目のできもので一番多いのが「ものもらい」。
しかし、正直、ものもらいで病院に行くのも面倒くさく、「放置して自然治癒したらなあ」と思う人も多いのではないでしょうか。
今回はものもらい、もとい麦粒腫・霰粒腫は放置していても自然治癒するのか、また、放置する場合の対処法について見ていきましょう。
ものもらいは二つある
まずはじめに、ものもらいは主に麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)があります。
見分け方としては
- 麦粒腫→ぽつっとした赤いできもの。白い場合には膿を持っている。
- 霰粒腫→丸くてコリコリしている、あぶらのかたまり。
といった感じ。
それでは、それぞれ放置した場合のようすと対処法を見ていきましょう。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは
まぶたにぽつっとした赤いものもらいは「麦粒腫」というものです。
赤く、まばたきでも痛みやかゆみを感じやすいのが特徴。
病院に行くと点眼薬のほか、軟膏などを処方されます。
放置すると……
麦粒腫は痛みがあり気になりますが、放置しても自然治癒することが多いです。
放置した麦粒腫はたいてい化膿し、そのまま5日~10日ほどでなくなります。
ちなみに病院に行き、点眼薬などで治療した場合には3~4日で完治することがほとんど。
病院に行かない場合は
放置で治るということもあって、麦粒腫の場合には病院に行かない人も多いそうです。
病院に行かず自然治癒を待つ時には、気になるとは思いますが、できるだけものもらいをこすらないようにしましょう。
そのほか、薬局・ドラッグストアなどにものもらいの目薬があります。
ちなみに、麦粒腫の場合には、放置して治っても、膿が残っていると症状を繰り返すこともあります。
何度もものもらいができるような場合には、一度病院に行くのが賢明でしょう。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは
ものもらいの中でも霰粒腫は、まぶたの脂腺にあぶらがたまっている状態です。
特徴としては触るとくりくり動き、炎症を起こした場合には赤く腫れたり、痛くなったりすること。
病院に行くと抗生物質の目薬が処方されるほか、症状によっては「副腎皮質ステロイド薬」の注射などで治療します。
霰粒腫を放置すると……
痛みも少なめで、霰粒腫は初めは小さいことも多く、放置してしまう人も多いそうです。
で、実際、放置して自然治癒することもあるとのこと。
病院に行かないで放置する場合には、温湿布・温タオルをあてて血行を良くしましょう。
朝晩二回、10分ほどあてるのをおすすめします。
霰粒腫が小さいほど、放置→自然治癒しやすいといわれます。
悪化するケースもある
ただし、当然ながら放置すると悪化することもあります。
一度悪化すると、治療・治癒までに時間がかかってしまうのも霰粒腫の特徴でもあります。
時間がたつにつれ、ものもらいはどんどん大きくなり、見た目にもわかるほどになってしまいます。
この場合には、ものもらいの部分に直接注射をしたり、局所麻酔で切開をしたりして治します。
切開するほど大きくなくても、痛みや腫れがひどくなることも。
人によっては数年間放置した人もいるそうですが、霰粒腫は大きくなるほどに治癒に時間がかかります。(数ヶ月~数年というひとも)
とりあえずは温タオルで処置しておいて、悪化した場合には診てもらうという気持ちでいるとよいでしょう。
ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)を放置する場合
病院に行かず、ものもらいを放置しようという場合には、下のような対処を一応しておくのがおすすめです。
1、ものもらいはこすらない
霰粒腫でも麦粒腫でも、どちらも腫れたり痛みがあったり、かゆいことがあると思います。
ただ、だからといってものもらいを手で擦ると雑菌が入ったり、傷になったりしてしまいます。
どうしても痛い・かゆいという場合には水を絞ったタオルなどで冷やしましょう。
2、洗顔をこまめにする
できるだけものもらいを触らないことが大切ですが、そのまま放置しているよりかは、洗顔などで目の周りを洗うことも大切。
目の周りを洗う際には、できるだけ刺激の少ない石鹸でそっと洗うようにしましょう。
最低でも、一日二回は洗いたいところです。
3、洗顔タオルはこまめにかえる
せっかくきれいに顔を洗っても、タオルに菌がついていてはなんにもなりません。
一度、霰粒腫・麦粒腫になったあとには、顔を拭くたびにタオルを変えるのがおすすめです。
4、霰粒腫の場合には温タオル
上にも書きましたが、霰粒腫はあぶらがたまっている状態なので、温タオルをつかってとかすのが効果的。
温タオル(蒸しタオル)は下の手順で作れます。
- 水にぬらして絞ったタオルをぐるぐる丸める
- 500Wで約1分温める
5、ものもらい用の目薬を試す
ものもらい向けの目薬というものもあります。
薬局やドラッグストアで探すのが良いでしょう。
防腐剤の含まれてないものがおすすめです。どれを選べばよいかわからない場合には薬剤師さんに聞くのも一手です。
6、生活習慣は整えよう
霰粒腫・麦粒腫になるのは体の抵抗力が落ちている証拠。
食事・睡眠ともに気を使うようにしましょう。
栄養ある食事としっかりした睡眠を。夜型の生活になっている人は、生活の見直しがおすすめです。
そのほか、アルコールやトウガラシなどは控えるようにしましょう。
7、目の周りは清潔に
主に女性は、目のまわりのメイクなどはできるだけ控えるようにしましょう。
実際、アイメイクが原因でものもらいができる・悪化するケースもあります。
また、汗をかいた時にはタオルでごしごしこすらないよう心がけてくださいね。
おわりに
麦粒腫・霰粒腫のものもらいを放置する場合のようすや対処法について見てきました。
ものもらいは小さい場合にはそこまで気にならないものですが、霰粒腫の場合には特に大きくなりやすいもの。
とりあえずは放置しておくにしても、あまりに悪化した場合・再発する場合などは一度、病院に行ってみてはいかがでしょうか。
放置する場合に個人でできる対処法について改めてまとめておきますね。
- ものもらいはこすらない
- 洗顔はこまめに、丁寧に
- 洗顔タオルはこまめにかえる
- ものもらい用の目薬をさす
- 生活習慣を整える
- アイメイクは控える
- 霰粒腫の場合には温タオル
個人の心がけで自然治癒のはやさもぐっと早くなります。
ぜひ、ものもらいを放置する場合には試してみてください。