「傷跡を消す」「ストレッチマーク(肉割れ)を消す」スキンケアオイルとして人気の「バイオイル」。南アフリカのユニオン・スイス社が製造している商品で、英・豪などで大ヒットし、日本でもこの頃注目度の高い傷跡ケアコスメ。

 日本では、井田グループの輸入商社部門「ジャンパール」が正規代理店として輸入。

■ 類似品が出回っている?

「バイオイルと間違えてしまうような何か」を買ってしまう人が続々現れています。アットコスメの口コミを見てみましょう。

皆さんに教えてあげたい…
バイオイルとそっくりな「バイオオイル」と言うものが出回っています。「O」がひとつ多いんです。(>_<)
価格はバイオイルよりお手頃なので、私も知らずに買ってしまうところでした。

(続)
成分内容も香りも全然違うので、ちゃんとパッケージを確認してから購入してくださいね!!
類似品と知らずに購入している方が多数いるようなので、口コミの効果がマチマチなのも、なるほど、と思ってしまいました。
本物のバイオイルの効果は1週間ほどで感じました。
ひざ下の虫刺され跡が薄くなってきてます!!
今年は足を出せるかもー(^o^)
私はアロマを趣味でやってますが、香りも良いですよ!!

平行輸入品はバイオオイル、日本ではバイオが使えないのでバイオイル
なのでネットとかで売っているバイオオイルはニセモノではなくて
平行輸入品なのかも。

バイオ、バイ両方使ったことありますがバイオの方は初めに使ってみて
香りが苦手だと思ってたんですがバイのほうは、案外すんなり。
(鼻が慣れただけかも。)

■ 「バイオイル」と「バイオオイル」を比べてみましょう

見た目はほとんど一緒ですね。


しかしながら、決して「他社による悪質なパチモン」ではないようです。以下はアメリカで生活している日本人のブログからの引用。

こちらは日本で、通販で「バイオイル」を購入したつもりが「バイオオイル」が届いてお店に問い合わせた方のブログからの引用。

まとめると、

●もともと同じ会社の製品を、海外では「Bio-Oil」、日本では「Bioil」の名称で販売。
●海外バージョンと日本バージョンでは、成分に関する基準が違うため配合成分が若干違う。

とのこと。
 日本で「バイオオイル」というと、バイオマスのような再生エネルギー資源のことを指すので「Bio-Oil」を「バイオオイル」として販売できなかったのだろうと思われます。

 参考までに成分の違い見てみましょう。

【バイオイル】

【バイオオイル】

ミネラルオイル、トリイソノナノイン、エチルヘキサン酸セテアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロール、ローマカミツレ花油、ラベンダー油、ローズマリー油、トウキンセンカ花エキス、ヒマワリ種子油、ダイズ油、BHT、ビサボロール、香料、アルミケイヒアルデヒド、サリチル酸ベンジル、シトロネロール、クマリン、オイゲノール、ゲラニオール、ヒドロキシシトロネラール、ヒドロキシイソヘキシルー3-シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、リモネン、リナロール、α-イソメチルイオノン、紫201、赤225

なぜ海外版が出回っているのか?

まず、「バイオイルが日本でも人気」であり、かつ「今ものすごく円高」※であることが一つの原因であると考えられます。円高なので、輸入には有利です。同じ商品ならば海外向けの「バイオオイル」を輸入して売ってしまった方が儲かりますし、売値を安くして消費者を引き付けることもできます。
 ※記事作成当時




 ただ、問題なのは、バイオオイルをバイオイルとして販売するため、各通販サイトが同じ商品でも「海外向けか日本向けかで商標名が違うだけ」と説明し、「異なる成分である」ことをきちんと説明していないことです。

また、日本人がバイオイルを購入しようとして検索する場合、「バイオイル」というワードで検索しますね。
 そのため、「バイオイル/バイオオイル」などのように、商品名に「バイオイル」と「バイオオイル」を併記して販売しているサイトが非常に多いことが挙げられます。
 
 ↓参考までに、楽天市場で「バイオイル バイオオイル」と検索してみました。

また、「バイオオイル」の表記すらなしに、「バイオオイル」を「バイオイル」の商品名で売っているサイトもあります。

「正規品です」などの注釈がないサイトで「バイオイル」もしくは「バイオイル/バイオオイル」として売られているもののほとんどが「バイオオイル」の方でした。
 
 先述の通り、日本向けと海外向けでは成分がだいぶ違います。通販サイトの業者であれば、日本と海外で化粧品の成分基準が違うことくらい知っていて当然。(逆に知らなかったらそっちの方が問題ですね)
 いくら人気商品(の類似品)を安く売れるとはいえ、「海外版であること」「海外版と日本版は成分が違うこと」をきちんと説明せずに売るのは、ちょっと良心的とは言えませんね。

通販でコスメを買うときには、巧妙に騙されていないか気をつけましょう。