ワキガと体臭の違い!皮脂のニオイがワキガだと間違えるときがある?
2016年4月9日
ワキガと体臭の違いって分かりますか?
ワキガは脇の下から強いニオイを放つ体臭という認証はされていますが、「どんなニオイ」がして「どういった特徴なのか」は意外と知らない方も多いのではないでしょうか。そのため、脇の下からニオイがするだけで「もしかしてワキガ?」と勘違いして悩んでしまうことも・・・。
特にワキガと皮脂が原因となる皮脂臭と間違えることが多いようです。そこで、ワキガとこの皮脂臭の違いについて解説したいと思います。
なぜワキガと皮脂臭を間違えてしまう?
ワキガと皮脂臭を間違えてしまう主な原因は、以下の3つであると考えられます。
- ワキガ体質であるかないかに限らずもともと脇の下がニオイやすいから
- ワキガはアポクリン腺だけでなくいろんなニオイが混ざった複合臭だから
- 嗅覚の特性による影響
脇の下はもともとニオイが発生しやすい
脇の下は腕と胴体に挟まれているので、高温多湿になりやすくもともとニオイが発生しやすい環境です。それに脇の下にはエクリン腺と皮脂腺もあるので、汗臭さと皮脂の臭いが混ざってさらに臭いを強くします。ですので、たとえワキガでなくても他の体の部位よりも脇の下はニオイがキツくなりやすいのです。
ワキガはいろんなニオイが混ざって私たちの鼻に届く
私たちの鼻に届くワキガ臭は、アポクリン腺の汗が元となったニオイだけではありません。脇の下にはアポクリン腺以外にも皮脂腺やエクリン腺の汗があります。そのため、皮脂臭や汗臭さが混ざったニオイが鼻に届きます。つまり、当然ワキガには皮脂のニオイや汗のニオイが含まれているのです。
嗅覚の特性である「意識」による影響
嗅覚の特性も影響していると言えるでしょう。嗅覚の感じ方は意識による影響を強く受け、特定のニオイに対して意識を強くすれば実際よりも強烈に感じるようになると言われています。そのためたとえ実際はワキガのような強いニオイがしていなくても、本人はそう感じてしまうこともあるのです。特にワキガの臭いは強いということだけしか知らないと、間違えてしまうかもしれません。
以上のことから、単に脇の下が臭かったり、時々肌着が黄ばむ程度ではワキガ体質とは限らないのです。
ワキガと皮脂臭の違いとは?
ではワキガと皮脂臭の違いはどこにあるのでしょうか?ワキガと皮脂臭は、ニオイの成分や発生場所、ニオイの感じ方がそれぞれで異なります。
ニオイ成分の種類が異なる
皮脂臭は、皮脂腺内や分泌された皮脂に含まれる脂肪酸が、過酸化脂質などによって酸化されることで、イソ吉草酸や乳酸などのニオイ物質を発生させます。そのため少しツーンと鼻を付くようなニオイが特徴がします。
一方ワキガは、アポクリン腺の汗に含まれる脂質やタンパク質などが脇の皮膚に住み着いている細菌によって、腐敗発酵されることでニオイ物質が生じます。特にワキガ体質の人は短鎖の脂肪酸の3メチル2ヘキセン酸やカプリル酸、カプロン酸などの脂肪酸がタンパクと結合してリポタンパクとして脇から分泌されると言われています。
このリポタンパクのアポタンパク部分を脇に住む細菌が分解することで、ワキガ臭となるニオイ物質が発生するのです。このニオイの特徴は以下の3つで構成されていることが研究で明らかにされています。
- 生臭く鼻をつく硫黄臭
- カレーのようなスパイシー臭
- 古い雑巾のような脂肪酸臭
このように、ワキガは少し複雑な臭いがするんですね。
ニオイの放つ箇所が異なる
皮脂は全身に分布しています。そのため全身からニオイを放ち、特に皮脂の分泌が多い頭皮や背中、胸などが強くなる傾向があります。加齢臭も皮脂の酸化が原因なので、対策をするときはここを重点的にケアします。
一方ワキガの原因となる現代人のアポクリン腺の分布は、脇の下、耳の中、性器周辺などの体の限られた箇所だけです。そのためアポクリン腺がない箇所からはワキガ臭はしません。例えば、頭皮のニオイと脇の下のニオイが同じであればそれはワキガ臭ではなく皮脂臭と言えるでしょう。
ワキガにはニオイの程度に波がある
皮脂臭は体調や食生活に大きな変化が無ければ、ニオイが急に変わることはないでしょう。
しかし、ワキガは生活習慣の変化に関係なくニオイの程度が強い時と弱いときの波があります。それはアポクリン腺の汗は、アポクリン腺の細胞の一部がちぎれて離脱することで生産されるからです。分泌する度に細胞がなくなるため、再生するために一定の時間がかかるのです。
細胞の再生の時間は人によってことなると言われています。なのでワキガは人によって期間は異なりますが、ニオイが強い時と弱い時があります。
ワキガ体質なのかを客観的に確認しよう
やはりニオイの特徴だけでは分かりづらい場合は、客観的にワキガなのかそうでないかを調べるといいでしょう。ワキガ体質であるかないかは簡単なチェックで確認することができます。
耳垢が湿っている
耳の中にはエクリン腺がありません。そのため耳垢が湿っていればアポクリン腺が活動している可能性が高いと言えます。
親にワキガ体質の人がいる
ワキガ体質は遺伝すると言われています。両親のどちらかがワキガの場合は50%、両親が共にワキガであれば80%の確率でワキガ体質である可能性があるのです。
まとめ
脇の下はニオイが発生しやすいですし、皮脂腺やエクリン腺もあるのでワキガと皮脂臭を間違えることがあります。しかし、ワキガには独特のニオイだけでなくニオイの発生する場所や特徴があるので、これらを知ることで区別できるようになるでしょう。
体臭の対策の効果を上げるには、まずニオイの原因を知ることです。体臭の種類に合った正しいケアで、クサイ体臭とさよならしましょう!
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