四つ仮名の分類表
凡例および覚え方のヒント
- 本表は四つ仮名を含む和語ならびに漢字の「じ・ぢ」「ず・づ」の別をまとめたものです。和語については幅広く、漢字については簡易なものを中心に集めました。
- 各単語は五十音順に並べられています。ただし四つ仮名で始まる語は、本来の位置に並べると目的の単語が見つけにくくなる虞があるため、これらに限りそれぞれ「じ・ぢ」「ず・づ」という独立した見出しの下に置きました。
- 現代仮名遣いによる置き換えは「ぢ・づ」→「じ・ず」という方向のみで、元は「じ・ず」であったものが「ぢ・づ」に置き換えられた例はありません。ゆえに現代の仮名遣いで「ぢ・づ」と綴られるものは、四つ仮名発音でもすべてそのまま「ヂ・ヅ」です。例「縮む(チヂム)」「鼓(ツヅミ)」
- 複合語の後部となることによって語頭の「ち」「つ」が濁音化する(これを「連濁」といいます)場合は、四つ仮名発音でも「ヂ」「ヅ」と発音します。例「入れ(イレ)+知恵(チエ)→入れ知恵(イレヂエ)」「箱+詰め→箱詰め(ハコヅメ)」
- 同様に「シ」「ス」が連濁する場合は、「ジ」「ズ」と発音します。例「河川(カセン)+敷(シキ)→河川敷(カセンジキ)」「向こう(ムコウ)+脛(スネ)→向こう脛(ムコウズネ)」
- 表が煩雑になるのを避けるため、連濁によって「じ・ぢ・ず・づ」になったものについては主なものを別表にまとめるにとどめました。ただし複合語であることが分かりにくくなっていると思われるものは本表に含めました。
- 漢字の音読みには大きく分けて「呉音」と「漢音」との2系統が存在しますが、呉音で「ジ・ズ」と読むものを漢音で「ヂ・ヅ」と読んだり、その逆であったりするような字は今のところ見つかっていません。そこで本表ではスペース節約のため、その読みが呉音であるか漢音であるかそれ以外(唐音・慣用音)であるかを示す表記は割愛しました。
表・目次
「~じる」とも「~ずる」とも言う動詞
この類はすべてザ行です。主なものを抜粋します。
- あまんじる・あまんずる【甘んじる・甘んずる】
- あんじる・あんずる【案じる・案ずる】
- おうじる・おうずる【応じる・応ずる】
- おもんじる・おもんずる【重んじる・重んずる】
- かろんじる・かろんずる【軽んじる・軽んずる】
- かんじる・かんずる【感じる・感ずる】
- きんじる・きんずる【禁じる・禁ずる】
- こうじる・こうずる【講じる・講ずる】
- こうじる・こうずる【高じる・高ずる】
- しんじる・しんずる【信じる・信ずる】
- つうじる・つうずる【通じる・通ずる】
- ろんじる・ろんずる【論じる・論ずる】
「~じい」で終わる形容詞
この類もすべてザ行です。
- すさまじい【凄まじい】
- ひもじい
- むつまじい【睦まじい】
ア行
- あいづ【合図】
- あきづ・あきつ【蜻蛉・秋津】
- あせみづく【汗水漬】
- あぢ【味】
- あぢ【鯵】
- あぢけない【味気ない】※「小豆なし」の転。
- あぢさい【紫陽花】
- あぢみ【味見】
- あづかる・あづける【預かる・預ける】
- あづき【小豆】
- あづさ【梓】
- あづま【東】
- あてずっぽう【当てずっぽう】
- あとじさり・あとずさり【後退り】※「後+退る(しさる・すさる)」
- あばずれ
- あるじ【主】
- あわぢ【淡路】
- あんず【杏・杏子】※「杏子」の唐音読み
- いいなづけ【許婚・許嫁】※「言い名付け」
- いえぢ【家路】
- いかづち【雷】※「厳(いか)つ霊(ち)」
- いしずえ【礎】
- いすず【五十鈴】
- いずまい【居住まい】
- いそぢ【五十路】
- いぢいぢ
- いぢける
- いちじく【無花果】
- いちじるしい【著しい】
- いぢめ・いぢめる【虐め・虐める】
- いぢらしい
