ヤリチン・ヤリマンは世に多いけれど、ただ”ヤってる”だけでは、ただの犬。ヤリまくった末に「何を得て、何を考えたのか」を説明することによって、初めてその行為に意味を成す。AV男優歴17年、出演本数7500本、抱いた女は8000人の僕が紐解くエロスの法則「しみペディア」。ちょっとアカデミックでエロティックな講義の開講です!
第10講 ~セックスの時に”すごい! “と思わせる10のテクニック後編~
この世の中の万物の事象には、必ず原因があって結果があります。頭が良い人には理由があって頭が良くなっており、お金持ちはお金持ちになった理由があるのです。SEXに正解はありませんが、世の中には「万人に受けるセックス」というのもが存在します。
そして気持ち良いSEXには理由があるのです。SEX MANをめざすwarp読者様にはこの約1年、SEX MANになるための連載をしたためてきました。
そして今回も畳み掛けるべく。「ひとつのテーマとしては弱いけれども重要なこと10個」紹介いたします。
ひとつのテーマとしては弱いと言っても、知っていると知らなのでは雲泥の差。
その少しの差が、エッチする気がない女性を、エッチしたい! という気持ちにし、そのインパクトから「セックスを楽しむだけの関係になってもいいかも………」に発展してしまう可能性を大いに秘めた一子相伝のこのテクニック。前回はその10あるテクニックのうちの1~3を紹介しました。今回は4~6を紹介したいと思います。
AV男優をしていると必ず聞かれる「女性を虜にするテクニック教えて! 」。普段なら「そんなのがあったら僕が教えて欲しいわ!」と
流すところを、本日warp読者様には特別に伝授したいと思います!
4.ベクトル計算をした体と腰の動かし方。
みなさんはペニスを女性器に挿入し、3で説明しました「女性器に自分のペニスの形を覚えさせる」ことをした後、どのように腰を動かすのでしょうか。また、どう動かしたら良いのかを真剣に考えたことはありますか?
気持ち良いセックスをする男性は、ハタから見ていても「この人のセックスは気持ち良い」とわかるものです。それはペニスの挿入角と動かし方に違いがあります。普通ペニスは女性器に対して「平行」に動かされますが、SEX MANは少し「挿入角をつけて”Gスポット”をこそぐ様に通過し、奥まで到達させる動かし方」をします。この説明、わかりますでしょうか?以前お話した”Gスポット”は、お腹側の壁に位置しているので、これを指で刺激することは簡単です。しかし性交中にペニスで”Gスポット”を刺激するには、挿入の角度に工夫が必要です。この「挿入角をつけて”Gスポット”をこそぐ様に通過し、奥まで到達させる動かし方」というのはすべての体位で実現可能です。この様な体の使い方、ペニスのベクトル・挿入角を考えながらセックスをしていると、自然と「疲れないセックス」が可能となります。余計な力が必要なくなるんですね。わかりやすいのが女性を抱えて行う”駅弁”という体位。”駅弁”は2人がくっつくこと・首と首を着けることによって1つの棒のようになり、力を入れなくても女性を支えることができます。なので「駅弁は力が必要」などと考えている方は「あぁ、ベクトル計算していない残念な方なのだなぁ」と思ってしまいます。
5.体位変えは関節を動かし自然と体をなびかせる。
体位を変える時に、1回1回「こうして」と伝えたり、ペニスが抜けてしまったり、もたついてしまったりするとせっかく上がってたテンションも冷めかねません。そんな時に覚えておくと強みになるのが「体位を変える時は関節を押す」というもの。例えば、正常位で側位に行こうとします。その時女性の膝関節を横に押すと女性はコロンと横になります。そこからバックに行こうとしたら、腰と膝関節を動かしたい方向に押してあげるとまたコロンとバックの体勢になります。コロコロと川を流れる石ころのように自然に体位が変えられるのです。僕はセックスの体位変えと、合気道の呼吸や体の使い方は非常に似ていると思っています。力を必要とせず流れるように自然と体を操られてしまう、そんな体位変えを意識してみましょう!
6.側位(側臥位)を上手く使いこなす。
ここでいう側位(側臥位、以下側位)は男性が正常位の体勢、女性は横に足を抱えるような体勢のことです。この体位は「女性は気持ちいいままで、男性は射精のコントロールがしやすい体位」とされています。女性が気持ち良さそうにしている時は男性側も気持ち良い状態にあります。最大のコミュニケーションであるセックスは”気持ちよさがほぼ比例”するんですね。なので自分が「しっくりこないな」と思っているときは相手も「あんまり気持ち良くないな」と思っています。しかし、この側位は女性は気持ち良いままで、男性は冷静でいられる唯一と言っていい体位というわけです。理由は男性側が側位の感覚に慣れていない、というのに対し女性側はぺニスが奥まで入り込むので気持ち良いが継続される、となります。これは利用しない手はありませんよね!僕は、男優でペニスのサイズが大きい方ではありません。奥をガンガンに突かないと声が出ない女優さんもいます。そんな時はこの側位で奥を突くようにしています。それと、僕はプライベートでは早漏ですので(なぜ撮影で持つのかは以前の講義で説明)正常位の次に側位、バックの次に側位、と合わせることにより持続させるようにしています。
と、4~6まで講義いたしましたがいかがでしたでしょうか?何度も言いますが「気持ち良いSEXには理由がある」のです。その原因・理由を探りつつ、女性のリアクションも組み込めていけたら真のSEX MANに近づいて行くことでしょう。探究心は人を育てます!
次回の~How to be a SEX MAN~は~セックスの時に”すごい!”と思わせる10のテクニック後編、そして未来へ~の講義です!
※本コラムはwarp MAGAZINE JAPAN 2016年 1・2月号に掲載されたものです。
SEX lecturer_しみけん(Shimiken)
1979年千葉県出身のポルノスター。デビュー以来の活躍で、出演作品は7000超という若手ナンバーワン男優。鍛え上げられた肉体は、ボディビルの大会入賞歴もある。出演作多数のAV・女性向けAVはもちろんのこと、クイズや雑学が得意なことでも知られ、クイズ番組など映画・テレビ・雑誌など多くのメディアで活躍中。一番好きな体位はロールスロイス(車のボンネットに付いているマスコットのような体位)。得意技はしみクンニ。
TWITTER ID▶ avshimiken
illustration: FACE