないのに、顔だけに汗をかいてしまう方(ズバリ運動不足です!)は、“汗の質”が悪いので特に気をつけてください。

全身から均等に汗をかいている状態ならば、汗腺からのミネラル再吸収がしっかり行われ、塩分濃度の低いサラサラ汗となります。逆に、顔だけに大量に汗が出てしまう場合は、塩辛いドロドロ汗になります。これは、汗が汗腺を素早く通り過ぎてしまうため、ミネラルが再吸収されず、そのまま分泌されてしまうためです。塩分を多く含むドロドロ汗はお肌へのダメージがより大きくなるので、自分のかいている汗がサラサラなのかドロドロなのか、ちょっと意識してみてください。

正しい夏の汗対策

では、夏の汗対策にはどのようなことに気をつければよいでしょうか。

こまめに拭き取る 


汗をかいたままにしておくと、角質層が水分を吸収してふやけてきます。ふやけた状態はとても傷つきやすいので要注意です!また、汗を放置するとお肌がアルカリ性に傾き、細菌が繁殖しやすくなります。汗をかいたら、こまめになるべく早く拭きとりましょう。拭く時は、こすったり、強く抑えたりしないように。優しくそっと押さえるようにしてくださいね。

拭き取る時には清潔なタオルハンカチやコットンパフなどを使いましょう。コットンパフなどの使い捨てのものは、蛍光染料や漂白剤不使用のものを選ぶと良いですね。オーガニックコットンでつくられた生成り(漂白されていない薄茶の状態)のパフがおすすめです。ただし、ドロドロ汗の場合はコットン繊維が顔に残ることがあるので、少し水で濡らしてから使うと良いでしょう。

洗顔料は石けん素地のものを使う


帰宅後はいち早く洗顔をして汗や汚れを落としましょう。使う洗顔料は、合成界面活性剤の入っていない、石けん素地を洗浄成分とする洗顔料(固形石けんなど)がおすすめです。石けん素地の洗顔料は水に触れると界面活性作用がなくなるのが特徴。水で洗い流した後にお肌に不要な成分が残らず、汗でデリケートになりがちな角質層を健康な状態に保つことが出来ます。

しっかり保湿


汗をかいた後の保湿は鉄則です!汗が蒸発した後は、お肌の水分も蒸発しています。お肌表面には皮脂だけが残ってベタベタするため、肌が潤っていると勘違いしやすいのですが、実は内側は乾燥していることが多いのです。

洗顔後は、化粧水を重ね塗りしてしっかりと水分補給を。1回目を塗って乾き始めてきたタイミングで2回目を塗ってください。一度に大量に塗っても角質層に取り込める量は決まっていて、それ以上は肌表面から蒸発してしまい、意味がないですし、逆に蒸発から乾燥を招くことになるのでやめてくださいね。

また、夏場は化粧水だけで油分を塗らない方もいらっしゃいますが、化粧水だけでは水分が蒸発してしまうので、水分を閉じ込める役割のある油分を適量使いましょう。皮脂の組成に近い植物性オイルなどを化粧水で保湿したあとに薄く伸ばすと良いでしょう。あくまでも皮脂膜の補助として、「ちょっと少ないかな」と思うくらいの量からお使いください。日中のテカリが気になっている方も、油分を少量補ってあげると、過剰な皮脂分泌が抑えられて効果的です。

いかがでしょうか。これからさらに暑くなって汗をかく季節、汗と上手に付き合って美肌を保ちましょう。

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