バイセップス・カールとも言う。フルートにかどわかされてオリーブが悲鳴を上げる、するてえとポパイが缶詰入りのばうれん草(グエッ一)をバクバクッて食べて必ずお決まりの力コブをグイッのポーズ。これがアームカール。上腕の表側にあるバイセップス・・上腕二頭節・・を収縮させて、肘から先・・前腕・・を手前に引き寄せる運動だ。アームカールのポ-ズの後、ブルートはぶっ飛ばされて海の彼方に飛んでいく。このアームカール、立ち上がって、両腕をいっぺんに動かすもの、片腕ずつのもの、専用の台(スコット台)を使うもの、あるいは座って行うものなどバリエーションが多い。運動中に筋肉の取締を自分で確認できる、数少ない筋トレのひとつだ。鏡があると、筋トレ初心者も達人も区別なく、思わずグイッとしてしまう、うれし恥ずかしのポーズでもある。


    アイソトニック・エクササイズで負荷を決める際に使われる最もポピュラーな方法。スポーツクラブでトレーニングのプログラムを作ってもらう時、まず最初にl回ようやく上がるようなウェイトを持ち上げるはず。これがRMの測定。RMとは、ある負荷をかけて繰り返し運動でぎる回数のことで、ようやく1回上げられる負荷が1RM。プログラムを作成するにあたり、目的に合わせて1RMの何%の負荷でトレーニングを行うか決められる。たとえば筋肥大を目的とする場合、1RMの75~85%の負荷で、6~12回行う。



    応急処置のひとつで、打撲などで損傷した部位を水や氷で冷やすこと。通常、損傷した部位は熱を持ち、代謝が高くなる。すると血液やリンパ液などの循環も同時に高くなり、損傷部分が腫れて大きくなってしまうのだ。そこで患部を氷や水で冷やして新陳代謝を低下させ、炎症や損傷のダメージを少なくするというわけ。一般的な方法は、氷や水を入れたビニール袋で患部を15分から20分冷やす。これを2時間に1度の間隔で行う。それより長い間隔では効果が薄れ、また、2時間より短い間隔で行っても効果に変わりは見られない。氷や袋がなければ、もちろん水道水や、山では沢水でも溝わない。ただし、擦り傷など表面に傷を伴っている場合は、滅菌ガーゼを当てるなど、バイ菌の侵入を防ぐ処置を先に行うことを忘れないようにしよう。


    たとえば、肘を曲げる動ぎ、アームカールを例にとろう。ダンベルを掴んで真下に肘を伸ばしきったところから(筋肉がいちばん伸ばされている、l00%だ)ダンベルを引き上げようとする。このアームカールの最初の動作のときはダンベルがとても重く感じるはず。つまりこの状態での上腕二頭筋の筋力は弱い。つぎに、ダンベルを上げ、肘が90度くらいになった。筋肉の長さを50%と考える。この状態から「ダンベルを5cmだけ上に上げなさい」と言われたら、どう?辛くはないだろう、ひょいと、動くだろう。この長さのときの上腕二頭筋の筋力は強いのだ。とまあ、筋肉はどの長さのときでも同じ力を出せるわけじやない。また最初は幸くても、勢いよくグイッと上げてしまえば、加速度が働き、そのあとはまるで筋力を発揮しないでもダンベルは上がってしまう。筋トレにならない。アイソキネティックスとは、筋肉の収縮速度が一定のこと。つまり関節の動ぎが最初から最後まで一定。もっと言えば、手や足をず-っと同じスピードで動かすってこと。で、アイソキネティック・エクササイズとは、一定スピードを保ち、関節角度がどんなときでも最大の筋力を発揮でぎるようにコンピューターでマシンを制御する筋トレのこと。加速度も働かないようにする。並のスホーツクラブにはありません、そんな機器。すごいけど、なんだかなあ、人間のやることかい。




