肌やボディのケアのために、エステに通う人はちらほらいます。元々高額なものなので手を出さない人が多いですが、「お試しだけしてみよう」と考える人は、けっこう多いのではないでしょうか。
「何が起きてもお試しだけ」と頑なに決めていれば良いのですが、多くのエステでは勧誘がしつこい印象がありませんか?甘い言葉や強引な言葉をかけられ、その頑なな思いも揺らいでしまうことがあります。
今回は、エステ経験者としての目線から、しつこい勧誘の実例を挙げ、恨まれない断り方や回避法についてお伝えしていきましょう。
勧誘の実例
まず、興味がおありの方は、是非下記の記事に先に目を通されてみてください。エステを受けたことによる効果や、私自身の体験談が書いてあります。
さて、ここからは、実際に私が受けた勧誘について、一気に列挙していきたいと思います。
※ あくまで私が通っていたサロンのお話なです。別のサロンではまた違った勧誘をしてくるはずです。
お試しケアの日の勧誘
私も、最初はお試しから入りました。詳しくは上記でご紹介した記事に書いてあります。
この日の勧誘は、特に目立ったものではありませんでした。多少の勧誘はありましたが、元々通い続けるつもりで来ていたので、あまり気になりませんでした。
でも、「お試しだけにしておこう」という人にとっては、ちょっと鬱陶しい勧誘だとも思いました。先に10万円くらいするコースを勧めてきて、その後すぐに数万円のコースを勧めてきたのです。
これは、“先に高額商品を見せてから比較的安価なものを見せると、それが安く感じられる” といった、マーケティングでよく使われる心理作戦だったかと思います。
「これだとお得ですし、気軽に続けられますよ」と、自信のある笑顔で勧誘してきました。まあ、そこまでしつこい気はしませんでしたし、肌の悩みを解決したい思いもあったため、私は断りませんでした。
なお、ネットで色々調べてみても、お試しケアを受けた多くの人が、お試しの日の時点で勧誘に乗っかってしまうようです。お試しの日は実務経験の豊富なスタッフが担当すると考えるのが自然ですし、彼女も言葉が巧みです。
エステ業界は、契約を勝ち取った数が多い人ほど待遇が良くなるとの話もあります。また、女性ばかりの職場ですから、醜い熾烈な争いもあるでしょう。そんな中で辞めずに勤続してきたスタッフは、おそらくかなりタフだと思います。
また、お試しだけで終わられると、エステ会社側にとっては不利です。お試しでは、本来は○万するものを数千円で提供したわけですからね。それに、元々高額なエステですから、積極的にセールスしないと客が集まらず、商売あがったりです。
まだ残り半分も終わっていないときの勧誘
お試し後、私は新たな3回コースを続けましたが、やはり途中で勧誘がありました。私は洗顔料を買わされましたいいえ買いました(笑)。
そして3回コースの最終日には、次なるコースも新たに契約しました。事実、肌の調子が良くなってきていたので、「試しにこのまま続けてみたらどうなるかな」と思い、はじめから契約するつもりで考えていました。まあ、10万円を超えるものだったので、少しだけ躊躇はしましたが。
その新たなコースは12回分。なんと、このコースの1回目に、またもや事件が起きました。3人がかりでの勧誘があったのです。半分聴いているフリだけしたので何の内容か詳しくは忘れましたが、以下のようなことを言ってきました。
- 「今、契約すると○円お得ですよ!d(^^)b」
- 「ケアを続けていけば、きれいなお肌が保てます(*^^*)」
- 「お願いします。ケアさせていただきたいのです!m(__)m」
- 「今日もせっかくきれいになったので、続けないともったいないですよ(´・ω・)」
・・・続けないと…って、まだ残り11回残っているではありませんか!
