肌荒れ対策に飲みたいドリンクの選び方
肌荒れを栄養ドリンクで改善していきたい場合にはどんな成分が配合されており、自分にとって効果が期待できるかどうかをよく確認したうえで選んでいくことが大事です。
肌荒れ対策でドリンクを飲む場合は原因を把握した上で選ぶ
まず基本中の基本として何が原因で肌荒れを起こしているのか、できるだけ正確に把握しておきましょう。たとえば老化が原因の場合にはビタミンCやビタミンEをはじめとした抗酸化成分が配合された成分がもっともお勧めです。
ただ肌荒れの理由はひとによって異なるので自分なりの事情を踏まえた上で確認しておくことも大事なのです。
肌荒れの大きな原因となるターンオーバーの乱れに関してはプラセンタエキスやプロテオグリカンが配合されたドリンクがお勧めです。
これらの成分には皮膚細胞の働きを活性化してターンオーバーを改善する働きがあります。肌荒れを起こしてしまっている肌から新しく健康的な肌への入れ替わりを促すことで改善効果が期待できるわけです。
ただ注意したいのは必ずしも美容目的、美肌目的に開発されたドリンクの中から選べばよいというわけではない点です。
肌荒れ対策ドリンクを選ぶ時は風味や添加物・値段にも注目する
市場にはさまざまな目的で健康・栄養ドリンクが発売されていますが、その中には肌荒れ対策にも効果が期待できるものが少なくありません。
たとえば疲労回復効果のために配合されることが多いたんぱく質やアミノ酸は皮膚の原材料となる成分なので肌荒れ対策にも有効です。
また摂取したこれらの成分を体内で皮膚へと代謝させるうえで欠かせないビタミンB群もドリンクで摂取することで対策に役立ちます。ビタミンB群はレバーやうなぎなど少々クセのある食材に含まれていることが多く、食事で補うのが難しい面もあるのでドリンクでの摂取が役立つでしょう。
さらに腸内環境の悪化が肌荒れの原因となっているケースもあります。体内の免疫細胞のじつに6割が存在しているという腸内の働きが低下すると免疫力が低下し肌荒れをもたらす雑菌が繁殖しやすくなります。
ですから肌荒れと便秘などお腹の不調の両方を抱えている方は乳酸菌が配合されたサプリなども選択肢に入れてみましょう。
こうしたポイントを踏まえたうえで飲みやすさや添加物などにも目を向けて選べば自分に合った肌荒れ対策用のドリンクを見つけられるはずです。
風味をよくするために糖分を有効成分と併せて配合している製品もあるのでカロリーが気になる方はチェックしておきたいところです。
あとは長期的に飲み続けることを前提に無理なく購入できる価格帯の中から選ぶこと、短期間で効果が実感できるわけではなく、最低でも2~3ヶ月くらいは継続して飲み続けることを前提に選んでいくことも必要です。
プロテオグリカンの肌荒れへの効果
プロテオグリカンはエイジングケアの分野でとくに注目を集めている成分です。かつては非常に高価な成分として知られていましたが、抽出・製造技術の進歩によって現在ではスキンケア製品や栄養ドリンクにも広く配合されるようになっています。
プロテオグリカンはヒアルロン酸の130%もの保水力がある
このプロテオグリカンがエイジングケアで注目を集めている背景には2つの優れた効果が挙げられます。
まずは保水効果。年齢を重ねると水分を保つ保水力が低下しどんどん肌から水分が失われていくことで乾燥が加速していきます。厄介なのは水分だけでなく美容液などで補った美容成分も蒸発して失われやすくなっていくことで、せっかく一生懸命ケアしても十分な効果が得られないといった問題が出てきます。
そのためにも保湿による保水力の改善がエイジングケアの鍵となるわけですが、プロテオグリカンにはヒアルロン酸の130~140パーセントのも優れた保水力が備わっています。そのため非常に効率よく保湿対策に役立てていくことができるのです。
もうひとつの効果はEGF様効果です。EGFといえばエイジングケア効果、とくに皮膚細胞の働きを活性化させる働きで知られている成分です。
年齢を重ねると細胞の働きが低下することでターンオーバーが遅れがちになっていきます。肌のターンオーバーは通常28日周期といわれていますが、これが40代になると40日以上、50代になるとさらに50日以上にまで伸びてしまうといわれています。
