昨年末からパーティーを(特に4人パーティーを)組むと"Runtime error!"と言われてクライアントの強制終了がたびたび発生し、かなり困っていたのですが、試行錯誤と失敗を重ねながら、解決に近付いた気がします。
結論は、「ランタイムエラーはやっぱり回線落ちだったのではないか?」ということです。
注.解決方法だけ知りたい人は、下の目印まで飛んでください。
その理由として、
- パーティーを組んで遊ぶ時だけ落ちる。1人プレイでは一度も落ちていない。
- 敵が多い、ないしは、敵がたくさん召喚される”特定の”マップで落ちる。ダンジョン突入時にも落ちる。つまり、かなりデータの処理に負担がかかる場面で落ちる。
- 掲示板を見る限り、パソコンの構成やネット環境は人様々だが、比較的高スペックのパソコンで落ちやすい。逆に、ダンジョン突入後の暗転がなかなか解消されないような低スペックパソコンの方が落ちにくい。
- LANケーブルを意図的に抜くと発生する、いわゆる”7z落ち”と似た落ち方である。
- ファイアーウォールを無効にしたり、アンチウイルスソフトを削除しても発生する。
- Windows VistaやWindows 7のせいだとOSに原因をもとめる考え方もあるが、Windows XPで発生することを確認済みである。
- クライアントの再インストールは全く意味がない。また、Visual C++のランタイムライブラリーをインストールしても解決できない。
以上のことから、
- セキュリティーの設定の変更では解決しない。
- OSやグラフィックボードなどパソコンの構成を変えても解決するとは言えない。
- クライアント自体の欠陥やランタイムライブラリーの欠損によって落ちるとは考えづらい。
ということが言えます。つまり、プレイヤーによってゲーム環境は全く異なるのに同じ症状を持つ人が多数いるのは、原因はやはり回線落ちのようなありきたりのものだとしか考えられないのです。
そこで、「なんで昨年末から急に回線不良が続出したのか?」という疑問が湧きました。日本にはプロバイダーが多数存在し、プレイヤーも当然さまざまなプロバイダーと契約しているはずです。
「すると、ダウンロード違法化に向けて一斉にP2P規制の強化でも行ったのだろうか」と思い、OCNのP2P規制について調べましたが、規制強化は行っていないようです。
全く原因が分からず途方に暮れていたところ、年が明け、アラド戦記でログイン障害が続出し、最近ではサーバーの不調としか考えられないような、ランダムに発生する突然の強制終了が起きました。さらに驚いたことには、その頃、他の全てのネクソンのゲームでも同時にランダムの強制終了が起こっていたようです。
「ネクソンのサーバーに原因があるのではないか?」と考えました。
「ネクソンのサーバーが脆弱すぎるために、クライアントが耐えきれない程のデータ処理のタイムラグが起こってしまうではないか?」
これが今の結論です。
それを確かめるために、TCP Monitor Plusというフリーソフトを使ってトラフィックを監視することにしました。
パーティーを組みダンジョンを進みながら、同時にTCP Monitor Plusを起動し、強制終了を食らうときの状況を見定めることにしました。
監視ログをぼんやり眺めているうちに気がついた事には、
「アラド戦記はパーティーを組んだり、決闘したりするとP2P通信を行うのに、なんでログがネクソンのIPばっかりなんだろう?」と思いました。本当にP2P通信なんてやっているのかとさえ考えました。
「否、一応ファイアーウォールで例外設定をしているが、むしろ、本当にポートは開放されているんだろうか?」と考えました。
今まではポートの設定を特にいじらなくてもプレイで来ていたため気にしませんでしたが、改めてポートの開放を確実にしようとしました。幸い、ルーターがメジャーな機種だったので、簡単にポート開放の設定をすることができ、改めてアラド戦記で4人パーティーを組んでみました。
すると、TCP Monitor Plusに見慣れないホスト名で(おそらく組んだ方のホスト名でしょうが)ログが埋め尽くされていました。
つまり、アラド戦記を通常にインストールしただけでは、確実にP2P通信を行う環境は構築されないということです。そして、P2P通信が行えない以上、本来P2P通信で円滑に処理をすべき部分を、クライアントが勝手にサーバー通信を行ってしまうのです。
そして、残念なことに、ネクソンのサーバーがあまりにも貧弱なために、致命的なラグが生じ、高スペックで読み込みが圧倒的に速いプレイヤーのクライアントはデータをうまく処理できず"Runtime error!"と言ってしまうのです。
その証拠として、以前は4人パーティーで敵にダメージを与え続けると、自分の加ダメージが白色表示になってしまう現象が起こったのが、ポートを開放して、P2P通信に切り替えたところ、きちんと黄色表示されている、ということがあります。
パーティーを組むと、自分の与えたダメージが白色になってしまう人は、P2P通信を行っていない可能性があるので要注意です。
昨年末のアップデートでサーバー通信を積極的に行うようにプログラムが変更されたのか、あるいはネクソンのサーバーに寿命がきているのかは分かりません。
==========================解決方法==========================
- ポート開放をする。
絶対に開放すべきポートは、UDP5063です。他には、TCP2311-2313,7001,7101-7200,10001-10100もありますが、解決しなかったときに初めて開放すればいいでしょう。
肝心のポート開放の方法は、ルーターの機種などによってかなりバラバラなので確実なことは言えません。ルーターの説明書、プロバイダーのQ&A、個人サイトの解説などで自己解決するほかないようです。
途方にくれた方は、とりあえずWebブラウザのアドレスバーに「192.168.1.1」と入力してエンターを押してください。これが普通のルータのIPアドレスです。
なお、メジャーなルーターを使用しているならば、UPnPCJというポートを開放するためのツールで簡単に開放できることもあるようです。
⇒ダウンロードページ - ポート開放が成功したか確認する
便利なツールがあります。UDPポート5063の開放を確認してください。
⇒ダウンロードページ - パーティーを組んでP2P通信ができているか確認する
TCP Monitor Plusの「IP監視モニター」タブでホスト名が***.nexon.jpだけでなく、見慣れない個人ユーザーのホスト名が多数表示されていれば成功です。