その日は、20分ほどの勧誘が続きましたが、なんとかうまく断りました。12回コースの2回目からは、勧誘が下火に。こちらがちょっと不満げな顔をしただけで、身を引いてくれました。
ところが、まだ半分もいっていない5回目あたりから、やや経験のありそうなスタッフに切り替わり、10万円を超える新たなコースをごり押し勧誘。6回目なんかは、それプラス、別の高額コースまでいくつか提案してきました。
やはり言うことは変わらず、「今がチャンスです。お得ですから是非」とか「ケアさせていただくことが楽しみなのです」とか「続けないともったいない」とか「残り6回しかないのですし」とか、そんな具合です。電卓まで持ってきて、見積もりの計算までし出したときは、ハッキリ言ってドン引きでした。
ケア(施術)を含めて本来1時間ちょっとで終わるはず(最初スタッフもそう言っていました)が、その日は2時間半にまで至っていました。スタッフも大変ですね。ノルマのためか昇給のためか知りませんが、本当神経が図太いです。顔は優しく言葉遣いもキレイなのに(いや、イイ顔にはウラがある典型例なのかも!?)。
その後、私は中途解約に踏み切りました。せっかくリラックスしようと来ているのに、これでは勧誘ばかりで気が休まらないと判断したためです。
勧誘の伏線
勧誘には、その予兆が見られることがあります。それは、ケア(施術)の最中に起こります。具体的には以下のようなことです。
- 「今日、出たいお時間はございますか?」と尋ねてくる。
⇒ 「特にありません」と答えると、勧誘が長引く可能性大。 - 「最近の肌のお悩みはどうですか?」と尋ねてくる。
⇒ 具体的に答えると、それに見合ったケアを無料or格安で行ってくれることがある。そこまではまだ良いのだが、ケア後の勧誘において、そのケアがセットになった高額コースを強く勧めてくる。 - 比較的経験の長そうなスタッフが、半強制的にプレゼントケアをしてくる。
⇒ これについても、勧誘においてそのケアが含まれたコースを勧めてくる。 - 「継続してくださっているため、お肌がとても良くなりましたね」「ケアしたら若くなりましたね」と喜ばそうとしてくる。
⇒ 客を良い気分にさせたりその気にさせて、勧誘を断りにくくする。 - 趣味や仕事について訊いてくる。
⇒ 勧誘時のセールストークに生かす(なお、カルテか何かがあったのでしょう、私の趣味について他のスタッフにも伝わっていたことも!)。
といった感じです。ほかにもあったかもしれませんが、忘れてしまいました。話の内容は気を付けたほうが良いでしょう。愛想良く会話してくれるのは気持ちが良いですが、多くを語らないようにしましょう。
また、スタッフによっては、ケアの最中にお金の話を出してきて勧誘してくることもあります。顔パックをしている最中だと喋りにくいので、やめてほしいばかりです。
その他の勧誘エピソード
ネットで検索をかけてみると、勧誘エピソードは山ほど出てきます。中には、言葉の暴力ではないか?と思えるような内容で勧誘された人もいるようです。
そして、なかなかハッキリ断ることもできないのも実情。人間ですから、情というものが働いて当然です。ハッキリ断るには、一種のロボットとなるしかありません。
でもいざ断ると、スッキリする反面、必要がなくても罪悪感を感じたりもします。本当、人間って難しいですね。
恨まれない(?)断り方・回避法
サロン側は、顧客情報を入手しています。氏名はもちろん、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、職業内容、趣味・・・。嘘をついて契約した場合はそれはそれで違法となることがあるかもしれないし、何かあったときに不利になるため、ほとんどの方が正直に伝えているでしょう。
さらに、エステのような高額サービスの場合、現金で支払うケースよりも、口座振替・クレジットで支払うケースも多いと思います。そこで怖いのが、クレジットカード情報がスタッフに行き渡ってしまうという点です。
以上のように、スタッフはあなたの多くの情報を牛耳ることになります。
つまり、(まず無いと信じたいですが)悪用されることもあるでしょうし、恨まれて何かしらのトラブルが勃発することも無きにしもあらずである気がします。
