エステ・スパ

ストレスが肌に影響大!そのメカニズムと解決法とは

(2011年 3月 18日)

「ストレスであごにニキビが出来た」とか、「生理前は肌荒れとニキビに悩まされる」とはよく言います。どちらも医学的に立証されていますが、メカニズムを理解している人はごく僅か。そこで今回は、最高峰の肌を目指すためのスぺシャルテーマです。

ストレスでニキビが出来るのは本当だった!

生きていく上でストレスを100%なくすことは出来ません。また、性ホルモン(特に女性ホルモン)も周期的なもので、どちらも肌に影響を与えます。肌の不調をどちらかの原因と思っている人はたくさんいますが、それがどのようなメカニズムで起こっているかを明確に理解し、対処している人は少ないのが現状です。そこで「肌とストレス」、「肌とホルモン」のそれぞれの関係性をきちんと把握しておけば、突然の肌トラブルに困惑することも少なくなります。

その前に、今回のキーワードは4つ。
(1)ストレス 
(2)自律神経 
(3)女性ホルモン 
(4)顆粒球(血液の白血球には、リンパ球・顆粒球・マクロファージの3種の免疫細胞がある)。

私達が感じるストレスには、物理的な温度・湿度・騒音・ケガ・感染・過労の「外的ストレッサー(刺激)」と、怒り・悲しみ・不安・恐怖などの感情による「内的ストレッサー」があります。また私たちの体には血管が全身に張り巡らされているように、神経も同じように分布しており、ストレスを感じた時に反応するのが「自律神経」。これは活動する時に働いて興奮状態をつくる「交感神経」と、休む時に働いてリラックスの体調をつくる「副交感神経」の2つがあります。これらは遊具のシーソーのようで、「心地よい」と感じている時はこの2つのバランスが取れている状態です。ところが悩んだり不安を感じたりするとガタンとバランスを崩します。症状はイライラしたり動悸がしたり、食欲の低下。「失恋したらニキビが出来た」という二十代半ばの肌を調べると、「交感神経」の緊張が続き、粘膜や組織に障害が起きて「免疫力が低下」していました。では、失恋というショックを受けたストレスが、どうニキビになったのか?! 検査の結果、血液の、「免疫」に関係が深い白血球の一つ「顆粒球」が関係していました。「失恋すると顆粒球が増加」。それはふられたショックで交感神経が優位になり、顆粒球が体を守ろうと活動を開始。ところが顆粒球は働き終えると自爆して死滅するため、死骸が残ると膿となり、それがニキビの原因になるのだそう。死骸は活性酸素になることもあり、細胞組織を破壊、皮膚の細胞を傷つけることも。おさらいすると、「ストレスを感じる」→「交感神経が緊張」→「免疫力が低下」→「体を守ろうと顆粒球が増加」→「ニキビになることがある」。これがメカニズム。次は解消法です。

いい恋愛が肌を美しくするのも本当の話

今感じているストレスの原因は何か言葉で説明出来ますか? 最も怖いのは、ストレスがたまっていることを自覚していないこと。ニキビが絶えず出るという人に、気持ちの上で引っかかっていることや悩み事を自覚していないことがあります。悩み事を家族や友人に言えない人は、ノートに書くことも解決法の一つ。これは自分の置かれている状況を把握するとても身近な方法です。なぜ知ることが大事なのか? 先ほど、ストレスを感じると反応するのが神経だとお話しましたが、その前に先陣を切って反応するのは「脳」です。その認識が神経から皮膚に伝達するので、書くことで自分が何に悩み、どんな状況に置かれているのかが把握でき、実はそれがニキビの原因だとわかる。悩みに気づくことが重要です。

次にストレス軽減法ですが「自分の好きなことを実践すること=ストレス解消法」になります。好きな音楽を聴く、踊る、歌う、好みの香りの入浴剤で全身浴をする。ちなみに強いストレスを感じると体温が下がり、免疫が抑制されるので、冷えは大敵! 常に体を冷やさない服装、食事、飲み物、そして入浴を心がけることも大切です。また、脳はストレスだけでなく、「快適感」も認識します。いい恋をすると肌がキレイになるのも、脳の認識によるもの。そこで鍵となるのが「ホルモン」です。人を好きになるとホルモンの分泌が活発になり、皮膚に好影響を与えるという、「脳」→「内分泌系」→「肌」のメカニズムが成立します。ここで混乱してはいけないのが、「生理前になると肌荒れが気になる」、「生理前になるとニキビが出る」という女性ホルモン。こちらは周期的に分泌される、「黄体ホルモン」と「卵胞ホルモン」の2つのい女性ホルモンの影響を受けやすいというもの。前者は生理前まで分泌され、皮脂の分泌を活発にするため、ニキビが出ることがあります。後者は生理前に激減。肌に潤いやハリを与えるホルモンのため、減少すると肌が乾燥したり荒れが目立つことがあります。生理の始まりと終わりの日を手帳につけておくことは、美肌はもちろん、健康な身体のためにとても大事なこと。性周期を知ると、油分の多い化粧品を控えるとか、しっかり保湿するなど、スキンケアの対応もすんなり出来ます。女性ホルモンは一生涯でティースプーン2~3杯という微量。過激なダイエットやストレスなどでバランスを崩さないことは、女性として当然なのです。

女性ホルモンという呼び名から、女性にしか分泌されないものと思っている人がいますが、女性ホルモン、男性ホルモンというのは総称で、女性も体内で男性ホルモンつくり分泌しています。ちなみに男性ホルモンは皮脂腺の働きを促進するため、ニキビや吹き出物の原因の一つと言われています。ホルモンは他にもストレスに関係するコルチゾール、カテコールアミン、成長、肌に関係する成長ホルモン、性腺刺激ホルモンなどがあります。どれも円滑な働きをするために、十分な睡眠とバランスのいい食事、そしてストレスの少ない日常生活を心がけて実践すること。それが健やかで若々しく美しい肌のためには大事だということを常に意識しておきましょう。

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