きな粉がなぜ美白に効くのか

  

お正月のきな粉もち、初夏のくずもちを食べるときに使うきな粉ですが、実はパック剤にすると美白にも効果があるのです。

 

きな粉が美容に使われていた歴史は古く、江戸時代にはすでに豆の粉が洗い粉として使われていました。

 

上等なものは緑豆の粉だったようですが、庶民に化粧品はまだ高級品だったころで、一般的だったのは大豆粉、つまりきな粉だったようです。

 

きな粉が美白に効果がある理由

 

きな粉の栄養素

 

きな粉にはタンパク質、脂質、炭水化物と、三大栄養素がすべて含まれています。その他にも含まれている栄養成分は多いのですが、ここでは美白に効果のある成分を紹介します。

 

  • 大豆イソフラボン
  • 大豆ペプチド
  • サポニン
  • ビタミンB群
  • ビタミンE
  • カリウム

 

大豆イソフラボンの美白効果

 

大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た成分です。エストロゲンは別名「美肌のホルモン」。大豆イソフラボンは食べて摂取すると、女性らしい体つきを作ったり肌を美しくする作用があります。

 

大豆イソフラボンは、肌に塗った場合、肌の水分調節機能を高める働きや、コラーゲンの生成を促す働きがあります。

 

美白の肌に水分は欠かせません。肌細胞の中に水分が不十分だと、肌細胞は皮膚呼吸によってつくられた老廃物を排泄することができません。

 

老廃物には、呼吸で生まれる二酸化炭素をはじめメラニン色素なども含まれます。メラニン色素は紫外線の害から肌の真皮を守る盾のような働きをしてくれるのですが、強い紫外線が去れば必要はなくなります。

 

必要でなくなったメラニン色素が上手に排出されず、肌細胞にたまると活性酸素に触れて酸化します。最初は薄い肌色だったメラニン色素が10円玉のように黒ずんでくるのです。

 

これが蓄積したものがシミやそばかすです。

 

大豆イソフラボンには、肌表面の水分量をきちんと保持し、シミやそばかすの原因を排泄してくれる働きがあるのです。

 

サポニン、ビタミンEの抗酸化作用

 

肌のメラニン色素は、紫外線が活性酸素を作り出すことによってチロシナーゼという酵素が刺激されて生まれます。

 

きな粉に含まれるサポニンやビタミンEには活性酸素の害を減らす、抗酸化作用があるのです。

 

活性酸素はメラニン色素を作り出すだけではなく、コラーゲンを破壊する働きも持っています。コラーゲンが破壊されると、肌の弾力が失われます。たるみやしわの原因は、コラーゲンの破壊です。

 

サポニンとビタミンEの抗酸化作用は、活性酸素の害を除去してくれます。サポニンには代謝向上の効果もあり、大豆イソフラボンの働きをサポートして余分なものを排出する働きを高めます。

 

サポニンは、天然の洗浄成分でもあります。このため、キッチンコスメの材料としてもきな粉は重宝されています。

 

ビタミンB群の作用

 

ビタミンB群は、新しい肌細胞を作り出すために欠かせない栄養素です。皮膚や粘膜を健康に保つ働きもあり、肌のターンオーバーといわれる代謝期間を正常に保つ効果があります。

 

カリウムの排泄作用

 

きな粉に含まれているカリウムは、体内の余分な水分を排泄する働きに優れています。

 

老廃物が血管に取り込まれても、余分な水分とともに老廃物が体内に残っている状態では意味がありません。肌は呼吸器官であると同時に、排泄器官でもあります。たまった老廃物はまた肌から排泄されることになってしまいます。

 

このため、体内の余分な水分を排出することは代謝を高めるうえでも大変必要なことなのです。

 

食べる美白効果

 

きな粉のもとになっている大豆は、完全食品といわれるほど栄養素に富んだ食品です。総合的に美白にも働きかけ、美しい肌を作るサポートをしてくれます。

 

これらの働きは食べてもほぼ一緒ですが、食べるとさらに良いことがあります。

 

大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た成分です。エストロゲンなどの乱れが肝斑などのシミを作り出す原因となります。

 

更年期障害や肝斑などの予防や改善として、大豆製品を食べることが良い、とアメリカでも強く支持されています。

 

肝斑は、外からの治療で消せることがない「難治性」のシミと言われています。体内の女性ホルモンのバランスを整えることによって肝斑のシミに働きかけることができるのも、きな粉のすごさです。

 

 

きな粉のキッチンコスメ

 

きな粉パック

 

きな粉に含まれるサポニンには、抗菌作用も優れています。水を加えて振ると泡立つ性質があり、天然の正常成分として使われてきました。

 

きな粉を利用したきな粉パックもいろいろなものを混ぜてお好みで作ることができます。

 

一般的なものをご紹介します。

 

  • きな粉大さじ1+化粧水3ml+乳液2ml
  • きな粉大さじ1+はちみつ小さじ1+水小さじ1
  • きな粉大さじ1+プレーンヨーグルト大さじ1

 

材料をすべて混ぜて、なじむまでしばらく置き、顔に延ばして10分ほど置きます。乾きやすいので、乾く前に洗い流しましょう。乾くとパリパリになって洗い落しにくくなります。

 

きな粉洗顔料

 

きな粉は大変細かい粒子なので、古くなった角質を落とす力に優れています。角質の古いものはくすみの原因になりますので、きな粉洗顔をすることによってくすみを防ぐことができます。

 

  • きな粉小さじ1+はちみつ小さじ1+水少々

 

最初にきな粉と水を混ぜ、それからはちみつを混ぜます。きな粉と水を混ぜるときに飛び散りやすいので気を付けてください。

 

洗顔料と同じように、優しく洗顔して洗い流します。角質を落とすだけでなく、毛穴の汚れを落とす効果もあります。

 

古くから日本の生活の中に欠かせないものだった大豆(きな粉)を使って、日本人の肌に優しい美白づくりをしてみてください。

 

 

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