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GDの進行シミレーション
以下、具体的なシチュエーションで説明するために
空想上の就活生Aさんに登場してもらう。
就職活動中のAさんは見事ESとWEBテストを通過し、とある企業の1次面接までこぎつけた。そして、Aさんは選考会場に今まさに足を踏み入れ、グループに案内され席に着くと既に5人の学生が着席している。
自分を入れてこの6人でGDを進めていくことになりそうだ。
さて、まずこの時点からGDは始まっていると言ってもいいかもしれない。
ということで必ずアイスブレイクは済ませておく。
軽く自己紹介等をして和やかな空気を作るアイスブレイクは非常に重要で、さらにお互いの性格を把握することにも繋がるため、円滑なGDの進行を望むのであれば是非とも行っておきたい。
5分程度グループメンバーで談笑していると、今回の面接官らしき人間が入場してきた。どうやら今日の面接は彼らが監督官のようだ。
会場全体で6グループある中で、面接官は3人と少ない。
面接官が見回りに来るときにしっかりとアピールできるようなGDの進め方が要求されるだろう。
皆が緊張の面持ちで構える中、いよいよお題が発表された。
「W社の利益を2倍にする施策を50分で考えて挙げよ」
※W社の現在の利益に関する資料は事前に配られているものとする。
GD開始
ここで、役割をまず割り振っても良いが、
①チームが目指すべきゴールをまずは設定
②ゴールに到達の仕方
を提案するべきである。
ゴールをしっかりと見据えないと議論が紆余曲折し、最終的な成果物もかなり質の低いモノとなる。
今回の例で言えば
「W社の利益を2倍にする施策を50分で考えて挙げよ」
だから、最終的なゴールは
- W社の利益を2倍にする施策を出すこと
- 実際に利益が出来る限り2倍になっているか
この2つが求められる。
きっちりと確認しやすいように紙に書いておく。自然とこの辺りで「書記」は決まる。
※ああ、こいつらはちゃんとゴールに対して共通認識を持ってるなって感じにずる賢くアピールすることを忘れずに
次にゴールへの到達の仕方であるが、ここで「タイムキーパー」という役割が必要になる。議論の進め方を決める中できめ細やかに時間管理をする。
チームによって進め方はここで大きく差が出るところであると思うが、例えば
- 利益を2倍にする期間の設定(日本国内の市場のみで考えるのか、何年で2倍にすれば良いのか、等) 3分
- 現状分析(現在のW社を取り巻く状況を大雑把に把握しておくことで、施策が出やすいようにする、等) 5分
- 既存の利益(売上−費用)を2倍にするためにどこに小手入れするか(売上を増やすために売り場面積を増やすとか、人件費を抑えてコストカットするのか、等。ここは複数存在小手入れしておいて後々吟味するのが吉。) 10分
- 小手入れのポイント(ボトルネックとかいう奴もいるけど)がわかれば具体的に施策を考えていく。「アイデアマン」の出番。20分
- まとめ等5分
実際の状況を踏まえてみないとわかりにくいとは思うが、上記のように進んでいくのだなとある程度自分の中でテンプレートを持っておくと議論を最後まで持って行きやすい。
そして、上記の時間を足し合わせても50分にならないが「批判役」の存在を考慮しタイムロスの可能性を考えているからだ。
さて、Aさんは事前にGDに関して熱心に勉強していたため、ファシリテーター役として上記の重要ポイントを抑えて上手く議論をまとめていった。
タイムキーパーのベストな時間配分の下、批判役の意見も取り入れながらアイデアマンの豊富な施策をブラッシュアップしていく。
書記も上手く議論を可視化しやすいように、まとめてくれている。
そして最後は口だけは上手いプレゼンテーターがトリを飾った。
万事滞りなく終了した。
しかし、最後の発表。
Aさんの班は利益を1.7倍にしかできないと言う結論を出した。
これは失格ではないのだろうか?
お題は「W社の利益を2倍にする施策を50分で考えて挙げよ」と2倍を要求しているではないか?
いや、このケースは実は理由次第で高評価に繋がりうるのだ。
Aさんの班は実現可能性という点に重きをおいて議論を進めた、ということだ。
丁寧にW社の現状を把握し、市場の大きさも大体で概算し市場拡大率や競合他者等の成長率を考慮して2倍は無理であると論理的に判断を下したのであった。
さてもうお分かりだろうか。
これは筆者の実例に基づいているが、
「GDはプロセスが重要視され、論理的に筋が通っているか」に尽きる。
皆が皆共通ゴールを持って議論を組み立てればそれはそれでGDとしては成功なのである。
※実際に社会に出てもKGIやKPIを高めには設定したりするが、現実には達成できないということがほとんど。
最後に
今回の例で挙げた進め方はあくまで一例です。(某コンサルにて)
おそらく、ここまで上手く進むことは少ない上に、「GDクラッシャー」と呼ばれる、議論をめちゃくちゃに引っ掻き回す学生もたまにいるので割と運頼みであるのもGDの醍醐味と言えるでしょう。
※GDクラッシャーと一緒になればたまったものではないが…
それでもこの記事を読んだ学生、ないしはGDの進め方に関してよく研究している学生と一般的な学生ではGDにおける優位性は全く異なります。
その場でなんとかなると思って追随している人間には決して発言のチャンスはおろか、ロクな役割すら回ってきません。
やはりGDで求められることをしっかりと理解し踏まえた上で挑んでくる学生は、かなり手ごわいです。
この記事に関して様々な意見があるでしょう。
しかし、この記事を書いている人間はまだGDで一度も落ちたことがない人間であるので、GDを苦手にしている学生の一助となれば本望です。
個別に問い合わせをもらえれば、就活のことであればなんでもお力になれますー。
最後に言い忘れた最も大事なことをつけたしておきます。
面接官がGDを見ていて「こいつと一緒に働きたい」
と思わせることが何より内定への近道だと個人的には思うところです。
結局は人間同士のコミュケーションなので!!
技術的な面をこれまで云々と語ってきましたが、是非とも一番に心がけてほしい大事な大事なポイントです。
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書いている人
なべわかし
大阪生まれ。ラオス人民共和国にて象使いの国家資格を有する慶應義塾大学の学生です。ちょっとためになることを綴っていきます。生暖かい目で見守ってください。
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