三大栄養素って、皆さんご存知でしょうか?
ここで重要となるのが、そのバランスです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年度版)」に、三大栄養素の理想的なカロリーバランスが定められています。
例えば、マクドナルドのセットメニューを食べた場合、このバランスはどのようなものになるのでしょうか?
その前に、理想的な栄養バランスの食事について見ていきましょう!
「理想的な栄養バランスの食事」と聞いて、和食を思い浮かべた人は多いのではないでしょうか?
こちらのメニューにおける、三大栄養素のカロリーをそれぞれ計算すると、以下のようなバランスになります。
素晴らしいバランスですね!
このように、日本型の食生活は、三大栄養素のバランスが非常に優れていることで有名です。
これは、「日本は世界有数の長寿国」である原因の1つと考えられています。
それでは、マクドナルドのメニューの栄養バランスを見ていきましょう!
①てりやきマックバーガー
サイドメニュー:マックフライポテト(M)
ドリンク:コカ・コーラ(M)
テレビ朝日の人気番組「お試しかっ!」で一番人気のハンバーガーとなった、「てりやきマックバーガー」のセットメニュー。
ドリンクは、定番の「コカ・コーラ」として計算してみました。
はい、「脂質」がヤバいことになっております。
その量は、1食の理想的な基準値の2.5倍!
てりやきバーガーは、てりやきソースとマヨネーズを使った甘酸っぱいタレが絶妙の風味で、ファンも多い商品。
しかし、そんなタレにはもちろん、油が多く含まれています。
「脂質」が多くなってしまうのは、こういうことなんですね。
だとすれば、油をそこまで使ってなさそうで、もう少し軽そうなハンバーガーを選んでみたら、上手くバランスが取れるのではないか・・・?
②チーズバーガー
サイドメニュー:マックフライポテト(M)
ドリンク:コカ・コーラ(M)
というわけで選んだのは、こちらも大人気の「チーズバーガー」。
タレはケチャップなので、てりやきに比べるとそこまで脂ギッシュさはない印象。
計算した結果は・・・
うーん、少しはマシになったものの、依然として「脂質」の量が高めです。
・・・はい、みなさんお気づきでしょう。
「脂質」を高くしている一番の原因は、このポテトです。
「マックフライポテト」(M)に含まれる「脂質」は、24.2g。
じゃがいも自体に「脂質」はほとんど含まれていないので、調理時に使用している油だけで、これだけの量になってしまうということでしょう。
また、総カロリーも918kcalと、ちょっと高めな印象です。
こうなったら、ポテトを抜いて「脂質」を減らした上で、「ヘルシーさ」をとことん追求したセットメニューにしてみましょう!
③フィレオフィッシュ
サイドメニュー:サイドサラダ(焙煎ごまドレッシング)
ドリンク:爽健美茶(M)
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みなさん、マクドナルドのサイドメニューと言えばポテトですが、+41円払うことで、これをサラダに変更することができるって知っていましたか?
その上で、なんとなく大丈夫そうな「フィレオフィッシュ」と「爽健美茶」を選び、マクドナルドでおよそ考えられるセットメニューの中で、一番ヘルシーそうな構成にしてみました。
ここまでやれば、とりあえずネックとなっていた「脂質」の量はかなり減らせそうだし、カロリーも大幅に削減できる気がします。
果たして・・・。
!!!
「脂質」はなんとか理想的な範囲に収まったものの、他の2つの栄養素、特に「炭水化物」が全然足りていません。
カロリーを大幅に削減したことで、本来必要な栄養素まで削ってしまったということですね・・・。
実は、ポテトとコーラには、それぞれ程よく「炭水化物」が含まれていたのです。
じゃがいもに含まれるでんぷんは「炭水化物」の一種ですし、コーラに含まれる砂糖も「炭水化物」の一種なんです。
うーん、難しい!
もはや、堂々巡りな感じがしてきました。
マクドナルドで、栄養バランスの良い食事はできないのでしょうか?
・・・しかし、いろいろ試行錯誤した結果、以下の素晴らしすぎるメニュー構成を発見してしまったのです!
④ハンバーガー2個
サイドメニュー:なし
ドリンク:コカ・コーラ(L)
はい、もはやセットメニューではありません。
ハンバーガー2個に、コーラのLサイズ。
これが恐らく、マクドナルドで最も(?)栄養バランスの良いメニュー構成であります。
このように、かなりきれいな三角形になりました。
総カロリーも731kcalと、1食あたりのカロリーとしては理想的ですね!
ちなみに、「炭水化物」をコーラの砂糖でカバーしているわけですが、「コカ・コーラ」(L)にはこれだけの量の砂糖(約45g)が入っておりますので、注意してください。
スティックシュガー(3g)約15袋分になります。
※WHOが2014年3月5日に発表した指針案によると、砂糖の1日の摂取基準値は25g以下です。
⑤ダブルクォーターパウンダー・チーズ
サイドメニュー:マックフライポテト(M)
ドリンク:コカ・コーラ(M)
逆に、一番ヤバかったセットメニューはこちら。
「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」でーす!
「脂質」の量は、1食の理想的な基準値の3.5倍!
総カロリーも1422kcalと、約2食分といったところでしょうか。
※写真を撮影後、筆者がいただきましたが、とてもおいしかったです。
いかがでしたか?
今回は「三大栄養素」という観点から説明しましたが、この他にも「ビタミン」と「ミネラル」を加えた「五大栄養素」や、「食物繊維」もしくは「水」を加えた「六大栄養素」など、さまざまな栄養バランスの基準が存在します。
さらに、同じ「炭水化物」でも「糖質」と「食物繊維」に分かれたり、「脂質」も「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分かれたりするのですが、健康のためにはそれらのバランスも同時に取る必要があり、「栄養バランスが良い」という基準を作るのは、実はとても難しいことなのです・・・。
とりあえず今回は、最も単純な「三大栄養素」という基準を用い、みなさんの身近に存在する「マクドナルド」の栄養バランスを考えてみました。
これを機に、周りに存在するいろいろな食品の栄養成分表示を眺めてみるのも、なかなか面白いかもしれませんよ。