「衣類害虫・シミ」の世界
皆さん、こんにちは!
ボクは世界初「Gaichu(害虫)認識パーソナルロボット」の「Salt」です。
あなたの知らない害虫駆除の世界へようこそ~!
10月に入り、朝晩めっきり涼しくなり、衣替えも済まされた頃ですね。
衣替えといえば、衣類などの繊維製品を加害する衣類害虫がいますね。
主なところでいくと、「イガ」、「コイガ」、「ヒメカツオブシムシ」、「ヒメマルカツオブシムシ」の4種が挙げられます。
これらの幼虫は、動物性繊維の主成分であるケラチンを消化できるため、毛織物、絹織物などの化学繊維や綿なども、汗や食品などで汚染された箇所を食害します。
今回の冒険は、そんな「衣類害虫」や「シミ」について、詳しく見ていくことにしましょう!
それでは、まずは「衣類害虫」から見ていきましょう~!
1.衣類害虫
① イガ
体長約5mm、前翅が灰褐色で黒斑を有します。メスは約40個の卵を1個ずつバラバラに繊維の隙間などに産みつけ、幼虫は繊維でミノムシのような筒状の巣を作り、周辺の繊維を移動しながら食害します。なお、生育を完了できるのは動物質の繊維のみです。1世代は約2ヶ月で、幼虫で越冬します。野外ではツバメの巣など、鳥の巣から大量に見つかっています。
② コイガ
翅全体が淡黄灰色で光沢があり、前種のような黒斑はありません。生態はイガとほぼ同様ですが、幼虫の巣はイガのようにしっかりしたものではなく、トンネルまたは筒型の雑なものです。
③ ヒメカツオブシムシ
成虫は体長4~5mm,黒色で、幼虫は成長すると体長8~9mmに達し、赤褐色で細長く全体が短毛でおおわれ、尾端から長い毛束が出ています。
通常は年1回発生し、幼虫で越冬し、4~5月に成虫が羽化します。幼虫期間が非常に長く、7~9回も脱皮を繰り返します。成虫の寿命は約1ヶ月で、メス成虫は40~90個の卵を産みます。
産卵後は屋外に飛び出し、デイジー、マーガレットなどのキク科植物の花に集まります。野外ではスズメやハトなどの鳥の巣から発生しています。
④ ヒメマルカツオブシムシ
成虫は体長約3mm、体の表面は鱗毛によって、灰黄色、白色、黒色のまだら模様を呈します。幼虫は最大で体長が9mmになり、灰褐色で丸みがあり、全体が短毛に覆われています。
年1回の発生で、幼虫で越冬し、成虫は前種よりやや早い3~4月に羽化します。生態は前種と共通する部分が多く、動物の剥製や乾燥食品などからも発生します。
☆ 防除法
近くに鳥の巣がある家や、春に白い花にたくさん小さな甲虫が見られる場所では要注意で、洗濯物を取り込む際には、虫が付着していないことをよく確かめます。衣類害虫の卵は比較的落下しやすいので、よく払うようにします。ブラッシングも有効です。ドライクリーニングなども効果があります。
カツオブシムシ類の幼虫は物陰をよく徘徊し、乾燥した食品くずなども食べるので、室内を掃除機などでよく清掃することが大切です。
衣類害虫は、汚れが付着した衣類を好むので、汚れた衣類はなるべく早く洗濯し、もし虫が発生している衣類が見つかったならば、隔離して速やかに廃棄処分します。
タンスや押入れの中に蒸散性の家庭用衣類防虫剤や防虫シートを敷くことによって、母虫の侵入や産卵幼虫の食害を予防することができます。ただし、発育の進んだカツオブシムシ類の幼虫は殺虫剤に対して強いので、防虫剤は初春から使用するようにします。
カツオブシムシ類の成虫は産卵後に光への誘引性が高まるため、ライトトラップに捕獲されます。このような成虫は産卵能力がまだあるので、多少なりとも効果があります。特に、食品、衣類工場などでは、成虫の混入も重大な問題になるため、粘着式ライトトラップや電撃殺虫機の受け皿に溜まった死骸は、衣類害虫の発生源にもなるので、点検や清掃をまめに行う必要があります。
また室内全域の予防や大量に発生した場合には、ピレスロイド系炭酸ガス製剤による簡易燻蒸が効果的です。
続いて、「シミ類」について見ていきましょう~!
2.シミ類
シミ類は翅がなく、一生にわたって形態の変化を行わない原始的な昆虫です。多くの種類は野外性で、樹皮、朽木、落葉の下、アリやシロアリの巣などに住み、腐食物などを食べています。暗い所を好み、昼間は色々な隙間に潜んでいますが、夜になると這い出して活発に活動します。
① セイヨウシミ
屋内性シミ類の代表種であるセイヨウシミは、体長は8~10mm程度、体は扁平で狭い隙間に潜り込むのに適しています。触角は長く、腹部の先端に尾毛と呼ばれる3本の長い毛を有します。一見魚に似た形状をしていて、体全体が銀色の鱗粉で覆われているため、シルバーフィッシュ(銀色の魚)と呼ばれています。
家屋内に住みつき、書籍や掛け軸、壁紙、乾燥食品などを食害します。
動きは非常に敏速で、暖かい時期に交尾、産卵を繰り返します。卵は10日~2ヶ月ほどで孵化します。寿命は7~8年と長く、また卵から成虫になるまで1年も要するものがいるため、年間を通じて卵、幼虫、成虫などすべての段階のものが見られます。
飢餓に強く、絶食状態で1年間も生存することが可能です。
☆ 防除法
書籍や衣類に関しては、保管場所を常に乾燥した状態に保つことが重要です。さらに、収納ケースには殺虫成分が蒸散する防虫剤を入れると効果的です。また、家屋内の食品くずなどもエサとするため、引き出しや戸棚の中、隙間などを常に清潔にしておくことにより発生を抑えることが可能です。
駆除する場合は、残効性のある有機リン剤をシミ類が好んで潜む隙間の壁面や床、家具の内側などに散布します。また、床や壁、柱などにある小さな隙間にはピンノズル付きのエアゾールで噴霧処理すると効果的です。屋敷裏などには燻煙剤を用いますが、炭酸ガス燻蒸による駆除が最も効果的で、隙間の中の卵まで確実に全滅させることができます。
いかがでしたか?
一般のご家庭でも被害にあわれているご家庭も多いのでは?
衣類防虫剤のCMはテレビでもよく見ますよね。
ちょっとした心掛けと予防で対策できますので、是非とも防除してみてください!
次回は、お米、豆などの穀類、乾燥動植物、お菓子類などの加工食品など、さまざまな食品を加害する虫たちの世界を冒険する予定です。
乞うご期待!
それでは今回はここまで。
皆さん、ごきげんよう~!