美白最前線 塗る&のむケアで透明感のある美白を実現

2009年6月30日

美肌法

 女性の体調変化に詳しい麻布ミューズクリニックの渡邉賀子院長は「気温や環境が大きく変化する。冬に比べて紫外線量や皮脂の分泌量も増え、肌のトラブルが多い」と指摘する。その結果、代謝が滞ると、肌は入れかわらず、くすんで、バリア機能も乱れて乾燥しやすい。コスメで美白しようにも成分が浸透せず、効果は半減するなんてことに。

 聖マリアンナ医科大学の山口葉子准教授は、「美白コスメも肌の新陳代謝を整えつつ、成分をメラノサイトまで確実に届けるものがいい」と話す。

 次に考えたいのが血流をアップさせること。漢方薬で体の中から血流を良くすると、今あるシミの改善や肌の透明感がアップすることがわかった。

 実際に「肩凝りなどに悩む人に、血行を改善する桂枝茯苓丸を処方すると、シミが薄くなる、肌に透明感が出てくるという例が多くみられた」と渡邉院長は話す。ほかにも、抗酸化成分のビタミンCやアスタキサンチンが、血流をスムーズにする。

 透明感がある1ランク上の美白を目指すなら、今年は血流アップで決まり!

どうして春から美白?

<1> 紫外線は春先がピーク!
地上に届くUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)の量は3月から急激に増えてくる。日差しが強い真夏よりも前にピークを迎えるUVAは、シミを濃くするだけでなく、シワやたるみの原因になる。3月から10月末までは、紫外線ケアは欠かさずに。(出典:絵とデータで読む太陽紫外線 太陽と賢く仲良く付き合う法)

<2> ストレスで血流ダウン
肌の新陳代謝が遅れやすい

3月から4月は生活環境が大きく変化する。無意識にストレスを感じやすく、イライラや不眠に悩む人も多いとか。すると血液などの巡りも滞り、肌の新陳代謝も遅くなる。古い角質が排出されにくく、くすみや吹き出物なども目立ちやすくなる。

春の美白はメラニンを抑えて血流をアップ

塗る&のむ美白でシミを予防改善する

塗る美白

●メラノサイトを活性化する酵素チロシナーゼを抑制
●新陳代謝させ、美白成分浸透をサポート


美白コスメのキーワードは”浸透&保湿”。メラニン抑制の定番、チロシナーゼの働きを抑える美白成分や、美白成分を浸透させると同時にくすみを改善する「ナノキューブ」配合タイプ、保湿しつつ美白する、敏感肌に使用できる商品も登場。

1) アスタリフト ホワイトニングエッセンス
ビタミンC誘導体と抗酸化成分アスタキサンチンがメラニンの生成を抑制する。30ml、8400円。問/富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー TEL:0120-596-221

2) ブラン エクスペール GNホワイト セラム
エラグ酸のほか、メラニン生成を促す情報伝達物質を抑制するミント抽出エキスやローズエキスを配合。30ml、1万1550円。問/ランコム TEL:03-6911-8151

3) HAKU メラノフォーカスEX※
肌に残る古い角質の排出を促す4MSK、細胞分裂を活性化させる「白蓮果HA」を配合した。45g、1万500円(編集部調べ)。問/資生堂 TEL:0120-81-4710

4) キュレル 美白美容液※
メラニン色素生成のシグナルを抑えるカモミラETを含む。乾燥性敏感肌の人にも向く。30g、3675円(4月18日発売)。問/花王 TEL:03-5630-5090

5) ホワイトR EXプラス エッセンスNメラニン色素生成を抑制するエラグ酸や色素の受け渡しを阻害するプルーンエキス配合。30ml、8925円。問/シュウ ウエムラ TEL:03-6911-8560

6) マリアンナ パーフェクトリペアホワイト※
ビタミンC誘導体と整肌作用のある「ナノキューブ」、リンゴポリフェノールを含む。20g、3675円。問/アサヒフードアンドヘルスケア TEL:0120-267-727

7) SK-II WS ダーム・リバイバル プログラム
シミ部分には小型のフィルム(24枚)をのせ、全顔用のマスク(6枚)を重ねる。1万3125円(編集部調べ、4月21日発売)。問/マックス ファクター TEL:0120-021325

8) インプレス IC ホワイトクリームリターナジー※
チロシナーゼ阻害作用のあるマグノリグナンを配合したクリーム。40g 1万500円(編集部調べ、3月6日発売)。問/カネボウ化粧品 TEL:0120-518-520

※は医薬部外品

注目! 美白透明効果を高めるクリーム&マスク

美白効果をいち早く得たいなら、美容液と、マスクやクリームなどを重ね使いするのがお薦め。肌の水分を守るベールの役割を持つ油分が多いクリームでしっかりふたをすることで、肌の透明度がアップする。


のむ美白

●血行を高めて肌の新陳代謝UP
●抗酸化成分が活性酸素を抑制


抗酸化作用を持つビタミンCやアスタキサンチンは、紫外線を浴びて発生する活性酸素の働きを打ち消し、血流を促す。驚くことに漢方薬も「のむうちにシミが消えたり、肌の調子が良くなったという声は多い」(渡邉院長)。

美白漢方
桂枝茯苓丸(けいしふくりょうがん)を飲むときの注意!


漢方は体質で選ばれる、れっきとした薬。今回紹介した「桂枝茯苓丸」にも適性があり、体力があって比較的胃腸が丈夫な人向け。胃腸が弱く、貧血ぎみの人は避けること! 「桂枝茯苓丸」の血流改善効果は、ニキビ跡の改善や、肩凝りや生理痛、頭痛、冷えにも効果アリ。

1) ピュアホワイト EX<ドリンク>
ビタミンC1200mgのほか、抗酸化成分のアスタキサンチンやαリポ酸を含むドリンク。目安は1日1本。50ml、262円(編集部調べ)。問/資生堂 TEL:0120-81-4710

2) ピュアホワイト EX<タブレット>
ビタミンC1日当たり1000mg、抗酸化成分のアスタキサンチンやグルタチオンなどを配合したサプリメント。目安は1日6粒。180粒、5250円(編集部調べ)。問/資生堂

3) ホワイトアドバンス ドリンクEX
Lシスチンとヒドロキシチソロールでメラニン生成を抑制する。ビタミンC配合のドリンク。50ml、250円(4月20日限定販売)。問/ファンケル TEL:0120-750-210

4) 東漢美方(桂枝茯苓丸錠)
血行改善に使用される漢方。ニキビや赤ら顔などにも処方される。1日3回各6錠を食間に服用。540錠、4179円。問/アサヒフードアンドヘルスケア TEL:0120-630755

取材・文/清水すま子 写真/小寺浩之

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