化粧水で保湿のつもりが、つけるとむしろ肌が乾燥する理由とは?
乾燥肌には潤いが大事。
化粧水をたっぷりたっぷりつけてお肌に潤いを与えましょう。
これって、実はもう古い情報だということをご存じでしょうか。
と、偉そうに言いますが私もつい最近まで、
乳液やクリームは要らないけれど、化粧水は最低限必要!
と思っていました。(゚-゚;)
でも、実は「化粧水で乾燥する」んです。
ひょっとしたら「肌が生まれつき強くてへっちゃら!」な人もいるかもしれませんが、肌が弱い人・乾燥肌の人は、ぜひぜひ見直してみて欲しいと思います。
化粧水をつけるとむしろ肌が乾燥するわけ
皮膚の表面は「角層」が覆っています。その薄さわずか0.02mm。
そのうす〜い角層は、「角質細胞」という死んだ細胞が幾重にも重なっていて、そのすき間には「細胞間脂質」という、自前の油分が「つなぎ」の役目をしてできています。
(角質細胞は積み重ねたレンガ、細胞間脂質がモルタル、とよく例えられてます)
この「角層」といううすい膜が、肌の保湿膜として外からの刺激から守り、内側の水分を守るよう機能しているのです。
その上に化粧水などの水分をのせるとどうなるのでしょう。
水分は、しばらくすると蒸発していきます。
そのときに、角質細胞をいっしょに「ぴらっ」とめくってしまうのです。
(記事トップの写真の、干上がった大地が似ているかも・・・)
別の物でたとえると、薄い紙が何枚も重なった本のイメージ。
(隙間はないですが、細胞間脂質がつないでぴったりそろっている状態と思ってください)
それに水をかけて、乾くまで放置します。
すると、それぞれの紙が波打って、ごわごわに。
隙間だらけになって、元のようにまっすぐにはそろわなくなってしまいます。
これと同じようなことが、角層でもおこってしまうのです。
角質細胞がめくれて、すき間が出来てせっかくの「保湿膜」が壊れた状態になります。
そのすき間や亀裂から、肌内部の水分がどんどん蒸発していってしまうのです。
もっともっと簡単な現象で言うと?
『唇をなめるクセがあると、唇が乾燥する』
そういうことです。^^;
ローションパックにご注意
以前、某美容家さんの提唱していたローションパックが流行りました。
今でもやっている方は多いのではないでしょうか。
化粧水でひたひたにしたシートマスクやコットンを顔に貼り付けて10分ほど放置。というものです。
ちゃんとした時間に終えるようにして一定期間続けていたのですが、なんだか肌が前よりつっぱるような気がしてきたので、あるときやめてしまいました。
そのときは、「使った化粧水が合わなかったのかな・・・」と思っていました。
でも実際はそうではなくて、おそらく「化粧水が肌を乾燥させていた」というのが原因でしょう。
長時間水分を肌に載せるので、ただ化粧水を付けるよりもよけい肌に悪いのだそうです。
化粧水に含まれている「保湿成分」は働かないの?
保湿成分の代名詞「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」。
こういった成分が含まれているなら、化粧水でも保湿してくれるのでしょうか?
実はこういった保湿成分とうたわれるモノは粉末で、水に溶かして作っているそう。
これが化粧水の「とろみ」となり、蒸発を遅らせます。
水に片栗粉を加えて、とろみを出したような状態です。
が、それでも水はやはりいずれ蒸発するので、肌表面には、「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」の「粉末」が残ります。
この粉末は水分を蒸発させやすい性質があるのでかえって乾燥を促進させ、やがて肌の水分も吸い上げてしまうのだそうです。
皮肉なことに、保湿させようとして、かえって乾燥を招いてしまう。
こういう結果につながるのです。
でも一時的にでも肌が「しっとり」したような感触になるのはなぜか?
というと、とろみがあるせいで肌の上に長時間残り、さわると「ぬめり」が感じられます。
これを「しっとりしてる」と感じるというわけです。
(健康な美肌は、「しっとり」ではないということは、以前の記事で書いた通りです。⇒ 理想の美肌は「しっとり」ではなく「さらさら」〜肌の保湿機能を衰えさせるやりすぎスキンケア)
こうして化粧水で乾燥してつっぱり感が出てきてしまうので、
急いで「クリームや乳液で蓋!」と言われるのです。
が、クリームや乳液にも、乳化剤として界面活性剤や、防腐剤が含まれていたりして、角層の保湿膜を壊してしまうことに・・・・。
⇒界面活性剤については昨日の記事をどうぞ
結局なにも付けない方が肌のためになる
「じゃあどうしたらいいの!」
と、叫びたくなりますね。ヽ(;´Д`)ノ
一番肌に優しいのは、「なにもつけないこと」。
肌本来の、保湿力を復活させてあげることです。
試しに夜、化粧水をつけるのをやめてみてください。
はじめはつっぱり感がありますが、翌朝はちゃんとうるおっていると思います。
数週間もすると、はじめのつっぱり感自体がなくなっていくのが感じられます。
「化粧水をつけてなくても大丈夫」
というのが、乾燥肌の私がこれまで約2ヶ月やってみての実感です。
年齢は関係ありません
化粧水などでスキンケアすることで乾燥が促進するのであり、単純に『加齢=乾燥する』というわけではないそうです。
(年齢がいった人ほど”スキンケア歴”が長いため、乾燥している場合が多いようです)
実際に、59歳の母がそれを実証してくれました。
もともと肌は強めのタイプだと思いますが、私の話を聞いてこっそり、化粧水や美容液を少しずつやめていったそうです。
するとしばらくして、つっぱり感がなくなっていき、マイクロスコープで見るとキメが以前よりもしっかりしていました。
この話はまた別の機会に紹介したいと思います^^
※スキンケアをやめる場合は、母のように「すこしずつ」がオススメです。
よかったら、試しに化粧水だけでも、やってみてください。