    筋肉をギュッと収縮させ、しかもその長さを変えて、力を発揮させて行う筋トレ法。これじゃなんだかわかんない。まあ、簡単に言えば、フツーの筋トレ、つまり、肘や膝の関節を曲げたり伸ばしたりすること。負荷がないと、これじゃあのれんに腕押し、ヌカに釘、豆腐にカスガイ。だから手にダンベルやバーベルを持って引いたり上げたり、あるいは脚を使ってマシンのステップを押し込んだりする。負荷をかけるのだ。で、アイソトニックとは筋肉の収縮のシステムのひとつで、等張性収縮の日本語訳。筋肉が収縮してその長さが短くなればなるほど、発揮される筋力は大きくなる。当たり前のことをむずかしく言うとこうなる。ただ、このシステムにも2種類があり、筋肉を収縮させながら力を発揮するコンセントリック、筋肉を伸ばしながら力を発揮するエキセントリックがある




    筋肉を収縮させはするものの、その長さを変えないで力を発揮させて行う筋トレ法。なんて言うとわけわかんないけど、ふだんの生活の中でよくやっている運動だ。たとえばごはん茶碗を左手に持ち、目の前にじっと支えている動作。「おお、今日もおいしくごはん粒が炊きあがっているなあ」空中にお茶碗を支えるためには腕や肩に筋力が発揮されていなければならない、つまり筋肉は間違いなく収縮している。でもお茶碗はじっと動かない、もちろん肘や肩の関節も動かない。これの本格的なものは、体操競技、つり輪の十字懸垂あたりか。筋肉は収縮していてもその長さは変わっていないのだ。これがアイソメトリクスという筋収縮システム、等尺性筋収縮という。この筋トレ、関節を動かさなくていいのだから、モノを動かさなくていい。というより動かしてしまうとアイソメトリック・エクササイズにならない。動かすモノがいらないのだから、ダンベルやバーベル、マシンはいらない。両手のひらを顔の前で合わせ、互いの腕を押し合えば、それだけで胸の、引っ張れば背甲の筋トレに、カラダを固定して壁を押せば腕、肩の筋トレに。つまり動かないものを押したり引いたりすればいいのだ。なんとお手軽。最大筋力の40%以上、最大持続時間(これ以上統かないという時間)の20%程度の強度で行う。日頃あまり使わない筋肉の活性化に効果的。道具がいらないので、自宅でも旅先でも楽しめる。




    ビタミン、ホルモン、酵素などの生理的効力を国際的に統一して示す時に用いる単位のひとつ。普通は1gの1000分のlのmg、mgの1000分のlのugが使われるが、IUは、重さでは測りにくいビタミンのための単位で、主にビタミンA、Dなど脂溶性ビタミンを測る時に使われる。「1IU」は「1国際単位」と読む。ビタミンAの1IU=0.3ug、ビタミンDの1IU=0.025ugが基準になっている。




    牡蠣・牛肉、レバー、豆類、ゴマなどに多く含まれる金属元素。筋肉、骨に成人で全体の90%存在する。200種類以上の酵素とともに働ぎ、ヒトの成長に欠かすことのできない働きモノだ。また別名〃セックスミネラル〃とも呼ばれ前立腺の機能を正常にするために不可欠な元素でもある。免疫機能を高める働きもあり、カラダの抵抗力を増すという重要な成分。亜鉛には、その他に味覚を感じる味雷をサポートする働きもある。無理なダイエットや、インスタント食品などの食べ過ぎや植物性食品に偏った食べ方で亜鉛が不足してしまうと、味覚障害を引き起こしてしまうことも忘れてはいけない。




    「マズい。・・・もう1杯」でおなじみの〃飲む生野菜〃健康飲料。かってはカラオケの罰ゲームで一気!などキワモノ扱いもされていたが、今や健康を気づかう人々の認知度は高く、ジューススタンドで作りたてを一杯という人も。青汁は、基本的には緑黄色野菜をすりつぶした搾り汁。メインとなる野菜ケールはアブラナ科で、キヤベツやブロッコリーの原種とされているもの。その歴史は古く、紀元200年には古代ギリシャ人によって栽培されたとの記録も残つている。ビタミンC。をはじめ、ビタミンA、カリウム、カルシウム、鉄など微量元素も豊富に含まれているので、慢性的な野菜不足の解消、野菜の壊れやすい成分をそのまま効率よく摂れるカラダ作りの強い味方だ。各メーカーから冷凍タイブ、粉末タイブなどの製品が出ており、デパートの健康食品売り場などで簡単に手に入る。






