いつもカサカサしたりピリピリしたりとつらい乾燥肌。このような状態は、体の外側からケアするだけではなく内側から体の機能を整えることも大切です。そのためには、食生活も重要ですが同時に摂る水分の補給方法や飲み物にも注目したいところです。
肌が乾いているのだから水分は何かしら摂っておいた方がよいのではないかというのは純粋な発想です。もちろんその通りなのですが、ただ水分を摂ればよいというわけでもありません。
一説では、水を大量に飲めばその分体内の代謝がよくなり、老廃物を体外に出す動きが活発になるというものがありますが、これは一概に正解とも言えないようです。むしろ、一度にたくさんの水分を摂ってしまうことは、体内の機能を鈍らせてしまうことにもなってしまうのです。
適度に、そして体に負担をかけない水分補給の方法を知っておくべきです。また、その飲み物に関しても有効なものがあります。それらをうまく取り入れて、乾燥肌を撃退してしまいましょう。
つらい乾燥肌を改善したい一心で、「とにかく潤したい」「たくさん水分を摂れば悪いものを排出しやすくなる」といった思いから一度に大量の水分を摂ってしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、そこには落とし穴が存在します。
水分はただ摂ればよいのではなく、その適切な量や飲むタイミングがあるのです。そのポイントを押さえれば効果的に乾燥肌を防ぐことができます。乾燥肌の改善は一朝一夕には行えません。じっくりと自分の体質を変えていくつもりでないと明確な効果を得られるどころか逆に体調を崩してしまうことにもなりかねないのです。
大量に水分を飲んでしまうことでお腹を冷やして壊してしまう可能性もありますし、それだけではなく胃の消化機能さえも鈍らせてしまうことも考えられます。それがたとえ乾燥肌によいとされる飲み物であってもです。何事も適量とタイミングが大切ということです。
1日に大人が補給するべき水分量はそんなに多いものではありません。それを超えてしまうと、乾燥肌の改善どころではなく、他のさまざまな不調を引き起こしてしまうことにもなります。
水分補給のコツさえつかめば、有効に乾燥肌に作用させることができます。
1日に成人が摂取するべき水分量は1500ml~2000ml程度とされています。あまり水分を摂らない方にとっては多い印象かもしれませんが、だいたいコップ1杯を200mlとすると、起床時から数えて1日に6回に分けて飲むとそれだけで1200mlを摂ることができます。さらに、食事中に飲むお茶などを含めると2000mlはわりと無理なく飲むことができる量です。
しかし、これを一気に飲めるからといってまとめて飲んでしまうと、胃腸の機能に弊害をもたらします。お腹を冷やしてしまうことはもちろんですが、胃に大量の水分が入ってしまうことによって胃液が薄められてしまい、その後に消化すべき食べ物を正常に処理できなくなってしまいます。こうなると胃腸に食べカスが蓄積し、体外に排出されにくくなります。それがさらに乾燥肌を悪化させてしまうことにもなりかねないのです。
よくデトックス効果を狙って大量に水分を飲む方がおられますが、全くの逆効果になってしまうということです。
そして、飲み物に関してはビタミン類を摂れるものがよいとされています。肌の潤いを守ったり体内の機能を上げたりといった効果が期待できる青汁や酵素などが近年注目されている飲み物です。また、大豆から作られる豆乳もコレステロールを下げる働きがあることで有効とされています。
では、適量の水分量を守りながら乾燥肌に効果のある飲み物を摂取するにはどのようにするべきでしょうか。ちょっとしたコツで無理なく潤いのある体になることができます。
飲み方を考える
前述のとおり、水分を一度にたくさん摂ってしまうと胃腸の働きを弱めてしまう危険性があります。少量ずつを何回かに分けて飲み、最終的に1日の摂取量に届けばよいわけですから、そのタイミングを決めておきましょう。
【欲しいときではなく決めたとき】
喉が渇いたからといってがぶ飲みをしてしまっては、気付かない間に大量摂取をしてしまうことにもなってしまいます。きちんとタイミングを決めておいて、その都度こまめに水分補給をしておけば、そんなにたくさんの量を一度に飲んでしまうこともなくなります。
ただし、夏場など大量に汗をかいたり暑くて体温を下げたかったりする場合には、さらに十分に水分は摂ってください。
それ以外の通常時には、
・起床時
・毎食時
・入浴後
・就寝前
・間食時
などというタイミングを決めて、その都度コップ1杯程度の水分を摂るとまんべんなく行き渡ります。
【飲み物を分ける】
毎食時や間食時のお供にする飲み物はお茶などでもよいですが、その他のときに乾燥肌にも有効な青汁や豆乳をはさみこむのもよいでしょう。酵素は少しずつ飲むものであるため、気付いたときでも問題ありません。
その他の飲み物を考える
前述では青汁や酵素、豆乳が乾燥肌に効く飲み物と記していますが、その他にも体の機能を整えるものがあります。
【その他の有効な飲み物】
・しょうが湯
・ハーブティ
・フルーツジュース
しょうが湯とハーブティは体の芯を温め、血流をよくしてくれます。フルーツジュースはなるべく加工したものではなく自ら絞った生ジュースがおすすめです。新鮮なビタミンCをたくさん摂取することができます。
【ポリフェノールの摂りすぎに注意】
ウーロン茶などに含まれるポリフェノールは、脂肪を分解してくれる効果があることで知られています。脂質の多い食べ物を食べるときに一緒に摂ると効果的ですが、このときにも飲みすぎると必要以上に脂肪の吸収を妨げてしまうことになるため、必要な脂肪分までストップしてしまうことになります。これが乾燥肌を進行させるきっかけになる可能性もあるため、飲む量には注意が必要です。
飲み物の飲み方1つでも、やり方によっては乾燥肌に有効に働くことがあります。そのコツをつかめば、体の中から乾燥肌を改善できるきっかけになるはずです。ただし、水分を摂りすぎると逆に体調を崩すことともなり、肌に補給する水分も入っていかないといったことも起きます。また、お腹を壊してしまうと逆に脱水症状を起こす可能性もあり、潤いどころではなくなってしまうため、水分補給には十分気をつけましょう。