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リップラインの黒ずみ・唇の輪郭の黒ずみ・
くちびるに黒っぽいしみ(色素)が多い・
このようなくちびるの状態が多見されます。

皮ふ病や不妊などのご相談では必ず舌色や舌苔などの
状態確認をするのですが、
その際にくちびるや口周りの状態も同時に確認出来ます。

女性の場合、口紅で実際の色が隠れていたりしますが、
何も塗っておられない場合は、くちびるの色が
しっかり確認できます。

そして・・・

くちびるの色が普通な部分があるけれども、
全体が同じ色ではなくて、まだら状にぶちのように
黒っぽい、赤黒い、紫色っぽい色の部分が所々に
拡がっている。

特にくちびるの輪郭側にくろっぽい色が目立つ。

などの状態が多く見られます。

くちびるの色の血色が悪くて血の気が少なくて
赤みの薄い白っぽいくちびるであるかどうか
などの確認を主にしていたのですが・・・

いろんな方のくちびるの色を確認しているうちに

くちびるに黒っぽい部分が拡がっている人が意外と
多いことに気付いたということです。

くちびるの血色が悪く赤みが少ない人は、血が少ない
漢方的に言いますと「血虚」の状態であるということです。

それでは黒っぽい色素が多いくちびるの人はどういう
体質かと言いますと・・・

綺麗な血は鮮やかな真っ赤ですが、血がよごれてきますと
黒っぽい色になります。

漢方的に言いますと「瘀血」の状態が見てとれるという
ことです。

ですから血がよごれて「瘀血」の状態になっている方が
多いということになります。

くちびるの黒い色素が目立つ人は、
くちびるの状態が悪いというよりも・・・

身体内部の血流の悪さがくちびるの色の悪さ(黒っぽい色)
として現れているということです。

例えば不妊、不育症、流産しやすい などでは

子宮内膜によごれた古血が貯留していて、清らかな良い血の
流通が妨げられていることが考えられます。

毎月の生理で古い子宮内膜がはがれ落ちて新たな子宮内膜が
増殖するというサイクルを繰り返しています。

生理の血にレバー状の血の塊が混じって出てくる・・・
という訴えをされる方が結構いらっしゃいます。

これはまさに、血の塊ですから「瘀血」そのものです。

それから生理血の色が黒っぽくてドロドロしている。

これも瘀血の状態です。

こういう瘀血の状態では生理痛(下腹部痛・腰痛・頭痛)も強く
なります。

ドロドロしていたり固まっている血がいっきに流出するのですから
抵抗が強くて痛みも激しくなります。

良い状態の生理血の色は、きれいな赤い色でサラサラしています。

このような生理血ですと流れもスムーズで生理痛もないか、
あっても軽いものです。

子宮内膜に古血がたまっていて生理時にしっかり古い子宮内膜を
はがれ落とすことができませんと、古い子宮内膜の一部が残ったまま
新たな子宮内膜が増殖することになります。

このような状態ですと、子宮内膜はよごれた古い血が貯留停滞を
繰り返してしまいます。

このような子宮内膜では、着床もしにくいですし、着床したとしても
途中で細胞分裂が止まってしまうという可能性が高くなります。

清らかな酸素や良い栄養がいっぱいの、きれいな血がどんどん
供給されている子宮内膜でないと「受精卵」は正常に発育することが
出来ません。


皮ふ病の場合では・・・

皮ふが赤黒い色をしていて、しっとりとした潤いが無くてカサカサ
していたり、皮ふがゴワゴワして肥厚していたり、粉を噴いていたり
茶褐色または黒っぽいシミがたくさん出来ていたり・・・

こういう皮膚状態が典型的な瘀血の病態です。

血がよごれていますと、皮膚へ良い栄養が廻ってきませんし、
汚れが皮下に貯留停滞して表皮の状態がどんどん悪くなる
ということになります。

それではどうして血がよごれて瘀血が生じるのかということです。

最も考えなければならないことは・・・

飲食の問題です。

清らかな食べ物や飲み物の摂取を心掛けることが必要です。

脂っこくべたべたしたもの

焼肉だとか、フライや揚げ物だとか、油炒めだとかですね。

このような食べ物はすべて血をよごします。

牛乳や卵などの摂取過多も要注意です。

生クリームたっぷりのケーキ、シュークリーム
菓子パン、チョコレートなどです。

どの食べ物もべたべたにちゃにちゃするものです。

摂取過剰ですと血を汚します。

まったく摂取してはいけないということでは
ないのですが、摂取過剰になっている人が多い
ということです。

このような食べ物に偏った食生活をしていますと

どんどん血がよごれて瘀血を造り出してしまいます。

どのような食生活が良いのかと言いますと・・・

日本の伝統的な和食が良いということです。

ほんの数十年前までは、

白いご飯に味噌汁、漬物、野菜の煮物、
魚の煮つけ、豆腐や豆類などが食卓に並んでいました。

油脂をほとんど使わないものばかりです。

そして食物繊維が豊富に含まれていますから、

大腸の掃除までしてくれます。

野菜類にしても、裏の畑または近隣の農地で今朝
収穫しました・・・などというものを食していましたから、
野菜の持っている生命力も強かったのです。

風雨や太陽の光を浴びた野菜類は、見た目とは違って
強い生命力を持った食べ物なのです。

大量一括流通が主になっている今日の野菜は
ハウス栽培であったり化学肥料や農薬がいっぱい
使用されていたりしますので、同じ野菜でも
まったく別物になってしまっています。

肉や魚でも同様なことが言えます。

ということで・・・

毎日口にする飲食物が最も大切だということです。

これは理屈ではありません。

昔の日本人は子だくさんでアトピーもなかった。
それで健康で長寿だった。

これで証明されています。

くちびるの色の話からどんどん飛躍してしまいましたが・・・

体を造るもの養うのもすべて飲食物なのです。

だから最も大切なのですね。

すでに血をよごしてしまっているという体質の方は・・・

すぐに食生活を見直して下さい。

そして・・・

漢方的アプローチとしては

活血化瘀するだけではうまくゆきません。

瘀血をつくりだした原因にまでさかのぼって対応する
必要があります。

消導化積、痰湿又は湿熱の除去、降脂、行気導滞、通経絡

などを身体状況をしっかり確認して病態に適合させて
服用されることが大切です。
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