    カラダにはたくさんの腱があるけれど、なかでももっとも有名かつ重要な腱がアキレス腱。踵の上をつまむと触れることができる。ふくらはぎには、大腿骨から始まる腓腹筋と、脛骨と腓骨に始まるヒラメ筋がある。この2つの筋肉は合流して、末端はアキレス腱となって踵骨に付着する。ようするに、ふくらはぎの筋肉と踵をつなぐのだ。キックやジャンブなど、爪先立ちを伴う動作では大きな負荷がかかるため、コンディショニングが不十分だと、スポーツなどで断裂を起こす場合がある。運動しているときだけでなく、普通に立ったり歩いたりするときも、アキレス腱にはつねに力ががかっている。運動不足の人は、ふくらはぎとアキレス腱のストレッチをサボっていると、思わぬトラブルを招くこともある。




    スボーツクラブ業界用語。水(アクア)を使ったエクササイズという意味になるけど、実際はブール内でのエアロビクスダンス、水中キックボクシング、腰痛体操、ウォーキングなどの総称。水の中の利点その1。水の中は浮力があるため、立った姿勢でジャンプしても腰や膝、足首に衝撃が少ない。その2。水の中で手足を動かすとき、早く動かせば抵抗は強くなり、ゆっくり動かせば手足にかかる抵抗は少なくなる。つまり、その人の運動能力以上の負荷が手足にかかることがないので、実に安全。強度調節も簡単で、動かす速さを変えればいいだけだ。保温効果のある専用の水着やウェットスーツも用意されている。




    空飛ぶ凹盤が海に落ちて、水圧によって潰されたものがコレ、なんて店のオヤジはつまんない洒落を言うとったけど、水の中をすごい勢いで飛んでいくフライングディスク。薄っぺらで、少しの空気を取り込むスリットが入っている。投げ合い、遊ぶためにはプールの中に潜り統けていなきゃならん。もしかすると最新鋭の心肺機能向上トレーニングマシンかも。




    陸士競技短距離走で、徐々に加速しながら行うトレーニング。加速走とも呼ばれる。初めはゆっくり、徐々にスピードを上げながら、最後には最大のスピードで走る。




    ご存じのように、筋肉は自在に伸び縮みする。それを可能にするのが筋原線維という収縮装置で、アクチンとミオシンという2つのフィラメントで構成されている。筋原線維にはサルコメアというユニットが無限に連なっている。このサルコメアは、1本の太いミオシンを、6本の細いアクチンが取り囲んだ六角柱。運動神経から刺激を受けると、アクチンが両側から一斉にミオシンの間に滑り込み、筋肉が縮む。そしてアクチンが元の位置に戻ると、筋肉は〃伸びて〃元通りになるというわけだ。




    運動を愛好する人。生活のすべてを競技に捧げる人。そのためにトレーニングを日課とすることはもちろん、食事、睡眠、夜遊びや深酒など、一般人が追求してやまない「欲」を自在にコントロールできる。世俗的な「欲」から解放されているので、彼らは一様に爽やかで潔い。トレーニングウエアの着こなしは完璧。以上の条件を満たす限り、誰にでもアスリートと呼ばれる資格がある。




    暑いから汗をかく。体温は常に一定でなくてはならないからだ。だから逆に寒くなるとカラダが震えてくる。無理矢理筋肉を動かすことによってカラダを温め、体温を一定に保つのだ。汗とは汗腺から排出される分泌液のこと。主成分は水で、他には塩化ナトリウム、リン、尿素、アンモニア、クレアチンなどが含まれている。高温下、汗は蒸発する時の気化熱によって、体表から熱を奪い体温上昇を防ぐ。いつも何となくかいている汗だげと、その威力は大変なものだ。たとえばここに体重70kgのマランンランナーがいる。最大酸素摂取量は78ml/kg/分。体組織の比熱は0.83キロカロリー/kg/度。彼が2時間20分でレースを走れば、総エネルギー代謝量2555キロカロリーの78%、1992キロカロリーが熱となる。ここで汗をかかずにいると、ゴールでの体温は34度も上昇、何と81度に達していることになるのだ。トレーニングウェアがあれほど吸湿・速乾性にこだわるのも、うなずける気がする。