プロテオグリカンに含まれるEGF作用は乾燥・敏感肌の改善効果にも期待できる
そうなると新しい肌と古い肌の入れ替わりがスムーズにいかなくなり、古い肌が蓄積することでくすみやたるみ、しわ、シミといったトラブルが起こりやすくなるのです。
EGFはそんな皮膚細胞の働きを活性化させてターンオーバーを促す優れた働きがあるわけですが、プロテオグリカンにはそんなEGFと似た働きが備わっているのです。
ですからエイジングケアにおける2大ポイントといってもよい保湿とターンオーバーの活性化を同時に行うことができるのがプロテオグリカンの最大の魅力となります。
これは肌荒れ対策においても同様で、乾燥が改善できればバリア機能も向上してそもそも肌荒れが起こりにくくなりますし、ターンオーバーが活性化すれば肌荒れを起こした肌から健康な肌への入れ替わりもスムーズに行われるようになるのでまさに一石二鳥の効果が期待できるのです。
もともと乾燥肌・敏感肌で肌荒れを起こしやすい方は肌質そのものの改善にも効果が期待できるかもしれません。
このプロテオグリカンはスキンケア製品に配合される機会が多いのですがドリンクで体内から取り入れることも可能です。一日の5~10ミリグラムが目安といわれているので配合量などもチェックしたうえで自分にあったドリンクを選んでみるとよいかもしれません。
プラセンタの肌荒れへの効果
プラセンタはターンオーバーを促す働きで注目されている美容成分です。もともとエイジングケア成分として活用されていましたが現在では美白成分など幅広い用途で活用される機会が増えています。またスキンケア製品だけでなくドリンクやサプリメントで体内から補うことができる製品も人気です。
プラセンタには胎児の成長を促すための様々な成分が備わっている
このプラセンタとは「胎盤」を意味する言葉で、動物の胎盤から抽出されたエキスを使用しています。ですから単独の成分ではなく、胎盤由来のエキスにはさまざまな成分が含まれています。
そこには胎児の成長を促すためビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養分が豊富に含まれており、肌の健康はもちろん、体全体の栄養補給にも役立ちます。
たとえばビタミンならビタミンB1、B2、B6、B12、C、E、Dなど。ビタミンB群はたんぱく質やアミノ酸をエネルギーに代謝するうえで欠かせない成分ですし、ビタミンCとEは老化を防ぐ抗酸化成分としておなじみです。
エネルギー代謝が行われなければ健康な皮膚や粘膜も作られず、ターンオーバーが機能しなくなります。また老化は乾燥やターンオーバーの低下など肌の機能全般を劣化させるため肌荒れが起こりやすい環境を作ってしまいますから、ビタミンCとEの抗酸化作用はとても重要です。
ミネラルではカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分などが含まれています。
現代の女性はとくに鉄分と亜鉛が不足がちといわれており、鉄分不足による貧血や血行不良、亜鉛不足によるホルモンバランスの乱れといったトラブルを抱えやすい環境にあります。
プラセンタに含まれる成長因子がターンオーバーを促進する効果がある
これらのトラブルも肌荒れと深く関係しているだけにプラセンタによる栄養補給は大きな意味を持つわけです。
さらにプラセンタの最大のメリットといってもよいのがグロースファクター(成長因子)の存在です。胎児の細胞分裂を促すこのグロースファクターには皮膚細胞を活性化させる働きもあり、肌荒れを起こした肌と新しく健康な肌への入れ替わりを促すことができます。
このようにプラセンタは肌荒れだけでなくさまざまな肌トラブルをもたらす肌環境の悪化・劣化に対して幅広く働きかけてくれる成分です。
スキンケア製品で補うだけでなくサプリメント、ドリンクで体内から補うことで相乗効果も期待できるでしょう。肌荒れを起こしやすい方、くすみやシミの悩みも抱えている方はぜひとも日々のケアに取り入れていきたい成分です。
