痛くないラグビーもある2006年09月18日 このコラムも連載5回目になったが、これまでは簡単なルールや楽しい観戦方法など、どちらかというと「見る側」からラグビーを紹介してきた。今回は実際にラグビーをやってみたい!という人のために、老若男女だれでも楽しめるラグビーを紹介したいと思う。
■タグラグビー ラグビーはタックルで相手を止めるが、タックルの危険性を排除すれば、年齢や性別、経験の有無に関係なくプレーを楽しめるスポーツでもある。この「タグラグビー」という競技は、相手プレイヤーが腰に巻きつけている「タグ」を取るとタックル成立とみなし、取られたプレイヤーは即パスをしなくてはならない。そんなルールだから、タックルで転倒してけがをする、という危険も少ない。 タグが4回取られると、ターンオーバーとなって攻守が入れ替わる。言い忘れたが、タグを取ったプレーヤーは相手に返さなければならない。 他の主なルールとしては、 NHK教育テレビで紹介されたり、最近では小学校の授業にも取り入れられたり、大会が開催されたりとかなり盛り上がっている。日本ラグビーフットボール協会でも、ラグビーの育成・普及競技と位置づけており、ラグビー人口の底辺拡大につながると期待されている。 誰でも気軽にプレーできるのが主な特徴で、逆に言うと、必ずしもラグビー経験者が有利にならない。著者もプレーしたが、相手を抜いたと思ったらあっさりタグを取られていたり、タグを取ったつもりでも取れていなかったりと、意外に奥が深い競技だった。 ■ビーチフットボール 近年「夏のビーチスポーツ」として、「ビーチバレー」、「ビーチサッカー」と並んで地位を確立しつつある「ビーチフットボール」。その名のごとく、ビーチ(砂浜)で行う競技である。 なにせ夏のビーチだから、暑くなったら海水浴、出番がない時はのんびり日焼けといった、どことなく「リゾート感」があるのも人気の秘訣か。近年競技人口が飛躍的に伸び、毎年7月末に開催される全国大会には各地から多くのチームが参加し、熱い対戦を繰り広げている。 ラグビーと大きく異なる点は、足場の悪い砂浜で行うこと、前にボールを投げてもいいこと、そしてシーズンが夏本番だということ。こちらもコンタクトプレーはなく、タックルの代わりにタッチ(両手)する。思った以上に砂に足がとられ動けないので、砂場で走ることに慣れが必要。 主なルールは、 「攻撃権がある間は、1回だけボールを前に投げてよい」というルールが存在することで、多彩な作戦が考えられる。前へパスする振りをして自分で突破するなど、攻撃のオプションが広がるのだ。そのぶん、駆け引きも必要になってくる。 観戦していて面白いと思ったプレーは、相手と1対1の局面で、自らボールを前に投げ、相手を抜き去り、自らそのボールを取るという技。とっさの判断力と、瞬間的なスピードが必要だ。 ■タッチラグビー タグラグビーやビーチタッチほど知名度はないものの、一般的な15人制ラグビーと最も近い競技。タグをつけることもなく、ビーチタッチのようにボールを前に投げることもない。ボール一つと人がいればいつでもどこでもできるのがメリット。 主なルールは、 グラウンドが広い割に人数が少ないので、一人の運動量がかなり多く、体力の消耗度が激しい。そのため交代は自由。 ■いわば鬼ごっこ ラグビーというと、泥臭い、痛い、きついといったイメージが強いと思う。でも、いろいろな特色を持った「ラグビー」がある。ここで紹介した3つの競技は、公園で、ビーチで、気軽に楽しむことができる。 いずれも鬼ごっこ的な要素が強く、誰にでも入りやすいスポーツなので、職場の同僚でも誘ってぜひ一度経験してみてほしい。 ▽参考サイト ・神奈川県タグラグビー大会 http://www.rugby-kanagawa.jp/body/tayori/tag/2006/20061001kanagawatag/20061001taikai.html ・サントリーカップ http://www.rugby.or.jp/tag/games/2004/index.html <国際ビーチフットボール協会> http://www.beachfootball.com/html2/index.html ・CHINTAIジャパンカップ 【プロフィール】
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