- いぢる【弄る】
- いづ【伊豆】
- いづこ【何処】
- いづみ【泉】※「出づ(いづ)+水(み)」の意。
- いづも【出雲】
- いづる【出づる】※「出る」の古形。
- いづれ【何れ】
- いなづま【稲妻】
- いみじくも ※形容詞「いみじ」の連用形+助詞「も」
- うじ【蛆】
- うずうず
- うずくまる【蹲る】
- うぢ【氏】
- うぢ【宇治】
- うぢうぢ
- うづ【渦】
- うづき・うづく【疼き・疼く】
- うづまさ【太秦】
- うづまる・うづめる【埋まる・埋める】
- うづら【鶉】
- うでづく【腕尽く】
- うなじ【項】
- うなづく【頷く】
- うわずる【上擦る】
- えづく【嘔吐く】
- おいずり・おいずる【笈摺】
- おおぢ【大路】
- おじゃん ※おじゃんになるの「おじゃん」
- おぢ【小父・伯父・叔父】
- おぢい【御爺】
- おぢけ・おぢける・おぢけだつ・おぢけづく【怖ぢ気・怖ぢける・怖気立つ・怖気付く】
- おぢゃる ※近世語。「おいである」の転。
- おぢる【怖ぢる】※「威す(おどす)」に対する自動詞。「起きる←→起こす」と同じく-iru対-osuの構図。ゆえにダ行。
- おづおづ【怖づ怖づ】
- おとづれ・おとづれる【訪れ・訪れる】※「音連れる」の意。
- おなじ・おなじく【同じ・同じく】
- おのづから【自づから】
- おやぢ【親父】
カ行
- かけづりまわる・かけづる【駆けづり回る・駆けづる】
- かじか【鰍・杜父魚】
- かじかむ【悴む】
- かじき【加敷】
- かしづき・かしづく【傅き・傅く】
- かじる【齧る】
- かず【数】
- かずえ【主計】※「主計頭(かずえのかみ)」「主計寮(かずえりょう)」
- かたづ【固唾】
- かぢ【梶・楮・構】
- かぢ【舵・柁・楫】
- かぢ【鍛冶】※「金打ち→かぬち→かんぢ→かぢ」
- かぢき【梶木・旗魚】
- かづさ【上総】※「かみ+つ+ふさ」の転。
- かづのこ ※「かど(鰊)のこ」の転。四つ仮名混同後の「数の子」という表記に引かれて歴史的仮名遣いは「かずのこ」とされること多し。
- かならず【必ず】※「仮ならず」の転。
- かろうじて【辛うじて】
- かわづ【蛙】
- きじ【雉】
- きず【傷】
- きづく【築く】※「城(き)+築く(つく)」
- きづな【絆】
- くじ【籤】
- くじく・くじける【挫く・挫ける】
- くず【葛】
- くちずさむ【口遊む】
- くぢら【鯨】
- くづ【屑】
- くづおれる【頽れる】
- ぐづぐづ【愚図愚図】
- くづす【崩す】
- ぐづる【愚図る】
- くづれる【崩れる】
- くろずみ・くろずむ【黒ずみ・黒ずむ】
- くろづくめ【黒尽くめ】
- くんづほぐれつ【組んづ解れつ】※「組みつ解れつ」の音便形。
- けぢめ
- けづめ【蹴爪・距】
- けづる【削る・梳る】
- こうじ【柑子】※「かんじ」の転。
- こうぢ【小路】
- こうぢ【麹・麴・糀】※「醸立(かむたち→かんだち)」の転。
- こうづけ【上野】※「上毛野(かみつけの)」の省略形「かみつけ」の転。
- ここのそぢ【九十路】
- こじゅうと【小舅・小姑】
- こじらす【拗らす】
- こじる【抉じる・抉る】
- こじれる【拗れる】
- こずえ【梢】※「木(こ)+末」
- こぢんまり ※小+ちんまり。
- こづかい【小遣い】
- こづく【小突く】
- こづつみ【小包】
- ことぢ【琴柱・箏柱】
- ことづて【言伝て】
サ行(除ジズ)
- さえづり・さえづる【囀り・囀る】
- さかづき【杯・盃】※「酒(さか)+坏(つき)」
- さじ【匙】※「茶匙」の字音。
- さしづめ【差詰め・差し詰め】
- さづかる・さづける【授かる・授ける】
- しくじる
- しじみ【蜆】
- したつづみ【舌鼓】
