【医師が教える】鏡を見るのが怖い!M字ハゲになるかもしれない4つの原因とそれぞれの対処法
生活ケア監修医師のご紹介
AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太
2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。
薄毛や抜け毛の中でも、特に前髪や生え際は自分でも確認しやすいため、気になってしまうことも多いでしょう。鏡の前に立つと「このままM字ハゲになってしまうのでは……」と、不安になる場合もあるのではないでしょうか。
そこで、生え際の抜け毛や薄毛のリスクとして考えられる4つの原因をAGAタイムスがご紹介します。原因を把握することは、予防・改善の第一歩です!
原因1: 生活習慣
食事や睡眠など、我々ヒトが健康を保つうえで大切な基盤ともいえる「生活習慣」も、育毛と深く関係しています。
まず食事においては、食べ過ぎ飲み過ぎによる栄養の偏り、過度な食事制限によるダイエットは、栄養不足を招く可能性があります。栄養が偏ると頭皮環境にも良い影響は与えません。育毛に良いとされるミネラルや、三大栄養素のひとつであるたんぱく質などを、日頃からバランス良く摂取することが大切です。
次に睡眠ですが、髪の成長に働きかける成長ホルモンがもっとも分泌される時間帯は、入眠から約3時間といわれています。睡眠の質が低く熟睡できなかったり、睡眠時間が極端に短い場合などは育毛に悪影響を及ぼす可能性があります。仕事やプライベートで忙しくても、睡眠の時間はしっかりと確保しましょう。
原因2: 髪型や髪のダメージ
普段、何気なくしている髪型も、場合によっては抜け毛につながってしまうかもしれません。「牽引性脱毛症」は、特定の髪型によって髪が長時間同じ方向に引っ張られ続けると、負荷がかかる部分の抜け毛や薄毛につながってしまう脱毛症です。
“特定の髪型”とは、ポニーテールやポンパドールなど、髪の毛を引っ張って形作り、ゴムなどで固定する髪型が挙げられます。特に前髪ごと後ろに持っていき、後頭部できつめに結ぶような場合は注意が必要です。また常におなじ分け目にしていることも、頭皮への負担を招く可能性があります。思い当たる方は、気分転換も兼ねて時々髪型を変えるなどして予防しましょう。
またヘアカラーやパーマを頻繁におこなうことでも薄毛を招く場合があります。薬剤によって脆くなった髪は切れやすく、それによって頭髪のボリュームが損なわれてしまいます。髪が傷んでいると感じたら、ヘアカラーやパーマは少しの間控えた方が良いかもしません。また紫外線も、髪や頭皮にダメージを与える恐れがあるので、外出時は帽子をかぶるなどして予防に効果があります。
これらの症状は、突然起こるものではなく、徐々にダメージが蓄積されて発症します。日頃からケアを心がけることが大切といえるのです。
原因3: 毛穴詰まり・洗い過ぎ
「毛穴が詰まるとハゲる」なんていわれることもありますが、直接の原因になることはありません。しかし頭皮の毛穴が詰まるということは、頭皮環境を悪化させる原因にはなりえます。
頭皮を不潔にしていることはもってのほかですが、シャンプーやリンスのすすぎ不足、整髪料の過剰な使用なども、毛穴を詰まらせてしまう場合があります。毛穴に汚れが詰まってしまうと、雑菌が繁殖しやすくなたリ、アレルギー反応で炎症を起こしてしまう可能性があります。シャンプーする時は丁寧に洗うことはもちろんですが、しっかり落とすこともまた重要といえます。
汚れをしっかり落とすには、シャンプーの回数を増やせばいいというものではありません。むやみに洗いすぎたりすると、逆に頭皮に良くない影響を及ぼすことも考えられるのです。頭皮から分泌される皮脂は、紫外線などの刺激から頭皮を守るバリアのような役割を持っています。何度もシャンプーしたり、洗浄力の強いシャンプーを大量に使用したりすると、必要以上に皮脂を洗い落としてしまい、刺激に対して無防備になってしまいます。また皮脂がなくなり乾燥した頭皮は刺激から身を守るため、いつもより多くの皮脂を分泌する傾向があります。するとかえって、頭皮が脂っぽくなってしまうのです。
過剰に分泌された皮脂が毛穴を塞いでしまえば、せっかくキレイにしても意味がありません。シャンプーは1日1回、適度な量にとどめておきましょう。
原因4: 遺伝・AGA
両親や祖父母に薄毛の方がいる場合は、あなたも薄毛になりやすい体質かもしれません。
薄毛に悩む男性の多くが「AGA(男性型脱毛症)」発症しているといわれています。額の生え際の髪が薄くなる「M字ハゲ」や、つむじ周辺の髪が薄くなる「つむじハゲ」は、このAGAである可能性があるのです。
AGAは男性ホルモンが影響しているとされている疾患です。男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、「5αリゼクターゼ」と呼ばれる酵素と結びついて「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されることで、抜け毛のサイクルが早まり薄毛となっていきます。
AGAを発症する原因のひとつとして、遺伝の影響が疑われています。ただし、この遺伝的な要素はひとつの遺伝子に左右されるわけではありません。代表的なのは「DHTの感受性」といわれています。ある遺伝子の影響で感受性が高いと、AGAを発症しやすいと考えられています。
遺伝子の影響を受けると聞くと、手の打ちようがないように感じるかもしれません。しかし現在では治療で改善できるようになってきています。AGA治療の専門クリニックでは、内服薬や外用液によって多くの方が治療を受けています。AGAは進行性の脱毛症なので、もし疑いがある場合は早めに受診して、治療を受けることをおすすめします。
まとめ
薄毛になる原因は、今回ご紹介したもの以外にもたくさんあります。また生え際だけでなく頭頂部も薄毛になりやすい場所といわれていますから、M字ハゲやO字ハゲを防ぐためにも、日々の予防が大切です。
ただし生活習慣やヘアケアに十分気をつけていても、薄毛や抜け毛の症状が起こる場合もあります。その時は、薄毛治療を専門としたクリニックに相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。
監修医師のご紹介
AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太
2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。