    背をまっすぐ伸ばし、顔を真正面に向けた直立姿勢のこと。エクササイズ名の前にアップライトとダンベルやバーベルなどのフリーウェイトを使ったトレーニングでは、姿勢がとても大切。ただやみくもにダンベルを上下すればいいわけでなく、目的とする筋肉にいちばん効果のあるように、また、腰や肩、肘などに無用な負担がかからないように、そのための姿勢が決められている。トレーニングの姿勢を説明する言葉には、これ以外にも上体を前屈みにして行っという意味のベントオーバー、ベンチなどに座って行うシーテッドなどがある。おおよそだけど、同じ部位のエクササイズなら、立位より座った方がキツイ。背筋や脚の筋肉が使えないからだ。。




    副腎髄質から分泌され、血糖値を上げる働きを持つ重要なホルモンで、人間を戦闘状態にするホルモンと言い換えることもできる。別名はエピネフリン。心筋の収縮力を高め、心臓、肝臓、骨格筋の血管を拡張させ、一方で皮膚や粘膜の血管を収縮させ、血圧を上昇させる。その他、脂肪組織で脂肪分解を促進し、血中の遊離脂肪酸濃度を上昇させ、それによって摂食中枢が刺激され、空腹感を覚える。止血剤や強心剤にも利用される。




    無酸素性運動。とは言っても息を正めて行う運動という思味ではないので安心してください。これは筋肉を動かすエネルギー(ATPと呼ばれる物質)が供給される時に、酸素を必要としないという意味。このエネルギー供給はATP‐CP系、クレアチンリン酸の分解、解糖系という3つの方式がある。運動強度が高く、短時問で終わるような運動が無酸素性運動。具外的にはウェイトリフティングやゴルフのスイングがATP‐CP系、50m走など10秒以内の運動がクレアチンリン酸の分解によるもの、200~400m走や100m競泳など、60~90秒間の連続運動がグリコーゲン分解による解糖系。これと対照的な運動が、おなじみの有酸素運動。しかし、ジョギングも自転車も、始めてから60~90秒の間は無酸素性運動と言える。




    カラダの筋肉を作っているタンバク質、それを構成している基本的な材料がアミノ酸だ。つまり筋肉の元の元、というわけ。タンパク質は約20種類のアミノ酸から構成されていることがわかっており、うち9種類はヒトのカラダが合成できない、つまり食事や栄養補助食品から摂るしかない「必須アミノ酸(不可欠アミノ酸ともいう)だ。そして、この必須アミノ酸の中でも特に筋肉や組織に多く存在しているのが分岐鎖アミノ酸(BCAA)だ。アミノ酸自体、体内への吸収がタンパク質よりも早いため、トレーニング時の栄養補助食品として注目されているが、最近はこの分岐鎖アミノ酸入りの食品、飲料が多く出回っている。トレーニング前に摂取してエネルギー源として分解されるようにすれば、大事な筋肉を減らすことなく効果的なトレーニングができる。




    おとなしくしているときの1分間あたりの心拍数。必ずしもべッドの中でとか、横になっていなければならぬ、という決まりはない、おとなしくしていれば座っていてもいい。体調の変化を知るだけでなく、その人の運動能力を知る目安にもなり、トレーニングプログラムの基礎データとして使われることが多い。高性能な心肺機能とは1回の拍動で大量の血液(酸素、栄養も)をカラダ中に送り出せること、つまり1分間当たりの心拍数は少なくて済むことになる。一般成人は60~80くらい、トライアスリート、マラソン選手など持久系運動の達人のそれははるかに少ない。心拍数、目標心拍数、最大運動強度などを参照。




    胃袋、お袋、堪忍袋ってくらいで、もっとも大事にしたい臓器。消化器の3番打者で、強力な筋肉で食道から運ばれた食べ物を粉々に砕く。さらにタンパク質を分解するペプシン、脂肪を分解するりパーゼ、鉄をも溶かす塩酸を含んだ胃液と混ぜて、粥状にして小腸へ送り出す。そんな強力な胃液で胃自身が消化されないのは、内側が粘膜で保護されているから。だが、ストレスやお酒の飲みすぎなどで粘膜機能が低下すると、胃は胃酸の攻撃に直接さらされて、放置すると胃潰瘍を招く。要注意!




