2016.04.11.15:55.153


今回は、イタリアのオーガニック認証機関「ICEA」から認証を受けた「BIORISTA ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー ZR」の成分を解析したいと思います。

このオーガニック認証は、「天然由来成分95%以上配合」している製品にのみ与えられる認証で、オーガニックシャンプーの証明とも言えます。

ただ、「オーガニックシャンプー=良いシャンプー」という図式は現代では当てはまらないので、しっかりと成分を見てみたいと思います。


BIORISTA ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプーZRの成分解析




さっぱりとしっとりの中間的な仕上がりが特徴のシャンプー。女性の育毛に効果のあるエキス類がたっぷりと配合されている。刺激性はややあり。

低刺激な洗浄成分と刺激性のある「サルコシン系」の混合タイプ


まず最初に洗浄成分についてですが、海外の硬水でも泡立ちが落ちないように「ココアンホ酢酸Na」がもっとも多く配合されています。

イタリアで販売されているのかは不明ですが、海外で使ったとしても洗浄力と泡立ちが落ちないようにこの成分が使用されているのだと思います。

低刺激な洗浄成分で、洗浄力も比較的"低め"となっています。

その次に多い洗浄成分が「ミリストイルサルコシンNa」。この成分は、頭皮への刺激が感じられるタイプで、洗浄力が高めの洗浄成分になります。

「硫酸系」などの洗浄成分と比べると低刺激ですが、殺菌力も合わせ持つため頭皮トラブルを抱えている人や敏感肌の人は注意したほうが良いかもしれません。

その他にも、刺激性緩和として「ラウリルスルホ酢酸Na」や「(カプリリル/カプリル)グルコシド」といった洗浄成分が使われていますが、刺激性の高い「ラウロイルサルコシンNa」も配合されています。

トータル的なバランスでは、低刺激な部類に入ると思いますが、頭皮トラブルにはくれぐれも注意が必要です。

洗浄力に関しては、普通肌の人にちょうど良い脱脂力に仕上がっています。

頭皮と髪の保湿には「尿素」と「グリセリン」


「ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー」には、シャンプーでは珍しい「尿素」が配合されています。

「尿素配合」のハンドクリームなどを見かけたことがあるかと思いますが、尿素には保湿効果や、肌のターンオーバーを早める効果があります。

そのため、「頭皮の乾燥によるフケ」などに悩んでいる人にとっては非常に良い効果をもたらしてくれる場合があります。

ただし、尿素は肌のターンオーバーを早めすぎる危険性もあるため、長期間の使用はあまりおすすめできない成分とも言えます。この点には注意して下さい。

そして、もうひとつの「グリセリン」は、医療用としても使われている保湿成分で、頭皮をしっかりと保湿してくれる効果があります。保湿力を売りにしているシャンプーにも多く配合されている成分です。

どちらも比較的配合量は多めとなっており、それなりの効果が期待できます。

血行促進や女性ホルモン作用などの育毛効果


「 ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー」の優れているところは、オーガニック成分である「植物エキス」にあります。

頭皮の血行促進や、抗炎症作用、女性ホルモン作用など、育毛効果に優れるエキスを中心として構成されており、健康的な頭皮を手に入れたい人には嬉しいエキス類となっています。

しかも、オーガニック認証された成分なので安全性の高さも魅力です。

香料中心でガムのように強い香り


「ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー」には、5番目に多く「香料」が配合されています。

これは、市販されているシャンプー並みに強い香りで、海外製品ということもあり、かなり強烈な香りに仕上がっています。

口コミサイトでの「海外のガムのような香り」という表現が多くみられるため、きつい香りが苦手な人は避けたほうが無難です。

コーティング剤が配合されていないので洗い上がりはギシギシ


最近は「ノンリシコンシャンプー」がブームとなっているため、髪のコーティング成分が配合されていないと思われがちですが、一般的な「ノンシリコンシャンプー」にはしっかりと「コーディング剤」が配合されています。

シリコンよりも高機能な成分にはなりますが「ポリクオタニウム-10」と呼ばれる成分です。

この成分のおかげで、シャンプー直後でも髪が絡まりにくく、指通りの良い洗い上がりに仕上がります。

対して「ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー」には、これらのコーティング成分が一切配合されていません。

つまり、洗い上がりは「ギシギシ」な状態になる可能性が非常に高くなります。

頭皮だけのことを考えるなら良いかもしれませんが、なめらかな洗い上がりを求める人には全くおすすめできないシャンプーと言えます。

髪にも頭皮にも微妙なシャンプー


「ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー」の成分について詳しく解析してみましたが、正直なところ「中途半端なシャンプーだな」といった印象です。

オーガニック成分配合や、コーティング剤などを一切使用しないなど、自然派の人に好まれそうなテイストで売り出しているわりには、洗浄成分のクオリティがあまり高くなく、香料たっぷりで強烈な香りに仕上げている、なかなか矛盾に溢れたシャンプーだと思います。

パッケージが可愛いので、女性同士のプレゼントには喜ばれそうですが、使用感が悪いため、結果としてはあまり慶ばれるシャンプーとは言え無さそうですね。

成分内容の割には価格も高めになっているので、パッケージ以外はおすすめできないシャンプーです。



商品名ビオリスタ オーガニックジューシーシャンプー ZR
販売会社(株)イデアインターナショナル/td>
内容量500ml
タイプノンシリコン
成分水、ココアンホ酢酸Na、ミリストイルサルコシンNa、ラウリルスルホ酢酸Na、(カプリリル/カプリル)グルコシド、香料、グリセリン、尿素、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、パンテノール、加水分解シルク、アルニカ花エキス*、ゴボウ根エキス*、ヨーロッパシラカバ葉エキス*、ラベンダー花エキス*、セイヨウイラクサエキス*、セイヨウキズタエキス*、セージ葉エキス*、ヨーロッパキイチゴ葉エキス*、ビルベリー果実エキス*、ザクロ果実エキス*、セイヨウカボチャ果実エキス*、グルコノラクトン、安息香酸Na、塩化Na、ソルビン酸K、乳酸、へキシルシンナマル、リナロール(*オーガニック原料)