ヒアルロン酸注入法(皮膚を切らずにしわを改善する注入法)
眼の下や鼻唇溝のしわの改善には、手術に変わって、フィラー(充填剤)注入が主流なりつつあります。フィラーとしてよく使われている物にコラーゲンとヒアルロン酸があります。
コラーゲンはアレルギーや狂牛病の問題から、当院で培養ヒトコラーゲンを使用していましたが、製造中止となったので、現在はヒアルロン酸の注入のみを行なっております。
マイクロカニューレによるヒアルロン酸注入
最近、日本でもマイクロカニューレによるヒアルロン酸注入が注目されています。
この方法だと針後も少なく、内出血も殆ど目立たなく、凸凹も目立ちません。目の下のしわ、ほうれい線だけでなく、鼻を高くしたり、唇を大きくしたり、額を丸くしたり、顎を出したり、小顔に見せるなど、様々なお悩みを解決できます。
お顔のシワや凹みを修正するだけでなく、お顔のモデリングを目的とした注入も出来ます。モデリングとは、減少してしまった皮下組織や脂肪、筋肉などを補うように固めの注入剤を深く注入し、内側から持ち上げることです。
従来の鋭針では太い針を注すのは、痛かったり内出血し易かったりするので、お奨めではなかったのですが、マイクロカニューレを使用することで、固いヒアルロン酸を深く注入することが出来るようになりました。
こめかみ、ゴルゴライン、こけた頬、法令線など持ち上げたいところを持ち上げる。眉リフト、隆鼻術、唇なども自然にボリュームアップできますことは勿論、立体的なお顔をつくっていくことが出来ます。まさにプチ整形としての使い方が出来るようになりました。
ボーラス法によるヒアルロン酸注入
ブラジルで始まった注入法です。鋭針で(テントを張る為の)柱を作るように注入する方法です。深く注入しますので、内出血や凸凹の心配も少ない治療法です。
注入後の経過
注入後の経過
- 注入は5~10分の短時間で終了し、効果はすぐに現れます。
- 注入後、痛みも腫れもほとんどなく、すぐにお帰りいただけますし、周囲の人に気付れることもありません。
- 持続性は、個人差により異なります。
- 1本1ml、2mlですが、使わなかった分は、マイヒアルロン酸として、約半年間保存し修正に用います。
- また、法令線・目尻・額・眉間などのシワでしたら、ボトックスと併用することで、より良い効果が得られます。ヒアルロン酸は、顔のどの部分にも注入できますが、詳しくは医師にご相談下さい。
ヒアルロン酸の治療症例
法令線
ゴルゴライン 中顔面若返り術
ボーラス法によるリフトアップ
唇のボリュームアップ
額のしわ
目元のしわ
美肌
ニキビ跡
手
当院で使用しているヒアルロン酸の種類
ジュビダーム ビスタ
ジュビダームはレスチレンやエセリスと並んで、非常になじみ易く、汎用されているヒアルロン酸です。今回、アラガンジャパンが承認を取得し、日本国内で販売することになりました。
郵送中の劣化などの心配が無いので、当院でも早速導入いたしました。
- ジュビダーム ヴィスタ ウルトラ
- ジュビダーム ヴィスタ ウルトラプラス
- ジュビダーム ヴィスタ ボリューマ
スタイレージ
フランスのビバシー社で製造販売されているスタイレージは、特許取得の『IPN-Likeテクノロジー』と酸化ストレスへの抵抗のある『マンニトール』を使用することで、ボリュームアップ感と同時に馴染みの良さを実現し、持続期間を向上させた、今、フランスでシェアNo.1のヒアルロン酸です。
また、架橋剤の使用量を抑え、体に優しい点、針が少し細いものが使用でき、痛みが少ない点など、患者様の負担を下げる設計がされています。
エセリス
コラーゲンのような滑らかさを持つ第5世代目のヒアルロン酸と注目されているヒアルロン酸になります。エセリスベーシックはグリセロールという保湿機能および角質層への水分損失を防ぐ役割を担う成分が混合されているものを使用しているため、注入部周囲の保湿作用向上のためしっとりとした肌質になります。
粒子が入っていないため、フォーテリスは折れたシワなどの修正にも非常に有用となる製品です。
- エセリス
- フォテリス
リデンシティ
- リデンシティーI
リデンシティー1は、新しいコンセプトのヒアルロン酸でヒアルロン酸にアミノ酸やビタミン群が配合されており、「注入する美容液」という感じで肌にハリを出し小じわを目立たなくさせる効果があります。 水光注射で注入するのに適したヒアルロン酸ですが、集中的に目の下や首などに注入する場合はマイクロカニューレで注入することもできます。
- リデンシティーII
リデンシティー1よりもヒアルロン酸の濃度が濃くなっています。アミノ酸やビタミン群が配合されており、「注入する美容液」という感じで肌にハリを出し小じわを目立たなくさせる効果があります。ヒアルロン酸自体は架橋されていないので、ヒアルロン酸としてのボリュームは1ヶ月くらいで減少していき、潤いだけが続くというものです。1ヶ月おきに3回の施術が基本となります。少量ずつ浅く打っていくので、クリーム麻酔が必要になるのと、2、3日は内出血や凸凹が免れません。多少のダウンタイムが必要な施術となるので、導入するかどうか迷っている施術です。今回新しく発売されたリデンシティーIIはヒアルロン酸自体が架橋されているので、リデンシティー1の美容液成分はそのままに、ボリュームは1年くらい長持ちするという製品です。注入直後はボリュームアップ。暫くすると張り感がでてくるという優れもの。最近出席した勉強会で良さそうなので、早速、導入を決めました。他のヒアルロン酸同様マイクロカニューレで注入できるのも魅力です。
料金
注射用のコラーゲンやヒアルロン酸は1本づつ、シリンジや注射器にはいっています。
施設によっては、残りを使い回すことにより、1cmいくらという料金設定の施設もあるようです。
コラーゲンもヒアルロン酸も、粘着性の強い物質ですので、感染の危険性は少ないと思われますが、零ではないかもしれないので、当院では、注射器に入ったヒアルロン酸やコラーゲンを1本購入して頂き、余った分は6ヶ月以内の修正に用います。