特に、事業を営む人や会社勤めの人の場合は、自分の名前・情報を守る必要があります。名誉棄損や変なトラブルに巻き込まれて人生を棒に振るのもアホらしいです。たとえ専業主婦であっても、事実無根となる情報を撒き散らされたら気分は最悪でしょう。この情報化社会では、大きなダメージを受けることも十分にありえます。
そこで、エステの勧誘を断る際は、角が立たないように、また恨みを買わないように、なるべくうまい具合に断るようにしたいところです。
ストレートはNG!うまく断ろう
以下の断り方は、気の強い人なら、言ってスッキリするかもしれませんが、恨みを買ってしまうおそれもあるので要注意です。
- (ケアに不満なとき)「ケアの仕方が下手だと思いましたので、契約はやめておきます」
- (ケアに不満なとき)「気に入らなかったし肌が変な感じするので、お試し料金は払いません」
- (最初から契約する気がないとき)「何はともあれ、契約する気は一切ありません」
- (もろに勧誘されたとき)「そうやって勧誘すること自体ありえません。もう来る気ないです」
- (堪忍袋の緒が切れたとき)「本当いい顔してれば言いたい放題ですよね。契約なんて論外です」
- (繰り返し勧誘されたとき)「契約しないって言ってるでしょ?ここまで言わなきゃ分かんないの?」
- (毎回毎回勧誘されたとき)「何度通ってもまた通わなきゃってのは、あなた方の腕が悪いからじゃないの?」
- (とにかく感情が爆発したとき)「プロのくせにそんな肌?信用できない。二度と来ません」
あくまでこれらは例ですが、いかがでしょうか。心の中で実際に思っても、ストレートに言わないようにしましょう。逆に、冷静さを欠くと、つい思ってもいないことを言ってしまう可能性もあります。
※ なお、肌にトラブルが発生して治療が必要となった場合のお話は、今回の話題から除外しています。
あちらも人間ですから、誹謗・中傷は絶対にいけません。また、ただ単にハッキリ断るにしても、相手の怒りのツボを刺激してしまうこともあります。普通に断っただけでも、スタッフが急に顔色を変え、言葉遣いが荒々しくなったという話も聞いたことがあります。中には脅しにかかるスタッフもいるようです。調べてみると怖いエピソードがあったりしますので、良ければ。
断り方は、ずばり、やんわり・・・というわけではなくて良いので、なるべく自分のせいにすると良いかもしれません。しかも、丁重にです。それなら、割と明確に断っても角が立たない気がします。
- 「即決しない主義なんです。すみません」
- 「予算の都合があるので、今日は決められないのです」
- 「ほかにも色々通ってから、検討させていただきたいと思います」
- 「これから生活が変わるので、今日は決めかねます」
このあたりの断り文句は有名ですが、これを、申し訳なさそうに言えば、こちらが優勢になるはずです。それでもしつこく勧誘してくるかと思いますが、感情的にならず、一点張りをすればそのうち身を引くでしょう。根比べです。
それでもあまりに長引くようであれば、それこそそのサロンは通う意義がありません。客の気持ちを考えていないわけですから。そういうときは、ビシッと「すみませんが、この辺にしていただけると嬉しいです」「もう時間なので」と言って突き放しましょう。
大切なことは、軸を持ち、怯まないこと
甘~い言葉やお得に感じるようなことを口にしてきますが、怯んではなりません。スタッフは、電卓を打ちながら、本当にお得そうなことを言ってきて、こちらの気持ちを揺さぶってきます。
でもよく考えてみましょう。相手は、“自分あるいは自社の利益を一番に考えている” という可能性が大きいのです。さらに、一見お得そうなコースでも、それだけで終わられたら向こうは損をするので、そのコースの途中でまた新たなコースの提案をしてくるはずです。
結局は、いつまでもその繰り返しなのです。たった10回しか通っていない私が言うのも変かもしれませんが、色んな声を聞くと、そう考えるのが自然であるような気がします。もちろん、サロンは一社だけではありませんので、本当に良心的なサロンも、探せばあることでしょう。
