2012年03月02日
 

2年以上前から"朝食抜きダイエット"をしています。

当初は『ためしてガッテン』で紹介していた"計るだけダイエット"

参考にしたのは石原結実先生の『食べない健康法』。

 

《朝》黒砂糖入り生姜紅茶、または人参・リンゴジュース。 

《昼》そば、またはうどん、ピザ、スパゲティでも可。腹八分以下で。

《夜》アルコールも含めて何でも可。

 

66.1キロから開始して、54.8キロまで落ちた記録が残っています。

(現在は57~8キロでBMI20をキープしています。)

ダイエット目的で始めた朝抜きですが、健康・アンチエイジングにとっても効果があるようです。

 

"朝食抜き健康法"を広く公表したのは、たぶん"西式健康法(1927年西勝造が考案した健康法)"が始まりで、現在は甲田光雄医学博士が継承して実績をあげています。

甲田光雄著『朝食を抜くと病気は治る』によると、朝食抜き1日2食の効果は、

肩こり(有効率95%)便通(93%)疲れ(95%)頭痛・頭重(94%)冷え性(91%)立ちくらみ(88%)動悸(84%)めまい(87%)むくみ(91%)朝の目覚め(86%)風邪(76%)おならの悪臭(93%)生理痛(89%)肌荒れ(95%)アトピー性皮膚炎(93%)花粉症(85%)午前中の脱力感(95%)体重(平均6.6kg減少)

と、あらゆる病気症状に良い結果が現れています。

 

同書によると、朝食が健康を害する原因となる理由として、次のようなものがあります。

1)胃腸を休める時間がなく、酷使してしまう

食べたものが胃腸で消化吸収されるには14時間~18時間程度かかります。

一日三食では、胃腸が消化している間に次の食事をしているわけで、胃腸は疲弊します。

2)排便が完全になされず、宿便がたまる原因になる

処理能力を超えて食べ続けるていると、それを収納する胃腸が伸びて垂れ下がり、癒着が起こり、変形して細くなったり、ねじれたりします。

そのくぼみに食べ物のカスが引っかかって滞留し、宿便となります。

変形した腸は、排泄力が低下して便秘になりやすく、さらに宿便を溜め込み悪循環に陥ります。

3)肥満の原因になる

肥満は糖尿病や高血圧を引き起こす原因になることが問題ですが、食べすぎは宿便をため込む原因であることからも問題です。

宿便がたまっている腸では腸内細菌のバランスは崩れ、悪玉菌が優勢になっています。

腸内細菌の状態が悪いと、肝臓に負担がかかり、肝機能が低下し、腎機能も低下をし、ひいては全身の健康状態が悪化していきます。

 

一般的には、午前中の脳を活発に働かせるために、朝食は必要といわれています。

脳のエネルギー源はブドウ糖なので、朝に糖質を補給しないと、頭が活発に活動できないからです。

朝食を摂らない子供が、学校で午前中ボーとしているということが問題になったりしました。

ところが、一日三回食事をとる場合は、脳のエネルギー源は炭水化物から返還したブドウ糖なのですが、食事を抜くと、脳は別の物質をエネルギー源として使っていることが解ったのです。

カナダのオーエンス博士は、断食中に脳が何をエネルギー源として使うかについて研究を行いました。

その結果は、ケトン体のβ-ヒドロキシ(らく)(さん)が50%で、ブドウ糖が30%、α-アミノ窒素とアセト酪酸がそれぞれ10%であったと報告しています。

“ケトン体”は脂肪が分解してできる物質です。

つまり、断食をすると体内の糖分(ブドウ糖)が尽きるので、脳は体内に蓄えた脂肪をエネルギー源として使います。

朝食を抜いた状態で、頭脳を使ったり体を動かすと、体内に備蓄された脂肪が消費されるのです。

主に分解しやすい内臓脂肪が使われますので、ダイエットの効果が生まれるわけです。

さらに、ケトン体をエネルギー源とした脳は、脳波の一つであるα波(リラックスの脳波)をふやし、脳下垂体からはβ-エンドルフィン(快感物質)を増やします。

だから朝食を抜くと、爽やかな気分になり、心が平穏になって、とてもリラックスした状態になります。

朝食抜きを始めると、初めは空腹感が気になりますが、慣れてくると頭はスッキリし、体の動きもスムーズになる実感が生まれます。

単に朝食を食べる人と食べない人を並べて、成績や集中力を比較するのは、そもそも朝食を食べない人の生活習慣(夜更かしや、夜食)に問題があることも多いので、正しいデータとは言えません。

子供に朝食を食べさせない家庭は、親に問題がある場合が多いものです。

同じ条件で比較しているわけではないので、科学的とは言えないでしょう。

 

そしてさらに良いことは、空腹時間を長く保つと、"モチリン"という消化管ホルモンが腸から分泌され、腸の蠕動運動を活発にし、排便を促すことも解りました。

消化管ホルモンは普通、消化・吸収のために働きますが、このモチリンだけは別の働きをするのです。

群馬大の伊藤漸教授によると、モチリンは空腹時間が8時間以上続くと出てきて、何も食べない時間が長いほど活発に分泌されます。

モチリンの分泌が高まっていないうちに朝食を摂ると、排便にブレーキがかかり、便秘の原因になり、宿便も溜まります。

排便を完全なものにするなら、朝食はとらないほうがいいのです。

 

『長生きしたければ朝食は抜きなさい』から、甲田光雄語録を

「健康を守るには少食しかないというのが、長年の経験から得た結論で、それが真理であると、わたしは確信しています。試しに、体調が悪いと思ったら、食べる量を少なくしてみてください。ほかの悪い習慣はつづけたままでかまいません。食事の量を減らすだけで体調が良くなり、血液検査の数値が改善するはずです」

「食べるということは、動物や植物の命をいただくということです。そういう意識をもって食べている人が、いまの日本に、いったいどれくらいおられるでしょうか」

「釈迦もキリストも説かれたのは愛と慈悲で、これが食生活で相当するのは少食です。動植物の命をいただくということに、愛と慈悲が必要なのです」

「薬は苦痛を一時的にやわらげる方便にすぎません。そのことを自覚するひつようがあります」

「食事に気をつけ、健康のために正しい生活をつづけていれば、90歳100歳になっても黒い髪がふさふさしています。シミもあまりできません。老化は避けられないものですが、進行を遅らせることができます。そして、正しい生活を実行した者だけが健康な長寿を得られるのです」