    イワシ、サバ、ハマチ、マグロなどのいわゆる青い魚類や海藻類に多く含まれる必須脂肪酸のひとつ、エイコサペンタエン酸の略称。多価不飽和脂肪酸の一種で、イコサペンタエン酸(IPA)と呼ばれることもある。ヒトの体内では作られないため、積極的に食事から摂取することが大事だ。働きとしては、血栓を溶解させ、血管を拡張させ、血液中の中性脂肪を減らす。そして悪玉コレステロール(LDLを減らし、善玉コレステロール(HDLを増やすなど。つまり、生活習慣病全般の予防や改善に大きく役立つ。ただし、カラダにいいからと過剰に摂取してしまうと、血液が凝固しにくくなる弊害が出ることもあるので注意したい。




    ミネラル元素のひとつ。タンパク質(特に動物性タンパク質)やアミノ酸の成分で、毛髪や皮膚、爪を作る材料となっている。シスチンというアミノ酸に含まれているので、肉や魚、大豆、野菜、牛乳、卵などから無理なく摂取することができる。タンパク質を十分に摂っていれば不足する心配はないので、特に1日の所要量などは定められてはいないが、もしも極端に不足してしまうと、皮膚がかさかさになったり、毛髪のツヤが損なわれることになるので注意したい。




    カラダの中に蓄えられていたり、食べ物から栄養素として取り入れた糖質、タンパク質、脂質など高分子の化合物を分解して、より小さな分子化合物に変換する時、エネルギーが放出される。そして、分解のブロセスを通してエネルギ-を得ることを異化作用という。反対に、体外から取り入れた栄養素を元にして新しい細胞を作り、不足している成分を補う作用が同化作用。そして、栄養素がカラダの中で変転していく異化作用、同化作用を、合わせて代謝と呼ぶ。




    感覚受容器に反応を引き起こす最小限の刺激量。閾値が低いということは、反応しやすく興奮しやすいことを意味する。たとえば運動強度を徐々に強くすると、ある点を境に呼吸の回散(換気量)が急激に増える。この点も閾値(換気性闇値)。閾値が低いほど息が上がりやすいが、これをトレー二ングによって上げることになる。




    生物の遺伝形質を規定する因子のこと。人のDNA内にはおよそ10万の遺伝子があるといわれている。医学の分野では現在、遺伝子診断が積極的に行われている。これは採血した白血球中の遺伝子を調べて、病気の原因遺伝子の有無で、将来、病気になるかどうかが判定でぎるというもの。たとえば糖尿病は日本人の6割が原因遺伝子を持っているといわれている。原因遺伝子を持っていれば必ず発病するわけではないが、これを知ることでライフスタイルに気をつけることができ、予防にもつながる。




    休養宣言したF1ドライバーのミカ・ハツキネンは、ピットで右手人差し指を天に向け、瞑想する姿で知られていた。実はこれ、瞑想ではない。指先はコースレイアウトを追い、レース中に起こるであろうあらゆる場面を想定しながら、それに対応するラインをシミュレートしていたのだ。これがイメージトレーニング。実際にカラダを動かす練習ではなく、運動を心の中でイメージして行う練習法だ。練習であるからには、最終的に勝利のイメージが現れなくてはならない。ハッキネンは、頭の中にチェッカーフラッグが現れるまで瞑想をやめなかったはずだしオリンピック選手は表彰台に立った時の歓声、プロゴルファーは勝利のインタビューを受けている姿までが現れて、初めてイメージトレーニングを終える。




    上向きの斜めの角度のことを言う。エクササイズの名前の前に、インクラインとくっつけば、上半身を斜めに起こした姿勢で行う○○、ということ。また、そのように上半身を起こせるように角度調節のできるベンチをインクラインペンチと言う。ちなみに、平らなベンチはフラットベンチ。また、頭が下がった状態をデクライン、そのように調節できるベンチをデグラインペンチと言う。ダンベルを真上に押し上げるとき、上半身の角度が変われば、必然的に押し上げる腕の方向も変わる。つまりその運動にと使われる筋内部位が変わってくる。極端な例、立位で右左にダンベルを持ち、真上に押し上げれば肩のトレーニング。仰向けになって同じ運動をすれば胸に効くことになる。じゃあその中間、斜めに上半身を起こした姿勢では?胸の上部(いちばん目立つところ、いちばん大きくしたいところ)に効く(そんなわけで、筋トレの達人ほどベンチをインクラインにさせている。知っているのだ。