- したなめづり【舌舐めづり】
- しづか【静か】
- しづく【滴・雫】
- しづむ・しづめる【沈む・沈める】
- しづまる・しづめる【静まる・鎮まる・静める・鎮める】
- しめぢ【湿地・占地】
- すず【鈴】
- すず【錫】
- すずき【鱸】
- すずしい【涼しい】
- すずしろ【蘿蔔・清白】
- すずしろ【鬌】
- すずな【菘・鈴菜】
- すずなり【鈴生り】
- すずむ【涼む】
- すずむし【鈴虫】
- すずめ【雀】
- すずやか【涼やか】
- すずり【硯】※「墨磨(すみすり)」の転。
- すずろ【漫ろ】
- すぢ【筋】
- そえぢ【添え乳】
- そんぢょそこら
ジヂ
- ~じ ※助動詞。「負けじ」「春遠からじ」などの「じ」
- ぢ【路】※多く複合語で「家路・大和路」など。
- ジ【二/士/仕/示/字/寺/時/侍/恃/次/而/耳/自/似/児・兒/事/滋/磁/慈/辞・辭/爾/璽/餌】
- ヂ【地/治(例:明治)/持/峙/痔/除(例:掃除)】
- ぢい・ぢぢ・ぢぢい【爺】
- じいんと
- ぢか【直】※「直に(ぢかに)」
- ジキ【食(例:餌食・悪食)】
- ヂキ【直(例:もうぢき・ぢきに)】
- ヂク【舳/軸/竺(例:天竺)】※ジクと読む漢字なし。
- じくじく
- ジツ【日/実・實】
- ヂツ【昵(例:昵懇)】
- ジッ【十】
- じっと
- じめじめ
- ジャ【邪/蛇】※ヂャと読む漢字なし。
- ~ぢゃ ※助動詞。「そうぢゃ」
- ~ぢゃ・ぢゃあ ※助詞「では」の縮約形。「これぢゃない」
- ジャク【若/惹/弱/寂/雀】
- ジュ【入/寿・壽/受/授/綬/呪/就/聚/需/儒/樹】※ヂュと読む漢字なし。
- ジュウ【十/什/汁/充/銃/戎/絨(例:絨毯)/拾/柔/蹂/従・從/縦・縱/渋・澁/獣・獸】
- ヂュウ【住/重】
- ジュク【塾/熟】※ヂュクと読む漢字なし。
- ジュツ【述/術】※ヂュツと読む漢字なし。
- ジュン【巡/旬/洵/殉/詢/盾/循/准/隼/準/純/閏/潤/順/馴/惇/淳/諄/遵/醇(例:芳醇)】※ヂュンと読む漢字なし。
- ジョ【如/助/序(例:秩序・序文)/叙・敍/徐】
- ヂョ【女/除】
- ジョウ【上/冗/丞/成/城/盛/情/静・靜/浄・淨/状・狀/乗・乘/剰・剩/常/蒸/縄・繩(例:自縄自縛)/壌・壤/穣・穰(例:五穀豊穣)/攘(例:尊皇攘夷)/譲・讓/饒(例:饒舌)】
- ヂョウ【丈/仗/杖/条・條/定/錠/帖/場/畳・疊/嬢・孃/醸・釀(例:醸造・吟醸)】
- じょうず【上手】
- ジョク【辱】
- じろじろ
- じろり
- じわじわ
- じわり・じわりじわり
- ジン【人/刃/靭/仁/壬/尽・盡/燼/臣(例:大臣)/腎/神/甚/迅/訊/尋】
- ヂン【沈(例:沈香・沈丁花)/陣/塵】
- じんと
ズヅ
- ~ず ※助動詞。「せず」「言わず」などの「ず」
- ズ【事(例:好事家)】
- ヅ【図・圖/杜(例:杜撰)/途(例:一途)/豆/頭(例:頭突き・頭巾)/厨(例:厨子)】
- ズイ【瑞/随・隨/髄・髓】※ヅイと読む漢字なし。
- ずいと
- ずうずうべん【ずうずう弁】
- づし【辻子・図子】
- ~づく【~尽く(例:計算尽く・算盤尽く・力尽く)】
- ~づくめ【~尽くめ】
- ずしり・ずっしり
- ~づつ ※「少しづつ・一つづつ」などの「づつ」
- ずっこける
- ずっと
- ずばずば
- ずばぬける【ずば抜ける】
- ずばり
- ずぼら
- ずらかる
- ずらす・ずる・ずれる・ずりおちる【ずり落ちる】
- ずらっと・ずらずら・ずらり
- ずるける
- ずるり
- ずわいがに【ずわい蟹】
- ずんぐり
- ずんずん
タ行(除ヂヅ)
- たたずまい【佇まい】
- たたずむ【佇む】
- たぢたぢ
- たぢま【但馬】
- たぢろぐ