なお、プラセンタには馬由来、羊由来、豚由来、植物由来など原材料によっていくつかの種類があるので製品を選ぶ際には内容をよくチェックしておきましょう。
コラーゲンの肌荒れへの効果
コラーゲンといえば美容成分の代表格、女性が日ごろのスキンケアで必ず補っているといっても過言ではありません。そんなコラーゲンはもともと体内に存在していることもあってアレルギーのリスクが少ないなどの理由からサプリメントやドリンクにもよく配合されています。
コラーゲンは保湿効果とハリの維持で肌荒れ対策に役立つ
このコラーゲンとはたんぱく質の一種、そして体内に存在しているたんぱく質の中でももっとも含有量が多いものです。美容成分としておなじみなので肌に含まれているイメージも強いですが、実際には肌だけでなく筋肉やじん帯、軟骨などさまざまな場所に存在しています。
そんなコラーゲンの美容効果はおもに二つあります。まずは保湿効果。セラミド、ヒアルロン酸と並んで3大保湿成分とも呼ばれており、角質層内で水分を保持する非常に大事な役割を担っています。
乾燥が進むとバリア機能も低下し、外部からの刺激によって肌荒れを起こしやすくなるだけに肌荒れ対策としてもとても効果的なのです。
もうひとつは肌のハリを維持する働きです。角質層の奥にある真皮層では繊維状のコラーゲンがエラスチンとともに網の目のように張り巡らされる形で肌全体を支えています。
しかし加齢や紫外線のダメージによってこのコラーゲンが減少してしまうと支える力が低下してたるみやしわの原因となります。また真皮層のコラーゲンはターンオーバーとも関わっているといわれており、この部分でも肌荒れ対策と密接なかかわりがあります。
コラーゲンはターンオーバーを促進効果がある
しかし一方でコラーゲンに関しては賛否両論、さまざまな意見が取りざたされている状況です。とくにドリンクやサプリメントの形で体内に取り入れる場合、どれだけ効果があるのか意見が分かれています。
コラーゲンを摂取してもそのまま肌に働くわけではなく、いったんアミノ酸やペプチドに分解されてしまうため、摂取しても美容効果はあまり期待できないのではないか、という意見も強いのです。
その一方ではコラーゲンを摂取することでターンオーバーを活性化し、体内でのコラーゲンの生成を促すといった効果が備わっていることが最新の研究によって明らかになっており、やはり肌荒れ対策を含めたスキンケアに効果が期待できるのでは、との意見が有力になっています。
スキンケアに役立つためのコラーゲン摂取量の目安は一日5グラム程度といわれており、これを食事で摂取するのは非常に困難です。それだけにサプリメントやドリンクでうまく補っていくことが内面からの肌荒れ対策に役立つでしょう。
ヒアルロン酸の肌荒れへの効果
ヒアルロン酸といえば保湿成分の代表格、年齢を問わずスキンケアには欠かせない存在となっています。肌から水分が失われていくと乾燥するとともにバリア機能が低下していきます。
ヒアルロン酸は肌や軟骨で水分を溜め込む働きがある
その結果紫外線をはじめとした外部からの刺激を受けやすくなるほか、雑菌が繁殖しやすくなることで肌荒れやニキビができやすい環境になってしまうのですが、ヒアルロン酸はそんな乾燥とバリア機能の低下を予防・改善するのに非常に役立つ成分なのです。
この成分はムコ多糖類の一種でもともと体内に広く存在しているものです。関節の軟骨部分にも存在しているので、近年ではスキンケアだけでなく高齢者の関節痛対策にも役立てられる機会が増えています。
どの場所でも水分を溜め込むことでクッションの役割を担っており、肌では乾燥とハリ、関節部分では衝撃を和らげるのに役立っています。
ですから肌荒れを起こしやすい方はまずヒアルロン酸をうまく補って乾燥しにくい状態を作ることが大事なのです。
この成分は加齢とともに肌の含有量が減少していくといわれますが、じつはもっとも多く含まれているのは赤ちゃんの頃、その後成長していくにつれて少しずつ減少していきます。
つまり何もケアしなければどんどん減少して肌が水分を保つ能力が低下していくため、外から適度に補っていく必要があるわけです。
ヒアルロン酸は分子量や原料で体内への吸収率が異なってくる