いずれにせよ、大切なことは、自分自身の軸を持ち、どんな甘い言葉をかけられても怯まないことです。向こうも商売ですから、多かれ少なかれ勧誘や営業トークはありえます。もしお試しに通うのであれば、そこはある程度割り切りましょう。
勧誘の回避法
できれば、勧誘される前に勧誘を回避してみたいですよね。
まあ、これができれば苦労することはないのですが、少しでも勧誘率を下げられるよう、また無事に乗り越えられるよう、以下に回避法をお示しします。
- 用事が無くても、あらかじめ出たい時間を伝えておく。
⇒ なるべくギリギリに設定しておくと良い。嘘も方便だが、トイレに寄ったりするのも用事のひとつ。用事は “作るもの”。 - 肌の悩みは、なるべく深刻そうでなく伝える。
⇒ 「ここが…」と細かく深刻そうに伝えると、そこを口実に攻められてしまう率がUP。 - 別のサロンにも行って色々試していることをニオわせる。
⇒ 嘘も方便。嘘が嫌なら、実際に別のサロンのお試しケアを受ければ良い。ヘッドスパ等なら「別の美容院のヘッドスパと比較検討している」というつもりで言えたりもする。 - あまりフレンドリーに喋らない。
⇒ 不愛想である必要はないが、あまりフレンドリーに喋ると変な情が働き、勧誘に負けやすくなるかも。 - ケチくさい、あるいは、生活がカツカツであることをニオわせる。
⇒ ケチくささを演出すれば、向こうも高額な契約を結ばせにくくなるはず。その上、自分自身悲劇のヒロインのごとく財布のヒモが固くなる。生活カツカツの演出は、サロンに来ている以上少し無理があるが、“だからこそお試しだけ” といった合点はいきやすい。
これらの対策を講じても、やはり勧誘は付き物だと思います。ただ、これらを実行するのとしないのとでは、スタッフから見るあなたの印象は大きく変わってくるはずです。
本当に気に入った場合は、上記の限りではない
「何が何でも断ろう!回避しよう!」というわけでもありません。お試しのケアを受けて、「ああ!本当に来て良かった!」と思えたのであれば、次なる契約を検討しても良いかと思います。
ただこの場合、言葉巧みにそそのかされてその気になってしまっているだけのパターンもありえます。ケアの最中は、常に自問自答しましょう。本当にこれで良いのか?と。
冷静に考えた結果、それでも「ここが私にとっての楽園だ」と思えたのであれば、堂々と契約をすれば良いのではないでしょうか。
よく考えて行動しよう
「これからどうなるのか」という不安を抱くこともあると思いますが、続けてみなければ分からない事柄がある、というのも事実です。私も、10回続けたからこそ、勧誘のしつこさを身をもって知ることができました。そして、美意識も高まりましたし、ケアをしてもらった当日と翌日は肌がピンとしました。
もし、継続していく途中で「辞めよう」と思ったら、法に則って中途解約が可能です。契約から一定期間内であれば、クーリングオフができる場合もあります(ちょっと面倒くさいですが)。この辺のことが自分では分からないなら、専門家に相談すればOKです。
・・・ただ、目的もなく、また自分できちんと自身をマネジメントできる自信が無ければ、お試しのケアですら受けないほうが良いかもしれません。エステを活用すればプラスにはなりますが、失うものも大きいです(お金や時間、労力など)。それに、ストレスが溜まってしまったら本末転倒です。
以上、長くなってしまいましたが、エステサロンの勧誘の実例と、恨まれない(?)断り方や回避法についてお伝えしました。
全体的に否定的な感じに仕上がってしまいましたが、エステサロンの存在まで否定するつもりはありません。否定したいのは、勧誘のしつこさそのものです。あと、「利用者自身もよく考えて!」という思いを伝えたかったのです。
実際、勧誘をしないエステサロンもあるでしょうし、優良認定されているところもあるでしょう。それらは、実際に調べたり、実際に一度通ってみないことには分からないこともあります。エステ経験の豊富な人が身近にいたら、一度尋ねてみると良いかもしれませんね。そのときは、その人自身が「友達を呼んでくれればお安くしますよ~!」とサロンから言われている可能性もあるので、注意しながらアドバイスを受けましょう!