脂質制限食とは ⇒ 病気を予防、痩せた、が効果
脂質制限食、簡単に言えば油っこい食事は控える、あるいは油脂制限、やり始めて約2年。
ダイエットが主目的ではなく、まぁ何というか「ついで」、主目的はガンの再発予防。ただ、体
質的にはすごく良くなってきたような気がしてうれしい。
以前は太ってきたと思って、食事制限してもちっとも痩せない。対策として、ご飯少なめなんて、
まるでボールが隆起してきた岩盤にはねつけられるように、コントロール不能であった。
ダイエットという観点から言うと、脂質制限だけで「痩せた」はない。食べれば太る。要は消費
エネルギーを上回る量を食べれば、当然太る。
ただ、決定的な違いだと思うのは、食べ物を少なめにすると簡単に体重が落ちる。
毎晩、お風呂の前に体重をチェック、痩せたと思えば食べる、体重が増える。太ったと思ったら
少なめにする、体重が減る。本当にリスポンスの良い体になったと喜んでいる。
星野式ゲルソン療法、ガンの食事療法
僕の信奉する星野式ゲルソン療法、ガンの食事療法は、以下の5つが基本。
1)無塩食
2)油脂類と動物性タンパク質の制限
3)大量かつ多種類の野菜ジュース
4)アルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、人工的食品添加物などの禁止
5)イモ類、未精白の穀類などの炭水化物、豆類、新鮮な野菜や果物、堅果類、海藻類を中心と
した食事
僕の感覚的な話で恐縮だが、元々塩分少なめをやっていたこととマヨネーズ、から揚げ、てんぷ
らが大好きだったことを考え合わすと、上記の中でも、油脂類の制限という項目は、かなりの説
得力を持っている。
ダイエット・健康法ということで、ガン予防は「ついで」という方は、上記のような厳しい食事
療法は当然必要ないでしょう。
脂質制限 > 糖質制限
最近(僕は知ったが)糖質制限なるダイエット・健康法が人気になっているようだ。図書館で立
ち読みしただけなので詳しくはないが、要は炭水化物(果物も含むようだ)だけを摂取せず、その
他のものは何でも好きに食べるということらしい。これで、痩せた、健康になったと言って推奨
している人がいるらしい。立ち読みした本にはこんなことも書いてあった。3大栄養素というが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸という言葉はあっても、必須ブドウ糖とか必須糖質などという言葉は
ない。だから、糖質はいくら制限しても問題ないとか。
批判は多い。先ず、健康法というものは、長い目で見て歴史的に立証されていなければならない。
脂っこいものは控える、玄米菜食、などは古くから言われている。そう批判されるとその反論と
して、人類は農耕を始める前は狩猟民族で、その歴史は長いというようなことを言っているよう
だが、自分の歯と肉食獣の歯を見比べてみてはいかがであろうか?
脂質制限のポイント、やり方(1/5)
糖質制限については、やりたい人は自己責任でやっていただくとして、脂質制限を進める上での
ポイントとして、必須脂肪酸や体に悪い油という分類を共有しておきたい。脂質制限と言っても
油は全てやめとけということではない。当然、必須脂肪酸は摂取しなければならない。
教科書的な話で恐縮だが、油の種類について、確認したい。先ず、大きな3分類。
1.トランス脂肪酸
2.飽和脂肪酸、動物性脂肪の主成分
3.不飽和脂肪酸、植物性脂肪の主成分
工業的に作られたトランス脂肪酸は、心臓病のリスクを高め、悪玉コレステロールを増やす。日
本の女子学生1136人において、トランス脂肪酸の摂取量が高い人ほど、腹囲が大きく、血中の中
性脂肪が高い傾向。海外では規制もあるが、国内では規制なし。成分表示は、ショートニング、
マーガリン、ファットスプレッドなど。菓子パン、ケーキ、ドーナッツなどのお菓子、 揚げ物、
フライドポテトなどに含まれることがある。
脂質制限としては、これから始めてはいかがだろうか?
飽和脂肪酸:脂質制限のポイント、やり方(2/5)
飽和脂肪酸は海外でも規制の対象になっていないようだが、上記の星野式ゲルソン療法での評価
は、ガン細胞を増殖させる。ということで制限となっている。ガン予防ということであれば、ほ
どほどに制限!ということでしょうか?
不飽和脂肪酸:脂質制限のポイント、やり方(3/5)
不飽和脂肪酸は、かつては植物性脂肪は体に良いなどど言われていた時期もあったと思うので、
全て体に良いと思っている方もおられるのですが、最近では次のように分類されます。
3-1.単価不飽和脂肪酸、オレイン酸など、△ ガン細胞の増殖に中立
3-2-1.多価不飽和脂肪酸オメガ6、リノール酸など、X ガン細胞を増殖
3-2-2.多価不飽和脂肪酸オメガ3、アルファーリノレン酸など、〇 ガン細胞を抑制
単価不飽和脂肪酸は、オレイン酸など、オリーブオイルなど。上記評価では、ガン細胞の増殖に
対して中立。ただ、熱に対して安定なので、加熱する献立には推奨される。
多価不飽和脂肪酸:脂質制限のポイント、やり方(4/5)
多価不飽和脂肪酸は、オメガ6とオメガ3のバランスが非常に重要とされる。現在、通常流通し
ているものはリノール酸などのオメガ6に圧倒的に偏っている。このため、オメガ6は上記評価
では、ガン細胞を増殖させる。
オメガ3:脂質制限のポイント、やり方(5/5)
オメガ3は、バランス確保のためにも摂取が推奨されており、評価は、ガン細胞を抑制。また、
オメガ3は体内でDHAやEPAに変わる。悪玉コレステロールや中性脂肪を下げたり、記憶力
を増したり、認知症、うつ病、アレルギー反応の抑制にも効果があるとされている。
脂質制限食、レシピとしては
レシピ的なまとめとしては、多価不飽和脂肪酸オメガ3を生で加熱せずに、1日に15ml摂取。加
熱する献立には、単価不飽和脂肪酸のオリーブオイルを用いる。というのが上記食事療法。
オメガ3は、アルファーリノレン酸などで、亜麻仁油、荏胡麻油、シソ油など多少高価。酸化す
ると体に悪いので、加熱や冷蔵保存の期間・方法については充分ご注意ください。
また、厚生労働省の望ましい摂取量としては、DHA・EPAを1日1g以上ということであり、
出張や旅行先では、必要ならサプリなども活用して、必須脂肪酸はキッチリ摂取しつつ、脂質制
限をして、ダイエットと病気予防をされてはいかがでしょうか?