| 大阪ガス(株)エネルギー技術研究所は、神戸女子大学(神戸市須磨区)と共同で、ミストサウナに毎日入ること(以降、「ミストサウナ連浴※1」)で目尻のしわが減り、ミストサウナ入浴中に顔面の筋肉の運動をすること(以降、「フェースエクササイズ※2」と言う)で目立つ毛穴が減ることを、浴槽入浴との比較実験で確認しました。 |
| 女性の90%以上がお肌の悩みを持つと言われ、50代女性の約70%は「しわ」が、20代女性の約60%は「毛穴の目立ち」が大きな悩みです。「しわ」の原因は乾燥・紫外線など、「毛穴の目立ち」の一因は、角質層の剥がれと言われます。 |
| これまでの研究により、ミストサウナは肌の乾燥を防ぎ、角質層を整えるのに最適な入浴法であることがわかっています。 |
| 今回の実験では、ミストサウナ連浴による「目尻のしわ」「毛穴の目立ち」の減少効果について調べました。女性20名(年齢33~49歳)を被験者とし、ミストサウナ入浴群(10名)、浴槽入浴群(10名)に分け、さらに各群の半数(5名)の人に、入浴中にフェースエクササイズを実施しました。 |
| | 1ヶ月の連浴で、ミストサウナ入浴群では、目尻のしわの総面積が約30%減少(浴槽入浴群では約6%増加)。さらに、入浴中にフェースエクササイズを行なうと、ミストサウナ入浴群では目立つ毛穴の数が約7%減少(浴槽入浴群では約2%減少)しました。 | | | |
| ミストサウナは、身体に負担の少ない40℃前後の低温、湿度70%以上の高湿度のミストによって発汗を促す方式で、「発汗」「洗浄」「保温」「保湿」「リラックス」などの効果が得られます。 |
| これから空気が乾燥する本格的な冬のシーズンを迎えます。 |
| 肌の水分アップとともに、しわや目立つ毛穴の減少などの美容対策として、新たな効用のあるミストサウナ連浴をお薦めします。 |
| (1) | 目尻のしわ(面積)※3の減少割合(ミストサウナ入浴の効果) | | | | | ● | 目尻のしわは、ミストサウナ入浴群では30.8%減少しました(浴槽入浴群では統計的有意差なし)。 | | | 1ヶ月のミストサウナ連浴により、目尻のしわの総面積が約30%減少しました。 | | | | | | | | (2) | 目立つ毛穴(個数)※4の減少割合(ミストサウナ入浴中にフェースエクササイズ実施の効果) | | | | | ● | 目立つ毛穴の数は、ミストサウナ・フェースエクササイズ群で6.9%減少しました(浴槽入浴群では統計的有意差なし)。 | | | 1ヶ月のミストサウナ連浴中にフェースエクササイズすることで、目立つ毛穴の数が約7%減少しました。 | | | | | | | | (3) | 肌状態の主観申告 | | | ● | 肌状態の主観申告※5は、ミストサウナ入浴群(フェースエクササイズ有無の各群)で改善されました(浴槽入浴群では統計的有意差なし)。 | | | 1ヶ月のミストサウナ連浴により、肌状態の主観申告は改善しました。ミストサウナ入浴中にフェースエクササイズすることで、その効果はより大きくなりました。 | | | | |
| ■ | 被験者 | 主婦20名(ミストサウナ入浴群10名、浴槽入浴群10名、年齢33~49歳(平均39.0歳))。各群で、5名がフェースエクササイズを実施し、残りの5名は実施しなかった。 | | ■ | 実験条件 | | | ・ | 期間:約1ヶ月間(平成19年4月20日~6月8日)の連浴(自宅) | | ・ | 入浴条件 | ミストサウナ入浴:室温40℃、10分 | | | | 浴槽入浴:これまで通りの入浴方法を実施いただいた。 | | ・ | 実験にあたり被験者が生活上で注意したこと | | | | 1) | 過激な(継続的な)運動しない(スキー、ジョギング等) | | 2) | 温泉(スパ)・エステ・海外旅行は極力避ける | | 3) | 屋外活動は避ける | | | ■ | 計測実験 | | | ・ | 時期:1ヶ月間の連浴の前後で実施 | | ・ | 実験条件:室温25℃、湿度60%に1時間滞在し、皮膚温、温冷感等を計測 | | ・ | 実験時の注意点 | | | | 1) | 同一計測時刻 | | 2) | 飲酒・喫煙、運動は避ける(前日から実験開始まで) | | 3) | 食事の量・時刻(おにぎり2個、実験開始2時間前までに) | | 4) | 十分な睡眠を取る | | | | | | ※ | 本研究の成果は、第18回国際生気象学会(18th International Congress of Biometeorology、東京、2008年9月22日(月)~9月26日(金))発表する予定です。 | |
| ※1 | ミストサウナ連浴 | | | 温風と霧状のミストで、高温・低湿度のドライサウナに比べて浴室内を高湿度(約100%)・低室温(約40℃)の身体に負担の少ない低温のサウナ状態にして、全身にミストを浴びるミストサウナに毎日はいること。 | | ※2 | フェースエクササイズ | | | 「表情筋」と呼ばれる顔面の筋肉の運動であり、血流を良くし肌状態を整え、毛穴の開き、黒ずみ、たるみなどを防止する効果があると言われています。 | | ※3 | 目尻のしわ | | | しわは、濃度著しく急勾配で暗くなっている部分をしわとして認識し、総面積を計算した(インフォワード社製ロボスキンアナライザーにより計測)。 | | ※4 | 目立つ毛穴 | | | 毛孔は、周囲に比べてやや暗い部分と暗い部分のうち直径が0.6mm以下で0.1mm以上のものを「目立つ毛穴」としてカウントした(インフォワード社製ロボスキンアナライザーにより計測)。 | | ※5 | 肌状態の主観申告(改善値) | | | 肌状態についての主観申告12項目について、「良い」(1)から「悪い」(5)までの5段階で評価し、連浴前後の差を改善値とした。尚、評価項目は、「うるおい」「なめらかさ・つるつる感」「やわらかさ」「はり」「肌あれ」「きめ」「くすみ」「血行」「透明感」「毛穴の目立ち」「にきび」「吹き出物」「化粧ののり」。 | | ※6 | 各図中の「統計的有意性」 | | | 統計的有意性とは、ある影響が偶然によって生じないことを統計的に示されたことを意味します。本研究では、有意性5%のレベルを使用しました。これは、その影響が単なる偶然により生ずる可能性が1/20であることを意味します。 | |
| ご参考) | お肌の悩みとスキンケアについて「ハー・ストーリィ調べ」 | | 【調査方法】 | インターネットを利用したアンケート調査 | | 【調査対象】 | 全国の男女 944人 | |