体の中をくまなく流れている、リンパ。
その働きはあまり知られていませんが、とても重要な働きをしています。
リンパの役割を知って、トラブルを解消することで、さまざまな体の恩恵を受けることができます。
リンパをもっと知って、身近に感じてみませんか?
リンパの流れが滞るとどうなる?
指の先まで、毛細血管以上にくまなく巡るのがリンパ液です。
リンパ液の主な役割は、カラダで不要になった老廃物や外から入ったウイルス・病原体、余分な水分など、不要な物を回収する役割があります。
体にとってゴミを回収してくれる、「下水管」のような存在がリンパです。
このリンパが滞ってスムーズに流れなくなると、体に老廃物や不要な水分がたまり、むくみにつながっていきます。
溜まったむくみは冷えなどを併発し、代謝が落ちたり、肌が荒れたり、脂肪が付きやすくなる等、健康面・美容面に大きな影響が出てきてしまうんです。
リンパの速度
そんな重要なリンパですが、体内を流れる速さって知っていますか?
血液は約1分ほどで体内を1周しますが、リンパ液の流れは真逆。
とても遅くて、6~8時間ほどで体内を一周するという速度。・・・とてもゆっくりしていると思いませんか?
リンパ液は、歩いたり、運動などで生じる、筋肉の収縮によるポンプ作用でゆっくりと流れます。
ただし元々の流れがとてもゆっくりしているので、ちょっとしたことで滞りやすくなります。
例えばデスクワーク等での座りっぱなし、立ちっぱなし等の同じ姿勢、体を動かさないとリンパの流れが悪くなって、老廃物が溜まりやすいカラダになります。
また睡眠中、緊張時、寒い時などは、さらにリンパの流れが悪くなり停滞します。
冬時期や通年で冷え性に悩まされている人、冷たい飲み物を常飲する人などは内臓が冷えやすいので、冷たいものは極力控えてるようにして下さいね。
体が冷えると血流が悪くなり、それが少なからずリンパの流れにも影響を与えかねないので、要注意です。
リンパの流れを改善するには?
滞りがちなリンパの流れを改善するには、特に下記の2つに気をつけましょう。
- 運動する
- 体を温める(冷やさない)
運動する
まずは運動や体を動かすことが一番近道です。
特に下半身である「足」を動かすことで、ふくらはぎ等の筋肉の収縮・弛緩ががポンプの役目を果たし、停滞したリンパの流れをスムーズにします。
- ウォーキングで毎日20~30分歩く
- 屈伸運動
- つま先の上げ下げ
- 両肩をグルグル回す
ちょっとした運動からカンタンな動きまで含めて、体を動かせば筋肉が動いて、リンパが流れやすくなります。
同時に運動すると血流の流れも良くなるので、末端まで血流が流れやすくなるメリットがあります。
自分の老廃物は自分でしか処理できません。
動いて伸ばして、筋を収縮・弛緩させながら、カラダがよどまないよう動かすクセをつけましょう!
体温を上げる(体を冷やさない)
体温が低いとリンパや血流のめぐりがとても悪くなり、美容や健康、体の各器官へも影響を及ぼします。
現代人の体温はだいたい36度前後。35度台という人も多いですよね?
50年前の平均体温は?・・・というと、なんと36.8度!現代人は昔の人に比べてかなり低体温になってきているんです。
体温が低いと免疫力も弱くなり、外部から侵入したウイルスが優位になり、風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなります。
リンパは最終的に血液となって体を巡りますが、体温が低いと血流自体が滞りやすくなり、全身をくまなく巡る事が出来ません。
血液とリンパの流れはいわば、ワンセット。
両方の流れを良くすることがカラダにとって大切です。
リンパの老廃物はどこへ流れていくの?
リンパ液は毛細血管の届かない部分まで、老廃物を回収する役目がありましたよね。
もう少しだけ詳しくリンパについて見てみましょう。
リンパ液はリンパ管を通って流れていきますが、体の各要所に「リンパ節」と呼ばれる、関所を通りながら、全身をくまなく巡っています。
このリンパ節に流れて来た、リンパ液に含まれる老廃物やウイルスといった「悪者」は、ここで退治され、キレイなリンパ液にして、鎖骨下の静脈角という所から静脈に流れ、血液と一緒に心臓に運ばれ、動脈の血流にのって再び体を巡っていきます。
リンパの老廃物を排出するには?
日々ゆっくりと、リンパは体内を流れていきますが、生活環境によってはその流れを阻害して、冷えやむくみ等のトラブルが起こる場合があります。
そんな時オススメなのが、リンパマッサージや運動です。運動する時間が無い人はマッサージが有効です。
足のリンパマッサージの例を紹介します。
カンタンなので動画を見ながらぜひ試してみて下さい↓↓↓
関所である「リンパ節」に向けてマッサージすることで、日中滞った老廃物を押し流すことができます。
もともとリンパは滞りやすいので、日頃から「流す」ケアがとても重要なんです。
毎日マッサージなんて、結構メンドウだな…と思うかもしれませんが、テレビを見ながら、ちょっとしたスキ間時間でできるので、とても気軽にマッサージできます。
後はこれを毎日のケアに加えて、慣れるだけです!
主要なリンパ節のある場所
特に重要なリンパ節を紹介しますね。
- 鎖骨(鎖骨リンパ節)
- ワキの下(腋かリンパ節)
- お腹(腹部リンパ節)
- 太ももの付け根(そけいリンパ節)
- 肘(肘リンパ節)
- 膝関節(膝かリンパ節)
関節周辺にあるんだ、と覚えておくと忘れにくいですよ。
特に鎖骨には全身に張り巡らされたリンパ管が集まる、重要なリンパ節です。
ここの詰まりを取り除き、流れを良くしておくことが、マッサージで老廃物を排出するために、とても重要です。
ひとくちメモ
リンパ液やリンパ節など、あまり聞き慣れない名称ですが、体にとっては無くてはならない存在です。
リンパ液は老廃物の他に、脂肪やウイルス、乳酸と呼ばれる疲労物質など、体にとって不要なものを運んで、排泄器官へと送ってくれています。
運動と体の温めは重要です。内側から温めて、カラダに溜めない生活を送りましょう!