    膵臓のランゲルハンス島と呼ばれろ細胞の集まりから分泌されるホルモン。肝臓、骨格筋、脂肪組織などに作用して、ブドウ糖、アミノ酸、カリウムの取り込みを促し、グリコーゲンの分解を抑えて、その合成を促進する。その結果血糖値を減少させる。食事などで血中の糖分が上昇すると、イシスリンが分泌され、血糖値を下げるように働く。なお、インスリンの分泌が不十分であると、血糖値が上がったままとなる。これが糖尿病。肥満を防止するためには、インスリンの分泌を促す食べ物を避けることが大切だといわれる。避けるべき成分はショ糖などの単糖類が代表格。消化吸収に時間のかかるるデンプンなどの多糖類はよろしい。




    50mをダーッと全速力で走ってハアハア・ゼイゼイ。ゆっくリジョギングで戻って息を整えたかと思うと、またダー・・・。水泳なら25mをガガガッと全力で泳いで、流しで戻ってくる。戻ってきて、またガガガッ。そんな苦しいイメージのある言葉。正確に言えば、無酸素運動と有酸素運動を繰り返し、両方の運動能力を高めるトレーニング方法。「ダーッの全速」が無酸素連動で、「ゆっくり戻りのジョギング」が有酸素運動だ。走りや泳ぎではよく知られたトレーニング法だけれど、実は筋トレにもインターバル法がある。ふつうは、軽い負荷て回数を多く行い、休憩(有酸素運動)をはさみながら、次々と種目を姿えてゆくもの。全身の筋肉を使うよう、ジムにあるマシンやダンベルを総動員。途中で順番待ちなんかしてらんないから、ジムの空いている時間帯でないとむずかしい。かなり疲れる。




    たとえばあなたがトレーニング辞典の類を持っていたとして、それがちょっと古いモノだと、こんな言葉は載っていないかもしれない。だが、最近のスポーツやトレーニングの世界ではずっと話題になっているキーワード。これを機会に憶えておくといいだろう。あんまり想像したくないが、ヒトの度をベリベリと剥がすと、体そこには何が現れるか。皮膚と一緒に皮下脂肪も取れてしまったとすると、真っ赤な筋肉がむき出しになるハズ。人体模型や骨格筋図などでおなじみの全身筋肉マンが出来上がるのである。こうしたカラダのいちばん外側にある筋肉を(まんまなのだが)アウターマッスルと呼んでいる。それに対して、アウターマッスルのさらに奥にある筋肉群が、インナーマッスルである。肩の筋肉は三角筋、お腹の筋肉は腹直筋、大腿の筋肉は大腿四頭筋……という具合に、有名どころの筋肉を挙げていくと、まるで肩には三角筋という筋肉しかないような気になってくる。ところがこうしたおなじみの筋肉は、ほとんどがアウターマッスル。実際には筋肉は何層にも重なり合い、大きなアウターマッスルと細かいインナーマッスルが、互いに協力しながら働いている。たとえば、肩から肩甲骨にかけては、三角筋と僧帽筋というアウターマツスルに隠れて、棘上筋、大円筋、小円筋といった働き者のインナーマッスルがひしめき合っているのだ。肩関節や股関節は、前後左右だけでなく、回旋などの複雑な動きをする。それは、到底一つの筋肉では制御できない。そこで必要になるのが、アウターマッスルとイソナーマッスルの密接なコラボ。けれど、通常の筋トレ(レジスクンストレーニング)では、ついついアウターマッスルを鍛えろことに熱心になってしまう。表層にあるので変化が分かりやすく、モチベーションが高まるからだ。そんなわけでアウターマッスルばかりに目を奪われて、インナーマッスルをないがしろにしていると、カラダの動ぎを正確にコントロールする巧緻性を上分発揮することができない。とくに、捻りを伴う肩の回転運動などでは、インナーマッスル同上の連携が滑らかな動きをサポートしてくれる。野球のピッチングやゴルフのスウィングなどで悩んでいるのなら、ぜひインナーマッスルに注目してみよう。細かいインナーマッスルを鍛えるには、軽めのダンベルやチューブなどが効果的。アウターマッスルとインナーマッスルをともに鍛えて初めて、本当に使えるカラダが出来上がるのだ。