- たづさえる【携える】
- たづな【手綱】※「手(た)+綱(つな)」
- たづねる【訪ねる】
- ちかぢか【近々】
- ちからづく【力尽く】
- ちぢまる・ちぢむ・ちぢめる【縮まる・縮む・縮める】
- ちぢれ・ちぢれる【縮れ・縮れる】
- ちょうづ【手水】※「てみづ→てうづ→ちょうづ」
- ちりぢり【散り散り】
- ついぢ・つきぢ【築地】
- つくづく
- つじ【辻】
- つづき・つづく・つづける【続き・続く・続ける】
- つつじ【躑躅】
- つづみ【鼓】
- つづら【葛】
- つづり・つづる【綴り・綴る】
- つねづね【常々】
- つまづく【躓く】※「爪(つま)+突く」
- つれづれ ※「連れ連れ」の意。
- てこずる【梃摺る・手子摺る】
- でづっぱり【出突っ張り】
- てなづける【手懐ける】※「なづける」は「懐く」の他動詞「なつける」
- とじ【刀自】※「戸主」の意。
- どぢゃう【泥鰌】※『壒嚢鈔』(室町期)の「土長」表記が根拠とされる。
- とぢる【閉ぢる】※対応する他動詞「閉ざす」と子音が一致せぬ有名な例。
- ともづな【艫綱・纜】
- とんずら ※「ずらかる」の「ずら」
ナ行
- なかんづく【就中】※「中に就く」の転。
- なじみ・なじむ【馴染み・馴染む】
- なじる【詰る】
- なづな【薺】
- なづむ【泥む・滞む】※「暮れ滞む(くれなづむ)」の「なづむ」
- ななそぢ【七十路】
- なまづ【鯰】
- なめくぢ【蛞蝓】
- なめづる【舐めづる】
- なんぢ【汝】※「汝(な)+貴(むち)」
- にいづま【新妻】
- にじ【虹】
- にじりよる・にじる【躙り寄る・躙る】
- ぬかづく【額突く】
- ねず【杜松】
- ねずみ【鼠】
- ねぢ【螺子】※「捩ぢる」の連用形から。
- ねぢる・ねぢきる・ねぢこむ【捩(捻・拗)ぢる・捩ぢ切る・捩ぢ込む】※一段活用
- ねぢる【捩る・捻る・拗る】※五段活用
- ねぢれる【捩れる・捻れる・拗れる】
ハ行
- はじ【端】
- はじ【土師】※「はにし」の転。「土師器(はじき)」
- はじく【弾く】
- はじまる・はじめる【始まる・始める】
- はじめて【初めて】
- はず【筈】
- はぢ・はぢる【恥・恥ぢる】
- はづかしい【恥づかしい】
- はづす【外す】
- はづむ【弾む・勢む】
- はづれ・はづれる【外れ・外れる】
- はなぢ【鼻血】
- ひきずる【引き摺る】
- ひざまづく【跪く】
- ひじき【鹿尾菜・羊栖菜】
- ひじり【聖】※「日知り」の意。
- ひぢ【肘】
- ひぢかた【土方】
- ひつじ【羊】
- ひづみ・ひづむ【歪み・歪む】
- ひづめ【蹄】
- ふじ【富士】
- ふぢ【藤】
- ほおずり【頰摺り・頰擦り】
- ほおづき【酸漿・鬼灯】
- ほじる【穿る】
マ行
- ~まじ ※「すまじ」「あるまじき」の「まじ」
- まじない・まじなう【呪い・呪う】※「おまじない」のまじない。
- まじまじ
- まじめ【真面目】
- まじる【混じる】※同根の「混ざる・混ぜる」と同じくザ行。
- まづ【先づ】※副詞。
- まづい【不味い・拙い】
- まづしい【貧しい】
- まなじり【眦・眥】※「目(ま)の後(しり)」の意。
- まんぢゅう【饅頭】
- みじかい【短い】
- みじめ【惨め】※「見じ目」の意。
- みそぢ【三十路】
- みづ【水】
- みづ【針孔・針眼】
- みづうみ【湖】※「水(みづ)海」の意。
- みづから【自ら】
- みづのえ【壬】※「水の兄(え)」の意。
- みづのと【癸】※「水の弟(と)」の意。
- みづほ【瑞穂】
- みづみづしい【瑞々しい・水々しい】
- みみず【蚯蚓】
- みみづく【木菟・鴟鵂・角鴟】
- むずがゆい【むず痒い】
- むずと
- むずむず
- むそぢ【六十路】
