女性なら誰でも聞いたことがあるカモミールですが、どんなハーブか知っていますか?
カモミールはハーブティーだけでなく、スキンケアや体のお悩みへの対処にも使われてきた歴史のあるハーブです。
カモミールの種類や効果、副作用、上手な使い方などについて詳しくご紹介します。
カモミールってどんなハーブ?
カモミールは、ヨーロッパを中心に古くから親しまれているハーブのひとつです。
カモミールは小さくて白い花を咲かせ、その香りが林檎に似ていることからギリシャ語で「カマイ・メロン(地面の林檎)」→「カモマイル」という名前がつきました。
別名「マザーハーブ」「植物のお医者さん」「母の薬草」などと言われ、子どもからお年寄りまで使える穏やかな効き目が特徴です。ちなみに和名はカミツレです。
カモミールの種類
カモミールにはいくつか種類がありますが、薬用として使われるのは主に2種類です。
ジャーマンカモミール(一年草)
ハーブティーとしてよく飲まれます。精油としては香りが弱めです。
ローマンカモミール(多年草)
精油やアロマテラピーによく利用されます。お茶に使うと苦味が出ます。
カモミールがもつ効果・効能
ではカモミールにはどのような効果、効能が期待されているのでしょうか。
カモミールのもつ優れた特徴についてみていきましょう。
女性ならではの悩みを緩和
カモミールは古くから女性のための薬として使われてきました。生理痛や生理不順を和らげ、生理に伴って起きるイライラや頭痛・吐き気などのPMS(月経前症候群)にも効果的です。
さらに、女性に多い貧血や冷え性、更年期障害にも有効です。
胃腸の調子を整える
カモミールに含まれるアズレンという成分は、胃の粘膜や消化機能の働きを整えます。
また、ストレスからくる胃痛や腹痛にも効果を発揮します。
気管支炎や鼻づまりに
カモミールは気管支炎や鼻づまりなどの症状を和らげます。また、花粉症などのアレルギー症状にも効果を発揮しますが、ブタクサアレルギーがある場合は悪化することがあるので注意が必要です。
保湿効果
カモミールの和名はカミツレ。保湿効果が高く、乾燥肌や敏感肌の人向けのスキンケア用品や入浴剤、シャンプーなどによく使われています。
また、香りがとても良く、髪の毛にツヤを出すのに効果的です。
抗炎症効果
カモミールに含まれるアズレンには抗炎症作用があり、膀胱炎や歯周病、やけどなどに効果を発揮します。そのため薬にも配合されることもあります。
リラックス効果
カモミールの甘い香りには心身のリラックス・鎮静効果があり、不眠やうつ症状に悩む人に役立ちます。
カモミールに副作用はあるの?
カモミールには私達に嬉しい効果がある一方で、副作用もありますから、きちんと理解して使い分けていく必要があります。
妊娠中は使わない
副作用というわけではありませんが、カモミールは妊娠中の人には向きません。
女性の体の巡りをよくする通経作用が、妊娠中の場合には悪影響を及ぼすことがあるためです。
キク科アレルギーの人は使わない
カモミールはキク科の植物のため、アレルギーがある人には向きません。
また、花粉症の原因のひとつでもあるブタクサもキク科なので、ブタクサアレルギーがある場合は使用を控えましょう。
カモミールの使い方
実際にカモミールはどんな風に使われているのでしょうか。
私達が取り入れやすい、具体的な使用方法をご紹介します。
ハーブティーで楽しむ
ハーブティーに主に使われるのはジャーマンカモミールです。
ハーブには乾燥させたドライタイプと、生のフレッシュタイプがあります。
カモミールは自宅でも簡単に栽培することができ、フレッシュを使うと特に香り高いハーブティーが楽しめます。
1年を通じて手に入りやすいのはドライタイプでしょう。
乾燥させることで成分が凝縮されて栄養価もアップします。
冷え性やイライラに効くため、生理中や生理前に摂る飲み物としてぴったりです。
また、ノンカフェインなので子どもからお年寄りまで楽しむことができますよ。
茶葉を使う場合
- ティーポットとティーカップにお湯を注いで温めておきます。
- ポットのお湯を捨て、茶葉を淹れます。ティーカップ1杯(150ml程度)に対して茶葉がティースプーン1?1.5杯が目安です。
- お湯を注ぎ、蓋をして3?4分蒸らします。
- お湯を捨てたカップにハーブティーを注ぎます。
ティーバッグを使う場合
- ティーカップにお湯を注いで温めておきます。
- カップのお湯を捨て、ティーバッグを入れてお湯を注ぎ3分蒸らします。
蓋の代わりになるようなものを使うと効果的に蒸らせます。 - ティーバッグを取り出します。
入浴剤として使う
ハーブティー同様、茶葉やティーバッグを入浴剤として使うこともできます。
茶葉はだしパックなど目の細かいものに入れ、お湯につけながら軽く揉み出しましょう。
ティーバッグならそのまま2~3個入れるだけなので簡単です。
保湿効果が高いため、敏感肌・乾燥肌の人に特に向きます。
カモミールの精油を2~3滴入れるのも手軽でおすすめ。
香りを楽しむポプリやサシェとして
林檎のような甘い香りを楽しむには、ポプリやサシェにしてみましょう。
好きな柄の薄い布やガーゼにドライカモミールを入れ、リボンでデコレーションしたり、ヒモをつけてクローゼットにつるしたりして使います。
ベッドのそばに置いておけばリラックス効果もあります。
スキンケアに
カモミールは抗炎症・保湿効果があるため、スキンケアにも活用できます。
カモミールを使った化粧水の作り方
- 遮光瓶にエタノール5mlを入れます。
- カモミールの精油を3滴落とし、よく振ります。
- 精製水を45ml入れ、さらによく振って完成です。
冷蔵庫に保管し、1ヶ月以内に使い切りましょう。
肌が乾燥しやすい人はグリセリンを2.5ml~5mlほど足してください。
アロマテラピーに
カモミールの精油は比較的効果ですが、その分高い効果が得られます。
イライラしたときや生理前にぜひ使ってみてください。
アロマディフューザーがなくても、ハンカチやティッシュに精油をたらすだけでも充分です。
<まとめ>
いかがでしたか。カモミールの歴史は古く、また利用方法はとても幅広いことに驚かされますよね。管理人はカモミールの入浴剤を使って、保湿効果や肌トラブル改善効果も実感しています。
あなたも自分に合った方法で、カモミールを毎日の生活に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。