    フィットネスの開祖のひとり。ウェイトリフティングの選手としてトレーニングに取り組み、独自の理論を確立。現在のトレーニング理論に愛け継がれている。またトレーニングに必要な栄養摂取法を追求し、多くの栄養補助食品を開発している。1922年半まれ。




    ブロポ-ションじゃなく、カラダの中身のお話。体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があるけど、このうち内臓周辺に溜まる内臓脂肪は生活習慣病の原因ともいわれる。この内臓脂肪がどれほど溜まっているかをカンタンに教えてくれるのが、ウェスト周径をヒッブ周径で割ったウェストーヒップ比。1に近いほどお腹が出ている、つまりその中に内臓脂肪が詰まっている可能性が高い。男性では1.10以上、女性ては0.9以上で、内臓脂肪が溜まりすぎ(内臓脂肪型肥満)の公算大。




    これがないとズボンがずり下がっちゃう、というベルトではなくて、ここは筋トレのときに腰痛を防ぐための幅の広いベルト。皮革や丈夫なナイロン生地でてさている。重量挙げのアレだ。幅の広いベルトをおなかのまわりに巻いて、つまりはぐるりと丈夫な壁を作るのだ。腹直筋や腹斜筋に力を入れたとき、その腹圧は壁にはね返されて内側に働く。おなかに力を人れることで、腰椎をしっかりガードでぎる。というよりも、おなかに力を入れないと、何の役にも立たない。巻いておくだけじゃイカンのだ、よおく理解しておこう。




    水温が低い時に水に入るスポ-ツで使われる、保護スーツのこと。着用しているときにカラダが儒れることから、この名前が付いた(対語=ドライスーツ)。保温性のあるネオプレン・フォームの層で皮膚を覆い、体温の低下を防くごとが目的。サーフィン、ウィンドサーフィン、トライアスロンでは厚さ3mmのものが使われることが多い。ダイビングでは、水温が抵い場合は5mmのものも使われる。カラダへのフィット性が重要なので、専門ショップでオーダーメイドすることが望ましい。




    「Well」+「being」からきた造語、つまり直訳すると「いい状態」のこと。広義の意味では健康を意味する言葉だが、単純に病気でないだけでなく、精神的にも社会的な意味でも健康な状能を指す。よく対にされる言葉に「フイットネス」がある。「フイットネス」はより積極的にカラダを動かし鍛えることだけを意味する。それに対して、「ウエルネス」は家庭や仕事、友人関係、さらに老後までを視野に人れて、いかに人生を豊かに快適に過ごすかをテーマにしている言葉なのである。




    ひとことで言えば歩くことだけど、ここはやはりエクササイズとしての歩行。代表的なエアロビクス運動のひとつで、同じ運動のジョギング、水泳などに比べいくつかのアドバンテージがある。ジョギングはジャンプしながらの前進だけど、こちらはたんなる平行移動。膝や腰への負担が格段に少ない。特別な道具がいらないし、どこでも、いつでも(通勤、通学、買い物途中でさえ)できる。おおよそのウォーキングの消費カロリー(キロカロリー)は、距離(km)x体重(kg)x0.5。ジョギングは距離X体重。ウォークはジョグの2分の1のカロリー消費だ。




    急激に汗をかくことによって、筋収縮に関わるミネラル分が失われることを防ぐ方法。栄養学的に言う微量金属にはスムーズな筋収縮のために欠かせないものも多く、不足するとこむら返りや肉離れなど、筋肉のトラブルを招く場合があるのでこれを防ぐ。一般的には運動する2~3日前からミネラル分を含んだ水を多めに摂り、筋細胞の隅々にまでミネラル分を行き渡らせる方法が用いられる。