そんなヒアルロン酸ですが、スキンケア製品に配合されるだけでなくサプリメントやドリンクにも使用されています。肌に直接塗布して浸透させるだけでなく体内に取り入れることでも活用していくことができるのです。
なお、製品に配合されているヒアルロン酸にはいくつかの種類があり、動物から抽出されたもののほか、乳酸菌やミドリムシ、アメーバーなどが抽出されたものなどがあります。
ドリンク、サプリメントで摂取する場合には動物から抽出された天然ヒアルロン酸と呼ばれるタイプの方が安全性の面でお勧めです。
もうひとつ、肌荒れへの効果を高める上で重要なのが分子量です。もともとヒアルロン酸は分子量が大きく、そのままでは肌に浸透しにくいことからスキンケア製品では分子量を小さくして配合されています。
この点はドリンク、サプリメントでも同様で、体内に吸収されやすくするためにも分子量を小さくしたものを選んだほうがよいでしょう。
ドリンク、ヒアルロン酸でヒアルロン酸を摂取する場合には肌荒れ対策としてだけでなく、広い意味での美容・健康への効果が期待できます。スキンケア製品に比べると効果を実感しにくい面があるものの、若々しく活動的な生活を送りたいという方にもピッタリの成分といえます。
ビタミンCの肌荒れへの効果
ビタミンCは「万能の美容成分」とも呼ばれており、さまざまな肌トラブルの予防・改善はもちろん、エイジングケアや美白対策などさまざまな方面で活躍してくれる成分です。この成分をいかにうまく日々のスキンケアに取り入れ、その効果を活かすことができるかどうかが美容対策の鍵を握るといっても過言ではないでしょう。
ビタミンCの優れた抗酸化作用は肌の老化ケアに役立つ
そんなビタミンCの肌荒れへの効果のポイントは老化を防ぐ抗酸化作用にあります。細胞を酸化させ老化を進行させてしまう活性酸素を抑制する優れた作用があるためエイジングケアに広く用いられています。
肌荒れは老化による乾燥やバリア機能の低下で起こることが多く、ビタミンCの抗酸化作用をうまく活かすことで肌荒れが起こりにくい肌作りを行っていくことができます。
また代謝機能を向上・改善させることでターンオーバーを活性化する働きも肌荒れに非常に有効です。
ターンオーバーが活性化すれば肌荒れを起こしてしまった角質の排出を促し、新しく健康な肌へと入れ替わらせることができます。
肌が傷んでいたり、老化が進んでいるとターンオーバーの周期が遅れて肌荒れがなかなか治りにくい状態になりますし、炎症のダメージで角質に色素沈着が起こってニキビ跡やシミができやすくなってしまいます。こうした点からもビタミンCの摂取はとても重要な成分といえるのです。
肌荒れがもたらすシミやにきび跡に関してはメラニン色素の生成を抑制する美白効果にも触れておくべきでしょう。
ビタミンCは他の成分とも相性が良く総合的に肌荒れ対策に役立つ
肌が刺激を受けると保護するためにメラニン色素が生成されます。肌荒れを起こしやすいバリア機能が低下した肌はその分メラニン色素が生成されやすく色素沈着を起こしやすい状況にあります。
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑制することで色素沈着を起こすリスクを軽減することができるわけです。
他の成分との相性も大事なポイントです。たとえば正常な皮膚を保つのに欠かせないビタミンAや抗酸化作用に優れたビタミンEを活性化させる働きもあるため、それぞれの成分を単独で摂取するよりも併せて摂取した方が相乗効果が期待できるのです。
それから亜鉛。現代の女性が不足しがちといわれているこのミネラルにはホルモンバランスを調節するなど肌荒れをはじめとした肌環境の改善に役立つ働きを持っています。そんな亜鉛をビタミンCと併せて摂取すると体内への吸収がアップするため、効果を最大限に活かしたい場合にお勧めです。
このようにビタミンCは肌荒れへの働きだけに絞ってみてもじつに幅広いアプローチで役立ってくれます。やはり日々のスキンケアに欠かせない成分といえるでしょう。なお、ドリンクやサプリメントなら問題ありませんが、食事で摂取する場合には加熱すると壊れてしまうので注意が必要です。