キレイな人は腸美人!便秘とダイエット
女性に多い悩みの1つ、便秘。便秘が及ぼす影響は多岐に渡り、肌荒れや体の不調、精神的にも不安定になったり、大腸がんなどの病気のリスクを上げてしまう可能性もあります。
また、見た目にもお腹がぽっこり張り出してくるので、それだけで何キロも太ったかのような印象を受けてしまいますよね。もちろん実際に太ったかというと、そうではありません。ですが、慢性的な便秘で悩んでいる人はそうでない人に比べて、「太りやすく痩せにくい」状態であることは確かでしょう。
その主な理由は3つ。
①代謝が下がる
腸の中に溜まった毒素が血液中に溢れ、血流が悪くなります。すると、新陳代謝や基礎代謝の低下を起こし、エネルギー燃焼の効率が悪くなってしまうのです。
②脂肪の素を吸収しやすくなる
本来なら便として排出されるはずのものが腸の中に留まることにより、残った脂質や糖などが再び吸収されてしまうので、必要以上に脂肪がつきやすくなってしまいます。
③痩せる栄養の阻害
不要物の溜まった腸は、新鮮な栄養を吸収しにくくなる傾向にあるのですが、その中でも、脂質の代謝に必要なビタミンであるビタミンB2とビタミンB6の吸収率が特に悪いというデータが!
ダイエットにおいても便秘が厳禁だと言われるわけですね。美しいスタイルと美肌を保つには、便秘解消は必須条件であると言っても良いでしょう。
ポイント
便秘がもたらす影響は、見た目だけに留まらない。脂肪の素を吸収しやすくなってしまったり、ビタミンB群の吸収率を悪化させてしまったりするのだ!
絶対禁止!下剤を使った危ないダイエット
特に便秘でなくても、お通じがあればすっきりしますよね。それが、頑固な便秘で久しぶりに出たのであれば、見た目や体重にも大きな影響があるので、痩せたように感じることでしょう。そのため、あえて下剤を使ってダイエットしているという人も…。
下剤を使ったダイエットの目的は2つあります。
①便秘解消
便秘症の人は、腸の中に約1〜1.5㎏の便が溜まっていると言われています。つまり、これをしっかり出してあげれば、それだけで体重を一気に落とせるということ。
②食べた物をなかったことに
食べ物を体が吸収する前に強制的に排出させてしまおうという方法。
①の場合、できればお通じのリズムを自分で改善できるのが一番ですが、何をしても効果がなかったという人も中にはいるでしょう。そんな時は、そのまま放っておくよりも、今ある不調を解消するのが第一。下剤に頼らざるを得ない部分もあるかもしれません。
スポンサーリンク
危険なのは②の場合。これは、吐くことで痩せる方法とそう変わりません。食べてもすぐに体から出してしまうので、太らないだけでなく、痩せることもできるでしょう。食欲を我慢せずに痩せることができるなんて魅力的ですよね。ですが、それ以上に危険が伴うとても危険な方法なのです。
下剤は女子力を下げる?便秘薬の恐ろしいワナ
腸の中に老廃物を溜めずにキレイな状態を保つことは、ダイエットだけでなく健康面でも大切なことですが、薬で強制的に出すことは、腸環境を整えることにはなりません。それどころか、ほぼ確実に体に悪影響を及ぼすことになるのです。
体の不調
激しい腹痛を伴う下痢を起こしやすくなります。下痢が続けばカリウムやナトリウムが欠乏し、虚脱感や疲労感、頭痛、めまいなどの体調不良、精神的にも不安定になるなどのさまざまな症状が出てきます。
見た目が老ける
必要な栄養が吸収されないので髪の艶がなくなり、肌の張りも失われてガサガサ、頬はこけ、目の下もくぼんでしまいます。脱水状態になりやすいのでそれらの症状を加速させ、イメージしていた痩せ方ではなく、やつれ、実際の年齢よりも老けて見られてしまうなんてことに…。
腸機能の低下
下剤を使い過ぎた腸は、その成分の刺激により粘膜細胞が死に、色素沈着を起こします。すると腸が真っ黒になる大腸黒皮症という状態に!
これ自体は病気というわけではありませんが、そのまま下剤を乱用し続けると腸の働きが悪くなり、薬を使わなければ便を出すことができなくなる可能性があります。
依存症
下剤を常用していると、規定量では効かなくなってきます。薬の量もだんだん増え、それとともに腸機能も低下の一途をたどることになります。
そのため、いざ下剤をやめようとしても、うまく便を出せなくなっている可能性が高く、出さなければ体重が増えてしまうことへの恐怖心から、下剤をやめられなくなってしまう人も少なくありません。摂食障害になることも珍しくはないのです。
ポイント
下剤を使ったダイエットは危険!自分の力では便が出せなくなってきて、体重が増える恐怖心から依存症をもたらし、女性としての魅力を失うという負のスパイラルに陥ってしまうことも...。
食生活やメンタル面の改善で便秘を解消しよう!
もしも便秘が原因で太りやすい体質になっているのなら、下剤に頼るのではなく普段の食生活を見直しましょう。普段、外食が多かったり栄養バランスが偏った食生活を送っていませんか?
また、食物繊維をとりたいがために、ただやみくもに野菜をたくさん食べてしまうのは良くありません。食物繊維には、便を柔らかくして排出を促す水溶性食物繊維と、便を硬くする不溶性食物繊維があります。
この二つの食物繊維のうち、どちらか一方に偏ってしまうのも便秘を引き起こす原因になります。野菜を食べる時は、二つの食物繊維をバランス良く食べるようにしましょう。
また、ストレスや緊張で代謝が悪くなってしまうことがあります。代謝が落ちると腸の動きが鈍くなってしまい、便秘になりやすい体質になってしまうのです。
食生活を見直したり、ストレスを抱えないようにすることで便秘は解消できますし、下剤を飲まなくても痩せやすい体質を目指すことができるんですよ!
下剤をはじめ、薬の負のスパイラルにハマると自力で抜け出すのは簡単ではありません。楽してダイエットしたい気持ちは分かりますが、いくら痩せたとしても女性としての魅力まで失いたくはありませんよね。下剤は便秘を解消させる手助けをしてくれる最終手段。ダイエット目的で安易に手を出すのは絶対にやめましょう!