「セラミド」は、肌の乾燥対策におすすめの保湿成分で、その高い保湿効果から「最強の保湿成分」と呼ばれています。セラミドを使用した化粧品はたくさんありますが、実は、セラミド自体にもいろいろな種類があります。セラミドの効果を実感するためにも、どのセラミドが配合されているのかを選ぶことは大切です!!そこで今回は、セラミドの種類についてお伝えします。

1.セラミドとは?

「セラミド」は、肌の細胞と細胞をつなぐ接着剤のような役割をしている「細胞間脂質」の約50%を占めるといわれている保湿成分です。

細胞間脂質は、細胞同士をくっつけることにより、外的刺激から肌を守ったり、水分の蒸発を防いでくれたりする「バリア機能」を担っています。

そのため、セラミドは肌のバリア機能にも大きく関係し、セラミドを肌にたっぷりと補うことで肌トラブルの少ない美肌を目指すことができます。

また、セラミドの水分キープ力はとても高く、肌の水分の80%を維持しているともいわれています。

湿度や気温が低い環境でも水分を逃さないため、『最強の保湿成分』と呼ばれているのです。

2.セラミドの種類と特徴

化粧品に配合されているセラミドには種類があり、大きく4つに分類することができます。

①ヒト型セラミド(バイオセラミド)

ヒト型セラミドは、酵母を利用してつくられたセラミドです。

人間の体内にあるセラミド(細胞間脂質内のセラミド)とほぼ同じ構造を持つため、最も保湿力や浸透力が高く、刺激が少ないといわれています。

そのため、肌のセラミドを補いたい場合は、「ヒト型セラミド」配合の化粧品を選ぶことをおすすめします。

ヒト型セラミドの場合、「セラミド1」「セラミド2」のように、「セラミド」の後に数字が書かれています。

日本ではこの数字での表記が一般的でしたが、海外では「セラミドNS」「セラミドNP」のようなアルファベット表記が主流です。

そのため、最近は、日本でもアルファベット表記のものが増えてきています。
【美肌に欠かせない!セラミドの種類と特徴】
人間の肌には、複数のセラミドが存在していて、細かく分類すると約300種類にもなるといわれています。

その中でも、美肌に欠かせないといわれているのが「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」「セラミド6」です。

ヒト型セラミド配合の化粧品を選ぶ際にも、この4つが配合されているか、ぜひチェックしてみてください!
■セラミド1(セラミドEOS)
水分を保持するはたらきがあり、バリア機能に優れていて、外部の刺激から肌を守ります。
アトピー性皮膚炎の方の肌には、セラミド1が極端に少ないといわれています。

■セラミド2(セラミドNS)
セラミドの中で最も保湿力が高いのがセラミド2で、バリア機能も高めます。
人間の肌に最も多く含まれているため、肌の潤いを保つ重要な役割を持っています。
化粧品にも配合されることが多いです。

■セラミド3(セラミドNP)
水分を保持するだけでなく、シワを抑制・減少させます。
肌内部のセラミド3は、加齢とともに減少するといわれています。

■セラミド6(セラミドAP)
水分の保持、シワの抑制・減少に加えて、正常な肌のターンオーバーを促します。
セラミド3と同様に、加齢とともに減少するといわれています。

②天然セラミド

「天然セラミド」は、動物由来のセラミドであり、ほとんどが馬由来のものだといわれています。

人間と同じ哺乳類である馬の脊髄から生成されているため、肌なじみが良いのが特徴です。

天然セラミドがそのまま肌のセラミドになることはありませんが、セラミドの合成を促す効果があるといわれています。

天然セラミドは「セレブロシド」「ビオセラミド」「ウマスフィンゴ脂質」等と表示されています。

③植物性セラミド

「植物性セラミド」は、植物由来のセラミドで、米・大豆・トウモロコシ・こんにゃく等から生成されています。

植物由来のため、肌に刺激は少ないと考えられています。

「ヒト型セラミド」や「天然セラミド」のように、肌のセラミドを補ったり、セラミドの合成を促進させたりすることはないので、保湿力はやや劣ります。

植物性セラミドは「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「グルコシルセラミド」等と表示されています。

④合成セラミド

「合成セラミド」は、石油原料を合成することによってつくられた、セラミドと似た構造を持つ保湿成分です。

構造は似ていますが、セラミドとはまったくの別物です。

メーカーが独自に「○○セラミド」と呼んでいる場合もありますが、成分は化学物質名で表記されます。

3.セラミドと一緒に取り入れたい保湿成分

ここでは、数ある保湿成分の中から、セラミドと一緒に取り入れることで、より高い保湿力が期待できる「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」についてご紹介します。

どちらも、セラミドと同じように肌の内部に存在する成分ですが、どちらも分子が大きく肌の奥には届かないため、化粧品には保湿成分として配合されています。

こうした成分も一緒に取り入れることで、より肌の潤いを維持することが期待できます。

化粧品を選ぶ際の参考にしてください!

①ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、水分を抱え込むようにキープする性質を持つ保湿成分です。

1gで2~6リットルの水分保持力があるといわれていて、空気中の湿度にほとんど左右されることなく、保湿性を一定に保つことができます。

ヒアルロン酸は、人間の肌内部では、クッションのようなはたらきをして肌の弾力を保持するのに役立っています。

②コラーゲン

コラーゲンは、ヒアルロン酸と同様、水分を抱え込む性質を持っている保湿成分です。

肌や毛髪の表面でしなやかな保護膜をつくるため、潤いを守りながら肌を整えることができます。

コラーゲンはタンパク質の一種であり、人間の体の3分の1を占めているといわれています。

また、肌のハリをキープするのに欠かせない存在です。

4.まとめ

セラミドの種類についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

原料によってセラミドの効果も異なるため、それぞれのセラミドの役割を知って、化粧品を選ぶ際の参考にしてみてくださいね!
この記事は2016年5月13日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

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