「タバコは身体によくない・肌に良くない」というのは、すでに一般的にも知られていますよね。

片方が喫煙者、もう片方が非喫煙者の双子の写真がネット上で出回り、「こんなに差が出るんですよ!」と言われていたり。

確かに、様々な医療機関のホームページを見ても、「タバコは肌のためにやめた方がいい」という記述を見かけます。
しかしその一方で、タバコを吸っていても肌がキレイな人もいるのは事実。(女優の桃井かおりさんが代表的)

タバコは肌にどんな影響を与えるの?
それによりシミが増えることもあるの?
ヘビースモーカーでもシミひとつない人がいるのはナゼ?

タバコとシミの関係について、お話していきます。

タバコがシミの原因になる理由

タバコが肌にシミを作ってしまう理由には、主に次の3つが挙げられます。

  1. 皮膚の毛細血管を収縮させ、血流を悪くする
  2. 体内のビタミンCを消耗する
  3. 体内に活性酸素を大量に発生させる

それぞれ詳しく説明していきますね。

血流が悪くなると、どうしてシミになるの?

タバコを吸うと皮膚の毛細血管が収縮し、血の流れが鈍くなります。

血液は肌細胞に栄養を運び、代わりに老廃物を受け取る重要なトランスポーター。

その働きがタバコによって鈍くなると、せっかく「肌にいい栄養」を食事や飲み物で摂っても、肌に十分行き渡りません。そしてさらに、老廃物は細胞に溜まりっぱなしになります。

その結果肌のターンオーバーが乱れ、肌内部で作られたメラニンは出ていきにくくなります。
それがすなわち、シミになりやすくなるというワケです。

ビタミンCが減ると、肌にはどんな変化が起きる?

ビタミンCは、細胞の回復力を早め、免疫力もサポートする力強い栄養素です。
それが、タバコを吸うことで大量に失われます。

日本では「1日100㎎のビタミンCを摂取しましょう」と言われていますが、タバコ1本で25mg~50mgも消耗してしまいます。ヘビースモーカーの方なら、あっという間に体内のビタミンCが失われますね。

ビタミンCが不足すると、肌細胞の働きが鈍くなり、ターンオーバーが遅くなります。
その結果、肌内部にたまったメラニンがシミにつながる・・・という仕組みです。

またビタミンCは、肌の水分量をコントロールするコラーゲンを作ったり、ストレスに対抗する「副腎皮質ホルモン」の生成にも必要な栄養素です。

そのためビタミンCが不足すると、肌質が悪くなるばかりではなく、ストレスもたまりやすくなります。

※ビタミンCについては、こちらの記事でも詳しく説明しています。あわせて読んでみてくださいね。↓

活性酸素が肌のシミになる理由

肌のシミの最も根本的な原因が、体内に発生する活性酸素です。

これは適度な量であれば、身体に侵入してきた細菌をやっつける役割をしてくれますが、発生しすぎると逆に身体の細胞を攻撃してしまいます。

肌細胞は活性酸素の刺激を受けると、防御のために「メラニン」を作ります。
メラニンと言えばシミの元でおなじみですよね?

さて、タバコを吸うと、その活性酸素が大量に発生します。
活性酸素はストレスや紫外線を浴びることでも出てくるものなので、それに加えてタバコでも増えてしまうと、もう手に負えません。

血流が滞ったり、ビタミンCが不足したりすることも相まって、肌にシミを作るリスクは上がっていきます。

これら3つの理由が明らかになっている以上、「タバコはシミにつながる」と言われるのは納得です。

また、最近では岐阜大学の教授の研究により、
『タバコを吸う女性は、吸わない女性に比べてメラニンの産生量が増える=肌色が黒くなる』
という結果も発表されています。

その研究によると、いくら日焼け止めを使ったり、肌に良いビタミンなどを摂ったりしても、メラニンの生まれる量に変化はなく、その効果は少ないと言われています。

タバコを吸っていてもシミにならない人がいるのはナゼ?

まれに、タバコを毎日多く吸っていてもシミが少ないという人がいます。
これは一体どういうことなのでしょうか?

結論から言うと、

  • タバコによるダメージを補えるほどのケアをしている
  • 今は出ていないだけ

この2つが理由です。

タバコによるビタミンCの破壊は深刻なので、肌に影響を及ぼさないためには、失った以上に補わなければなりません。

それには食事やサプリメントの他に、高濃度ビタミンC注射・点滴という方法があります。

高濃度ビタミンC注射・点滴は、食事や内服薬では摂取できないほどの量(およそレモン1000個分以上)の高濃度のビタミンCを直接体内に注入し、細胞の隅々までビタミンCを行き渡らせる方法です。

美容クリニックなどで受けられます。
費用は1回あたり1万円~くらいが相場で、ひと月に2~3回の頻度が目安となります。

タバコの害を打ち消すぐらいのケアをするならば、やはりこれだけの手間と出費を重ねる必要がありますね。

そして、肌のシミというのはすぐにあらわれるものではなく、時間差です。

傾向としては、20代の頃に喫煙していて肌にシミがなかったという方も、30代以降になると急に肌の調子が悪くなり、シミが発生することが多いようです。

やはり体に必要な栄養素を奪ってしまう以上、それを補って打ち消すか、時間差で影響があらわれるか?という道を選ぶのは避けられないですね。

まとめ

タバコは肌のシミに繋がり、「老け肌」を作るリスクを高めてしまいます。

禁煙するのが一番ですが、なかなかスッパリやめられないのも事実。

それでもシミを消したい!防ぎたい!なら、失ったビタミンCを「補う」ことに注目していきましょう。

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