自分の顔が憎くて嫌いな理由


私は自分の顔が嫌いだ。
目も鼻も口も歯も顔の形も肌質も全部が嫌い。
それは思春期辺りからずっと抱いていたコンプレックスだった。


身体醜形障害

ネガティブな人


幸いなことに歯は中学生の頃歯科矯正をした。
歯科矯正する前は出っ歯だし下の歯は前後にガチャガチャして最悪の歯並びだった。
健康な歯を4本抜いた。毎月矯正器具を締められるたびに痛みに悶絶した。
それでも理想には程遠いが人並みの歯並びになった。代償は大きかったけどやって良かった。
もし今歯科矯正していなかったら私の顔面コンプレックスはさらに酷いものだっただろう。


私の顔面コンプレックスを加速させたのは10代の頃よりも実は20代に多かった。
中学生から顔にニキビがない日はないくらい顔中ニキビだらけ。
友達の綺麗な肌が羨ましくて仕方がなかった。自分の顔が憎らしかった。
若いうちは誰でもあると片付けられやすいニキビは高校生、専門学校生になるにつれてどんどん悪化した。
高校生のときはひたすら厚塗りの化粧で誤魔化していた。
当時の私の写真は一人だけ白塗りの顔で一際目立っていたがとにかく隠したい気持ちが強かった。
人からニキビのことを言われるのが何よりのストレス。不器用に施した化粧を指摘される方がずっと気楽だった。


18歳。専門学生になった私の肌は悲鳴を上げ、ニキビは顔に留まることなく首にも広範囲に出始めた。
友達からいつも心配され、その気持ちが嬉しい反面やはりストレスだった。
専門学生になっても毎日欠かさず化粧をして汚い肌を誤魔化し続けた。


ここから私の顔面コンプレックスは深い傷を負い、未だに癒えない瘡蓋になる。
19歳の頃、街中でエステの勧誘に捕まった。
当時はまだ内面的に子供だった私は、人間が良い人面をして平気で人を騙すことを知らなかった。
お人好しだったので勧誘してきた男に連れられてエステサロンについて行ってしまった。

無料で施術できるとのことで肌質のカウンセリングを受けた後フェイスエステをしてもらった。
しかし悪徳エステサロンはただで帰してくれるはずがない。
とにかくエステの契約を結ばせようとする。化粧品を買わせようとする。
最終的に店員に丸め込まれて化粧品のローン契約書にサインをしてしまった。
しかし怖くなった。以前どこかの記事に書いたけれど母の存在が絶対的だった。
母にバレたら何をされるかわからないと思った瞬間、契約をなしにしてくれと号泣した。
それでも店員は宥めながらも押し売りしてくる。私は遠回しに拒否する。
その繰り返しで埒が明かないと判断した店員は店長を呼んできた。

店長は最初は優しい口調だったが私が拒否し続ける姿を見て一気に態度が豹変した。
「あなたその肌で良いと思ってるの?」「将来シミだらけの肌になるわよ」
「今自己投資しなければ将来絶対に後悔する」「手遅れになる前に何故ケアしようとしないの」
いろんな言葉を浴びせられた後、首を縦に振ることのない私の姿に呆れた店長は「もういいわ、帰って」と言ってどこかに消えた。
私は泣きながら着替え、化粧を直す気にもなれず身支度を終えたらすぐにエステサロンを飛び出した。


この日から私の顔面コンプレックスは加速した。
その後すぐにあの原因不明の皮膚湿疹に冒された。
一番酷い状態はある意味自傷画像並にグロかった。ここに載せる勇気はない。

まだ専門学校生だった私は当時の教員にまで心配された。
附属の病院の皮膚科に受診するよう言われ、病棟実習中の昼休憩の間に皮膚科を受診したが、
「ただの湿疹」と片付けられワセリンだけもらって帰った。
当然そんなもので治るはずがないのに。ワセリンは気休めにもならなかった。

それでも何とかしたくて意を決して新たな皮膚科の門をくぐった。
そこで「あなたは湿疹よりもニキビが酷いからニキビの治療をします」と医師から告げられ、
全く求めていないビタミン注射とニキビ治療の薬が処方された。
これを機に皮膚科は信用できなくなった。どうして私の顔を見る人は皆、私のニキビのことばかり指摘するのか。
ニキビも嫌だけど湿疹の治療を受けたかったのに酷い仕打ちだった。

顔の半分が湿疹に冒された私はマスクがなくては生きられなくなった。それが5年前の話。
22歳になった私は夜勤の仕事をしながら毎日マスクが手放せなかった。
荒れ果てた私の素顔を当時の従業員は知る由もない。
自分で良くするんだと決意し、食べるもの、肌に付けるものを見直して少しずつ治ってきた。
今では10代の頃よりも綺麗な肌を手に入れた。会う人にも肌が綺麗だと言われるようになった。
そんな人たちは昔の私の無惨な顔を想像すらできないだろう。


綺麗な肌質を手に入れても私の顔面コンプレックスは消えない。
今まで散々私の顔の嫌な部分を指摘されてきた。
言われなくとも何とかしなくてはならないのは自分が一番よくわかっていた。

私は5年前のあの日からマスクで自分の顔を隠し続けている。
未だ唇だけは湿疹が再燃することがあるので保湿して予防することも一つの理由だが、
一番の理由はマスクをしなければまた謎の湿疹に冒されそうな気がするのと
街中で知らない人から私の顔を見てクスクスと笑われるのが怖いからだ。

マスクを外して平気な顔をして外を歩ける自信はこれっぽっちもない。
これから先もマスクを外して生きる道は考えられない。
肌質は昔に比べてずっと良くなったけど、これまで受けた傷痕はいつまでも消えないままでいる。


【関連記事】

コンプレックスと負の感情から生まれたマスク依存症


双極性障害(そううつ病)と闘おう。
メンタルヘルス
メンタル病気と前向きに闘う

    にほんブログ村ランキング参加中です。
    1日1クリックで順位が上がります。お好きなものをワンクリックして頂けると中の人が飛び跳ねます。
        
    いつもたくさんのご支援ありがとうございます!日々の更新の励みになっています。


    宜しければこちらも応援宜しくお願いします。

    Twitterやってます。フォローすると一早くブログの更新通知が届きます。


    コメント欄の設置はございません  ― 

Google AdSense
 
NINJA AdMax