突然ですが、みなさんは口の中に銀歯はありますか?
口臭の原因は何かと考えると舌にこびりつく舌苔や、もしくは胃からきているニオイを想像しがちです。抜歯をした時にも、口の中に何か違和感のあるニオイを感じることがあるかもしれません。しかし、その口臭の原因が銀歯だとしたら?
銀歯にしたから安心だと思い込んではいませんか?せっかく虫歯を無くしても、銀歯そのものが臭いと困りますよね。「口の中が何か臭い…」その口臭の原因はもしかすると銀歯かもしれませんよ。
歯磨きしても口が臭い…銀歯で口臭が臭くなる4つの原因
【銀歯による口臭の影響】銀歯と歯の隙間に物が詰まりやすい
歯に銀歯を被せることによって、どうしても歯と銀歯の境目に隙間は出来てしまうものです。
歯医者で銀歯にしてもらってすぐはきっちりと歯に型が合っていても、月日が経つごとに唾液や酸などの影響で劣化してしまいますし、歯と銀歯の間に隙間が出来てしまうことがあります。
歯と銀歯の境目に隙間や段差が出来てしまうと、そこに食べ物が詰まりやすくなり食べカスが溜まってしまいます。この隙間や段差に細菌が溜まりやすくなって、口臭の原因になるのです。
このわずかな隙間にも食べ物は詰まってしまいますが、歯ブラシで磨くのはなかなか難しいものです。
だからといって、この部分のケアを疎かにしてしまうと食べカスが溜まったまま腐ってしまい「生ゴミのような口臭」や「膿のような強烈な口臭」を放つようになってしまいます。
【銀歯による口臭の影響】銀歯を接着するセメントの劣化
銀歯を歯に接着する場合、セメントというものを使用するのですがこのセメントも月日が経つにつれて口内の唾液や酸などで溶けだしてしまうことがあります。
しっかりと歯と銀歯を接着しているセメントが溶けてしまうことで、歯と銀歯の境目に隙間が出来てしまってここに食べカスや細菌が侵入してしまい口臭の原因になってしまいます。
【銀歯による口臭の影響】銀歯の下の歯が虫歯になっている
「銀歯にしたから、もう虫歯になることはない!」と安心してしまう人も多いようですが、それは大きな間違いです。銀歯と歯の境目に隙間が出来てしまうとその隙間から、細菌が侵入して繁殖し虫歯が再発する恐れもあるのです。
虫歯を治療し銀歯や詰め物をしたにも関わらず、歯と銀歯の隙間から細菌が入り込み虫歯が再発することを「二次カリエス」といいます。
銀歯を被せていることから、二次カリエスになっていてもなかなか気が付かない人が多いのですが歯の痛みや口臭で銀歯の下の歯が虫歯であることに気付く人が多いようです。
よって、気付いた時には虫歯が進行していて取り返しのつかない事になることもあるので、定期的に歯医者に通うことが賢明です。
【銀歯による口臭の影響】歯周病が口臭の原因に
銀歯をしていることで、銀歯を被せている歯やその周辺の歯茎は炎症を引き起こしやすくなってしまいます。
歯茎が炎症を起こし腫れると、歯周ポケットと呼ばれる歯茎と歯の間の溝が大きくなってしまい、そこに細菌が入り込みひどい場合、歯周病になってしまう可能性があります。
歯周病を放置してしまうと歯周ポケットの溝はどんどん深くなり歯茎からの出血や膿が出るようになり、メチルメルカプタンというガスが口内で発生しタマネギが腐ったような臭いや生ゴミのような強烈な臭いが口臭となってあらわれてしまいます。
このような、まるでタマネギが腐ったような口臭があらわれ始めた場合は歯周病にかかっている可能性が高いので注意が必要です。
また、歯磨きをしたのにその後もすぐ口臭が気になるという人は歯磨きをした後に銀歯の歯の歯茎を指で触ってみてください。もし、歯を磨いた直後でも指にキツイニオイがするようであれば歯周病である疑いがあります。
虫歯と同じく、歯周病かもしれないと少しでも自覚がある人は早めの歯医者での検査が必要です。
銀歯が臭くならないために覚えておきたい口臭対策
歯医者で歯のクリーニング・定期検診を受ける
何よりも大切なのは、歯をキレイに磨いて清潔を保つこと。
しかし、銀歯をしていると普段の歯磨きではしっかり掃除が出来ていないことがほとんどです。そのために定期的に歯医者に通うことは何よりも大事なことです。歯のクリーニングと同時に、歯の定期検診を受けることで銀歯の劣化や虫歯の有無などの早期発見に繋がります。
新しい銀歯に取り換える
銀歯にも寿命があります。その年数は人によって異なりますが、月日が経てば経つほど歯と銀歯の間に隙間が出来たりと劣化がみられ始めます。その解決策に、銀歯を作り替えるのも1つの手です。
しかし、いくら銀歯を新しく変えたからといって、ケアの仕方が悪いとまた結局銀歯の劣化を早める原因になりますし口臭も戻ってきてしまいます。
そうならないためにもとにかく銀歯を装着した後も、口内ケアを怠らないこと。銀歯を被せていると歯との間に必ずわずかな隙間は出来てしまうので、その部分を中心に普段の歯磨きよりも、より入念な歯磨きケアが必要です。
虫歯になるリスクも高めてしまう可能性があるのでしっかりと歯を磨いて歯垢をキレイに落とすように心がけましょう。
【自分で出来る口臭対策】日頃から銀歯の手入れを怠らない!
入念に徹底した歯磨きを行う
自分自身で歯磨きをするとなると、なかなか完璧な歯磨きケアは難しいものです。どうしても自分の歯磨きだけでは不安という人は歯医者へ行ってクリーニングしてもらうと良いですが、とにかく意識して入念に歯磨きを行うようにしましょう。
特に銀歯を被せている部分はしっかりと歯磨きしないといけません。
歯間ブラシやデンタルフロスを上手に使いこなす
銀歯を被せている歯そのものが炎症を起こしている場合もありますが、歯垢が銀歯と歯の隙間に入り込んでしまわないためにも、歯間ブラシやデンタルフロスで普段から取り除くように癖づけておくと良いでしょう。
やりすぎると、歯茎から出血してしまうこともあるので良くないですが夜寝る前や食事をした後などに行うとより効果的です。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用していて歯と銀歯の境目に引っかかるようであれば銀歯の隙間が大きくなってしまっているかもしれないので異変を感じたら必ず歯医者へ行ってチェックしてもらうようにしましょう。