ピーリングの種類と副作用、危険性など
皮膚科などでニキビの相談をすると、高確率で勧められるのがピーリング。
ピーリングをして古い角質を剥がしたり毛穴に詰まった汚れを溶かすことでニキビの元をなくしたり、新しく元気な細胞を肌表面に出すことでニキビのできにくいお肌へ導いてくれる、というのが効果として謳われています。
しかし一方で、ピーリングをしたらニキビが悪化した、お肌が真っ赤になった、ピーリングをしてもニキビがよくならない、といった口コミも多数あります。
ではピーリングは実際ニキビに効くのでしょうか。
ピーリングがニキビに及ぼす影響やピーリングの種類、副作用など合わせてご紹介していきたいと思います。
ピーリングって?
ピーリングとはもともと『剥がす』という意味があり、古くなった角質を剥がすことを指します。
ピーリングを行い古い角質を剥がすことで、クスミやゴワつきを解消したり、毛穴詰まりを解消して白ニキビや黒ニキビの治りを早くする効果が期待できます。
ピーリングの種類
ピーリングには大きく分けて2種類あり、
- BHA
- AHA
があります。
BHA(β-ヒドロキシ酸)
BHAはサリチル酸などを使って作られるピーリング剤です。
BHAは油溶性のため、毛穴の奥にも溶け込み角栓を溶かす効果があるため、ニキビにも効果的です。
ただ、日本では化粧品に入れる場合0.2%までしか認可されていないため、化粧品に入れる場合はAHAと一緒に入れられることがほとんどです。
BHAは最低でも5%以上配合されていないと、効果が実感できないのですね。
サリチル酸はアルコールを溶剤にしているため、アルコールが揮発すればピーリングはストップします。
そのため、お肌の奥深くまで届くことはなく、安心して使用することができます。
ただ、サリチル酸でのピーリングは1回ごとの施術期間を長く開けないといけないため、トータルでの施術期間が長くなりやすいのと、BHAを取り扱っている医療機関などを探さないといけない、というデメリットがあります。
AHA(α-ヒドロキシ酸)
市販の化粧品や皮膚科でのケミカルピーリングによく使用されているピーリング剤で、水溶性のためお肌の奥や毛穴の奥には届きにくいタイプのピーリング剤です。
グリコール酸や酒石酸・乳酸・リンゴ酸・クエン酸・シトラス酸をもとに作られています。
角質層の細胞と細胞の結合力を弱め、古くなった角質が剥がれやすくする効果があります。
毛穴を引き締める効果やコラーゲンの生成を促す効果もあります。
家庭用ピーリングと医療用ピーリングの違い
ピーリングにも家庭でできる家庭用ピーリングと、皮膚科などでできる医療用ピーリングがあります。
同じピーリングでも値段が大きく違いますが、効果は違うのでしょうか。
家庭用ピーリングと医療用ピーリングの違いは、ピーリングの強さにあります。
医療用のピーリングは濃度も濃く、その分ピーリング効果も強いですが、医師の元でしか受けることができません。
対して家庭用は、ピーリング濃度も低く効き目もソフトです。
ピーリング効果自体は医療用ピーリングのほうが強いですが、その分副作用が出やすいためお肌の弱い方は家庭用や医療用でも濃度を低くしてもらってから始めるのがおすすめです。
ピーリングの副作用
ピーリングの副作用としては
- 激しい乾燥
- 赤み
- ヒリヒリした痛み
- かゆみ
などが挙げられます。
これは自宅で市販の化粧品を使っても、医療機関などでピーリングを行っても起きる可能性がある副作用です。
お肌の古い角質を剥がす際に、お肌にとって必要な角質も剥がしてしまうことから、まだ未熟な細胞が剥き出しになります。
そうすることでバリア機能が低下して乾燥や痛み、痒みなどの症状が出てしまいます。
また、そのような状態というのは雑菌なども繁殖しやすいことから、炎症が起きたりアクネ菌が繁殖してニキビができたりするリスクもあります。
ピーリングの危険性
ピーリングは正しい使い方をしていれば危険なものではありません。
むしろ古くなった角質を剥がしてくれ、ターンオーバーが促されるので、毛穴詰まりやニキビ、シミ、シワ、くすみなどの改善につながります。
しかし、上記のような副作用がでることもあり、最悪ニキビが悪化したり、炎症が起きた後色素沈着を起こしてしまうこともあります。
副作用は、生まれつき敏感肌、乾燥肌の方に出やすいですが、それ以外にも
- ターンオーバーが早まっている時
- 用法用量を守らなかった時
に出やすいです。
ターンオーバーが早まっている時
ピーリングの効果を得られるのは、古い角質がお肌に溜まっていて、それを優しく剥がすからであって、もともとターンオーバーが早まっている方が使うと、さらに未熟な細胞が剥き出しになるため、副作用が出やすくなります。
よく雑誌などで、加齢とともにお肌のターンオーバーは遅くなる…と書いてあるので、遅くなることはあっても早くなることは想像すらしていませんよね。
しかし、これだけ色々なスキンケア用品がある時代、お肌に色々しすぎてむしろターンオーバーが早まっている、という事はよくある事なんです。
クレンジング+洗顔のダブル洗顔、夜だけでなく朝も洗顔料を使って洗顔、ピーリング効果のある洗顔やパックの使用etc…
朝はぬるま湯洗顔がいい理由
お肌のターンオーバーを促そう!という傾向が強いため、色々お肌にやっているうちに実はターンオーバーが早まっていて、色々な肌トラブルが起きていた、という事に気が付かずさらにピーリング…
そうなるとどうしても副作用が出やすくなりますよね。
ピーリングをする前に一度、自分のお肌のターンオーバーは遅れているのか、早まっているのか確認してみましょう。
用法用量を守らなかった時
せっかくピーリングをするなら、しっかりやりたい!という思いから、指定の時間よりも長くピーリング剤をお肌に乗せていたり、ピーリング作用のある洗顔料を何分もお肌に乗せていたりしていませんか。
市販の化粧品に使われているAHAは刺激こそ少ないものの、あまり長時間お肌に触れさせていると当然負担がかかり、副作用が出やすくなります。
ピーリングをしたら赤みが出た、乾燥するようになった、ニキビが悪化した、そんな方は上記の2点が当てはまっていないか確認してみましょう。