    準備運動のこと。メインとなる運動の前にカラダや精神の準備を整え、特に心臓や筋肉などの運動能力を高めておくための運動。主な目的は、①全身の筋肉、靱帯、関節などの機能を高めておく。②運動に必要な血液や酸素を全身に送り出すために、心肺機能を高めておく。③メインとなる運動を始めるに当たって適度な覚醒状態を作り、精神的な準備をする。④外傷の予防や、カラダに激しい負担をかけないようにする。具体的な方法は、①心拍数を高めるような運動を行い、筋温を上昇させておく。目標は、最大心拍散の60~70%。②ストレッチングで筋肉の柔軟性を高め、関節可動域を広げておく。③メインの運動の動きを想定したドリルを行い、神経伝達系を活性化させておく。メインとなる運動の種類や個人差によって、ウオームアッブの強度や時間は変わってくるが、一般的には15~30分ほどとされる。




    サドルに座り、前輪を上げたままペダルを漕いで走る技。ヒーロ-への必須テクニックだが、実はかなり難度の高い技でもある。「ウィリーできるぜ」と言うヤカラが腕で一瞬前輪を引きあげて得意顔だが、それはウィリーではなく、単なる「ホイールリフト、そこから走りださなければウィリ-とは呼べないのだ。




    スポーツクラブに行けば、必ず「どのくらいの強さの運動を、何回、どの程度の時間をかけて行うか」という指導を受けるが、この場合の「運動の強さ」。具体的な表示法としては、①心拍数、②最大酸素摂取量、③主観的運動強度(RPE)、④エネルギー代謝率(RMR)、⑤メッツ法。①と②は最大値の何%かで決める。③は表の通り。




    強烈な打球の内野ゴロが、遊撃手の目の前で右から左にイレギュラーハウントをする。その瞬間、遊撃手は右に向けていたカラダを左に向けて捕球、直ちにカラダを右に捻りながらのジャンビングスローで一塁に送球、アウト。この間、ほんのコンマ数秒このファインプレーの間に、力ラダは2通りの神経を使い分けている。まず、ボールのイレギュラーを目が知覚し「ヤバい!イレギュラーだ!」と脳に知らせる。これが感覚神経。目、耳、肌などの感覚器が捉えた情報や、筋肉の状況を脳に伝える神経だ。続いて「イレギュラーしたんなら、カラダの向きを変えて捕球しなさい」と脳が指令を出し、全身の筋肉が指令に従ってカラダの向きを変え、捕球をすませる。この脳から全身の筋肉に伝わる指令の経路が運動神経。その後、遊撃手は感覚神経でラソナーの位置を知り、普通の送球では間に合わないと判断。それを知った脳は、瞬時に運動神経を通してジャンピングスローの指令を発する。指令の経路をもう少し詳しく言おう。指令はまず大脳連合野という司令部から発せられ、それを受け取った大脳運動野という機関が脊髄前角細胞に向け打電する。この脊髄前角細胞と筋肉をつなぐ神経が運動神経の正体だ。なお、運動神経は太いほど伝達速度は速くなる。従来は一般人とアスリートの間には伝達速度の差はないといわれていたが、最近の研究ではアスリートの方が速いという報告も出てきている。




    運動不足そのものは病気でも何でもないのだから、本人がそれでいいと言うのなら余計なお節介は焼きません。が、フィットネスをお奨めする私としては、運動不足の結果、何が起こるのか、聞いておいてほしいと思うわけです。まず、あらゆる運動は筋肉を使ってて行う。ということは、運動不足の人の筋肉はあまり使われないわけで、これがすべての悪循環の引き金になる。使われない筋肉は、どんどん細く小さくなる。そこでそのまま痩せていくこともありましょうが、そこは飽食気味の日本人、運動不足であれば、摂取カロリーが行動に要するカロリーを上回るはず。そこで余ったエネルギーは、脂肪となって備蓄される。いったいどこに?本来は筋肉があるべきスペースに、内臓の周りに、お尻や大腿の内側などに。さらにもうひとつ。筋肉が細く小さくなるということは、基礎代謝量も下がるということ。クルマであれば燃費が良くて助かるけれど、人の燃費が良いということは、人と同じ量を会べていては食べ過ぎになることを意味する。こうして太りやすいカラダができあがっていくのだ。で、体重が増える。ますます運動が億劫になる。代謝機能は落ちて、元気な感じも失われていく。現在、運動不足が一因とされる成人病は冠動脈性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、高血圧、糖尿病、胃潰瘍、腰痛症、肥満症など。お医者さんに行く前に、少しずつ運動を始めましょう!