- むづかしい【難しい】※「むつかしい」とも。
- むづかる【憤る】※「むつかる」とも。
- むんずと
- めづらしい【珍しい】※「愛でる」から派生した形容詞。ゆえにダ行の「づ」
- もくづ【藻屑】
- もず【百舌】
- もぢもぢ
- もぢる【捩る】
- もづく【水雲・海蘊】
- もとづく【基づく】
- もみぢ【紅葉】※上二段動詞「もみづ」の連用形から。
ヤ行
- やじ【弥次・野次】
- やじうま【弥次馬・野次馬】
- やじる【弥次る・野次る】
- やじろべえ【弥次郎兵衛】
- やそぢ【八十路】
- ゆきずり【行き摩り・行き擦り】
- ゆず【柚子】
- ゆづりは【譲り葉】
- ゆづる【譲る】
- よそぢ【四十路】
- よぢる・よぢれる【捩る・捩れる】
- よぢる【攀ぢる】
- よみぢ【黄泉路】
- よろづ【万】
ワ行
- わづか【僅か】
- わづらう【煩う・患う】
- わづらわしい【煩わしい】
- わらぢ【草鞋】
連濁により四つ仮名になるもの
- ~じき【~敷き】……「河川敷・下敷き」など。
- ~じみる【~染みる】……「大人染みる・芝居染みる」など。
- ~ぢか【~近】……「手近・身近」など。
- ~ぢから【~力】……「底力・馬鹿力」など。
- ~づかみ【~摑み】……「手摑み・鷲摑み」など。
- ~づく【~付く】……「片付く・気付く・近付く」など。
- ~づくし【~尽くし】……「心尽くし・花尽くし」など。
- ~づくり【~作り】……「手作り・物作り」など。
- ~づけ【~付け】……「位置付け・裏付け・餌付け・奥付・格付・片付け」など。
- ~づける【~付ける】……「裏付ける・片付ける・近付ける」など。
- ~づつ【~筒】……「小筒・竹筒」など。
- ~づまる【~詰まる】……「行き詰まる(いきづまる・ゆきづまる)」など。
- ~づめ【~詰め】……「大詰め・通い詰め・缶詰・ぎゅうぎゅう詰め・差し詰め・鮨詰め・理詰め」など。
- ~づよい【~強い】……「心強い・力強い」など。
- ~づら【~面】……「髭面・吠え面」など。
- ~づらい【~づらい】……「居づらい・見づらい」など。
- ~づれ【~連れ】……「親子連れ・二人連れ・道連れ」など。
区別不詳のもの・両論あるもの
- げじ・げじげじ ※ジかヂか不詳。日葡辞書は「ジ」で表記。
- けむくぢゃら【毛むくぢゃら】※慣例として「ぢゃら」と表記されること多し。
- じりじり・ぢりぢり
- ずるい ※四つ仮名混同後の語。
- ずかずか・づかづか
- ずきずき・づきづき
- ずきんずきん・づきんづきん ※上の「ずきずき・づきづき」の強調形。
- ずけずけ・づけづけ
- ずぶ・づぶ(-の) ※日葡辞書は「づぶ」と表記。
- ずぶぬれ【ずぶ濡れ】※「ずぶ」は上の「ずぶ」に同じ。
- ずぶずぶ・づぶづぶ
- ずるずる・づるづる
- どじ・どぢ
- まんじり ※恐らく四つ仮名混同後の語。
同じ部品を共有する漢字群が「じ」「ぢ」に別れる例
- 「寺」を共有する漢字のうち「寺時侍恃」などはジ、「持峙痔」などはヂ。
- 「襄(譲のつくり)」を共有する漢字のうち「壤穰攘讓」などはジョウ、「孃釀」などはヂョウ。
- 「余」を共有する漢字のうち「叙敍徐」などはジョ、「除」はヂョ。
ミニマルペア
- 蛆(うじ)←→氏・宇治(うぢ)
- 家事(かじ)←→梶・舵・鍛冶(かぢ)
- 球状・宮城(きゅうじょう)←→球場・休場(きゅうぢょう)
- 葛(くず)←→屑(くづ)
- 指示・指事・師事(しじ)←→支持(しぢ)
- 自身・自信(じしん)←→地震(ぢしん)
- 送辞・相似(そうじ)←→掃除(そうぢ)
- 二十(にじゅう)←→二重(にぢゅう)
- 端(はじ)←→恥(はぢ)
- 富士(ふじ)←→藤(ふぢ)
- 見ず←→水(みづ)
- 二条城(にぢょうじょう)