レーザー治療の順序
老人性血管腫のレーザー治療の第一選択は、ロングパルスYAG(ヤグ)レーザー(クールグライド)か色素レーザー(VビームⅡ)ですが、なかには反応しない老人性血管腫があります。反応しない血管腫は炭酸ガスレーザーで蒸散させます。
VビームⅡ(色素レーザー)
クールグライド(ロングパルスYAGレーザー)
治療例(クールグライド)
直径2.5mmの老人性血管腫です
クールグライドは先端部分で冷却してから、レーザーを照射します。
血管腫は黒色に変色します。1~2週間で血管腫はなくなります。
治療例(クールグライド)
治療前ひじの内側の老人性血管腫3個を治療します。(青矢印はシミ)
クールグライド治療後3か月老人性血管腫は傷跡を残さずに消失しました。(青矢印はシミ)
多発した老人性血管腫の治療例(VビームⅡ)
治療前:腹部の多発している血管腫です。VビームⅡで治療します。
治療直後:すべての血管腫がレーザーに反応して黒色に変色しました。黒化した血管腫は後日痂皮(かさぶた)になり、脱落します。
治療後:1回の照射ですべての血管腫が消失しました。傷跡は残りません。
クールグライドとVビームⅡの違い
治療部位は治療当日より水で洗い流し、創傷保護材(ビジダームテープ)を1日1~2回貼ります。ビジダームテープは肌色で目立ちにくいテープです。● 治療後は抗生剤と鎮痛剤を処方することがあります。● ごく稀にケロイドや肥厚性瘢痕が残る方がいます。● 稀に再発することがあります。この場合再度治療が必要です。
| クールグライド | VビームⅡ | |
|---|---|---|
| 治療時間 | 数秒 | 面積で違う 数分〜数十分 |
| 治療回数 | 基本1回 | 1~2回 |
| 適応 | ドーム状の血管腫 | 平たい血管腫 多発した血管腫 |
| 治療後の通院 | 治療1週間後 | |
| 治療できない方 | ケロイド体質の方 医師が治療不可能と判断した方 | |
| 治療に際しての注意 | 治療部位は治療当日より水で洗い流し、創傷保護材(ビジダームテープ)を1日1~2回貼ります。ビジダームテープは肌色で目立ちにくいテープです。 治療後は抗生剤と鎮痛剤を処方することがあります。 ごく稀にケロイドや肥厚性瘢痕が残る方がいます。 稀に再発することがあります。この場合再度治療が必要です。 | |