私たちの目の一番奥にある網膜・黄斑部という部分は、目をカメラに例えると、フィルムやセンサーの役割をしており、「見る」ことにとって最も大切な器官です。
網膜・黄斑部が病気で影響を受けるということは、視力に重大な影響を及ぼす可能性があります。
しかもそれらの病気で失った視力は、眼鏡やコンクタクトレンズで取り戻すことはできません。
そのため、できるだけ早期に病気を見つけ、治療を受けることが大切です。
網膜・黄斑部・硝子体とは
- 網膜
眼球をカメラに例えた場合、網膜はフィルム、デジカメであればセンサーに当たるものです。
レンズに相当する角膜・水晶体から入った光が網膜に当たると、網膜はそれを電気信号に変え視神経を介して脳に刺激を伝えます。その結果私たちはものが見えるということになります。 - 黄斑部
黄斑とは網膜の中心にある直径1.5 mm?2 mm程度の小さな部分の名称で、外から入ってきた光が焦点を結ぶ場所です。
文字や色を識別するほとんどの細胞が集まっており、網膜の中でも視力の感度が最も高く、ものを見るときに最も大切な働きをしています。 - 硝子体
眼球の内部の大部分を満たしている無色透明のゲル状の組織です。眼球の形を維持すること、その弾性によって外からの圧力や刺激を分散して眼球を守ること、入ってきた光を屈折するといった役割を担っています。
網膜・黄斑部疾患のセルフチェック方法
以下のような症状がある場合は、網膜・黄斑部に病気がある可能性が高いのですぐに受診するようにしてください。
以下の様な症状はございませんか?
当院の治療法
網膜裂孔、円孔の場合ははがれかかっている裂孔や円孔のまわりの網膜を熱凝固することにより、網膜剥離への進行を止めるために用いられます。
また、糖尿病網膜症の場合は、網膜の血の巡りの悪い部分を熱凝固することにより、新生血管の発生を阻止して網膜症の進行を止めるのを目的として行われます。
どちらも症状の根源を治療するというよりも、症状の進行を食い止めるための間接的な治療として用いられます。
この治療は視力低下の予防を期待して行われるもので、視力回復の手段ではありませんが、失明という最悪の事態を予防するために積極的に行われています。
日帰り硝子体手術
硝子体手術とは眼球の内部にある硝子体というゼリー状の組織を除去し、直接目の内部に治療を行う手術です。
治療する病気の種類に応じて、眼内からレーザーで網膜を凝固したり、剥がれた網膜を復位したり、増殖組織や膜組織を切除したり、出血を抑えたりするために眼内の水を気体などに交換する硝子体置換術といった治療を組み合わせて行います。
手術の手順
手術は局所麻酔で行います。手術室で眼の消毒をした後に眼の下の部分に麻酔注射をします。
症状によっては硝子体手術の前に白内障手術を行う場合があります。
次に、眼に1ミリの小さな穴を3箇所あけ、1箇所に注入針を固定して還流液を入れ、残った2箇所から眼内を照らす眼内照明と硝子体カッター等の手術器具を挿入します。
その後、眼内照明の光を頼りに、顕微鏡を見ながら網膜や硝子体に直接処置を行います。
手術までの流れ
手術は30分で済むものもあれば、症状によっては2時間以上かかる場合もあります。
症例によって異なりますので診察時に医師にお問い合わせください。
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検査・診察手術方法・手術日の決定
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手術前検査眼科的精密検査、採血・血圧などの全身検査
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硝子体手術(30分~2時間程度)
1時間半前に来院。
手術後はリカバリー室で30分程度休んで帰宅して頂きます。
硝子体手術後は、眼帯をして帰っていただいています。
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術後検査(術翌日、術後3日、術後1週間後)
術後の経過は定期的に通院していただき経過観察を行います。
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手術前後の注意点
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感染防止のためにも、前日に入浴と洗髪をしていただき、体を清潔にしてください。
(※手術当日は入浴出来ません)。 -
同意書は必要事項を記入し、捺印の上お忘れなくご持参ください。
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香水・整髪料などの揮発性のものの使用は控えてください。
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手術当日のお化粧は控えてください。(ノーメイク)
※メイクをしていると化粧品の微粒子が目に入り、感染症の原因になる場合もあります。 -
ご本人による車等の運転は控えてください。
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網膜剥離等一部の手術では、手術後の一定期間、うつぶせ姿勢をして頂く場合がございます。
医師の指示に従って決められた時間・期間必ずうつぶせ姿勢を維持するようにお願いします。 -
手術翌日は首から下はご入浴いただけます。また洗顔も水洗いは避け軽くタオルで拭う程度にしてください。
3日後からは洗顔も可能です。一週間後からは、通常通り洗顔やご入浴が可能となります。
※眼は押さえないようにしてください 。 -
手術後一週間は眼を押したり、こすったりしないでください。
傷口が完全にふさがっておらず眼にばい菌が入りやすい状態です。 -
眼をあまり酷使することは避けてください。眼の乾きや疲れを感じやすくなる為、テレビや読書も眼が疲れない程度にして下さい 。
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「眼圧上昇」
術後に眼圧が上昇する場合があります。
そのため、術後に「高地への旅行」「全身麻酔・歯科での吸入麻酔」を予定している場合は、ご相談ください。
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費用について
適応する疾患により費用が異なりますので、詳しくは診察時にお問合せください。
また、網膜・硝子体手術は保険適用ですので各負担額により、費用が異なります。
執刀医のご紹介
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経歴
昭和62年3月 京都大学医学部卒業 平成5年7月 ハーバード大学ジョスリン糖尿病センター研究員
(~平成8年1月)平成6年3月 京都大学大学院医学研究科博士課程修了 平成8年2月 京都大学大学院医学研究科視覚病態学助手 平成11年7月 京都大学大学院医学研究科視覚病態学講師 平成17年4月 兵庫県立尼崎病院 眼科医長・京都大学臨床助教授 平成18年4月 兵庫県立尼崎病院 眼科部長 平成21年4月 聖マリアンナ医科大学眼科 准教授 平成23年4月 聖マリアンナ医科大学眼科 病院教授(大学病院) 平成24年4月 聖マリアンナ医科大学病院 眼科部長 平成25年4月 聖マリアンナ医科大学眼科学教室 講座代表教授
| 今後の手術予定日(2017年) | |
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| 1月 | 13(金)、27(金) |
| 2月 | 3(金)、17(金) |
| 3月 | 3(金)、17(金) |