レーザーフェイシャルとは、最新のレーザー光を用いて、にきび(跡)やシミ、あるいはシワやくすみといった肌トラブルを改善・治療するスキンケア療法です。

現在のレーザーフェイシャル機器は、主にロングパルスアレキサンドライトレーザーなどが主流のようですが、このレーザー光は低出力でありながら、皮膚の深部組織にまで作用させることが可能であるといった特徴をもっています。

そのため、従来のレーザー光に比べると、ダウンタイムやトラブル(照射後、患部が赤みを帯びたり、かさぶたになったりする…など)が少ない治療法だと言われています。

また、このレーザー光は真皮層の活性化を促すと同時に、しっかりとメラニン色素に反応させることができるため、シミやそばかすを徐々に薄くするなど、美白効果に一定の効果が期待できます。

  • シミ、そばかす、くすみ(シミなどのもとであるメラニン色素にレーザー光が反応(熱処理)するため、照射を繰り返すことで徐々に薄くなる)
  • シワ、たるみ(レーザー光が肌の新陳代謝を活性化させ、真皮層のコラーゲンの生産を促し、内部から肌のハリを改善する)
  • にきび、にきび跡(皮脂腺の過剰な働きを抑制するとともに熱による殺菌効果で〝にきび〟のもととなるアクネ菌を除去する)
  • ほくろ除去
  • 赤ら顔(レーザー光が拡張した毛細血管を効果的に熱処理する)
  • 毛穴の開き、黒ずみ
  • 脱毛 ※治療効果には個人差あり!


このように、レーザーフェイシャル治療では美肌対策の一環として一定の効果が期待できます。

しかし、患者の体質や患部の状態によっては治療が行えない、あるいは改善効果が得られない…といったケースも見られるようです。

そこで、治療後のトラブルを回避するためにも、最低限これだけは知っておいた方がよいと思われるレーザーフェイシャル治療の主な副作用・デメリットについて簡単にまとめておくので参考にしてみて下さい。
  • 治療費は、決して安くはない(顔全体で1回、2~6万円ほどだが、コースによって金額は異なる)
  • 照射時にチクッとした軽い痛みを伴う(痛み対策として、塗り麻酔を施すクリニックも…)
  • 照射後、熱をもった患部にしばらく赤みや腫れが生じる(ただし、一時的なもので、しだいに赤みや腫れは引く)
  • 症状(大きさ、症状など)によっては複数回の治療が必要
  • 次のような症状に該当する場合は、医師の判断によって治療できない
    ・妊婦
    ・日焼け直後の肌、照射後日焼けをする予定のある方
    ・光アレルギーの方
    ・重度の持病(糖尿病・心臓病など)がある方 …など



肌にメスを入れない負担の少ない美容療法として、近年、レーザー治療が注目されていますが、レーザー光をもちいた脱毛や高度なスキンケア治療は、原則、医療行為です。

レーザー光を用いた治療は、医師としての豊富な知識や技術、あるいは経験がものをいう世界なので、無用なトラブルを事前に回避するためにも、はじめから専門医のいる美容皮膚科等で受けることをオススメします。

また、医療機関で使用するレーザー機器は、高性能、かつハイパワーの医療用機器です。

レーザーフェイシャルの効果が得られると謳った市販製品はもちろん、医師免許を持たないエステサロン等で使われている機器の性能や機能はどうしても劣るため、医療機関で受ける治療とは異なる結果(効果)になる可能性が高いといった点も併せて覚えておきましょう。

しかし、医療機関であればどこでもよいというものでもありません。

なぜ、このレーザー光を用いるのか…? このレーザー光によって得られる効果や副作用にはどのようなものが考えられるか…? といった患者からの質問に対して、しっかりと受け答えできないような医師がいるクリニックでの治療は避けるべきです。

また、クリニックによってはレーザーフェイシャルのほかに、イオン導入を併用する(もちろん、最終的な判断は患者の意思が尊重されますが……)などして、相乗効果を狙った美容治療を行うケースもあるようです。
医師からリスクを含めたレーザーフェイシャル治療のカウンセリングを受けると同時に治療が可能かどうかを判断
クレンジング洗顔によりメイクや皮脂等の余分な汚れを落とし、施術台に横たわる
目を保護するゴーグルを着け、患部に照射(治療部位によって時間は異なる(顔全体…20~30分程度)。また、照射の痛みを和らげるため、麻酔(塗るタイプ)を行うクリニックも…)
施術完了後、熱を帯びた患部をクーリング(冷却)
日焼け止め(保湿)クリームを治療部位に塗布
終了!
レーザーフェイシャル治療後は、個人差はあるものの、しばらくの間、患部が赤みを帯びたり腫れあがった状態になることが少なくありません。

通常、照射後にはクーリングを施しますが、それでも赤みや腫れた状態がしばらく続くということは、ある程度覚悟しておきましょう。

※場合によっては、治療後、照射した部位に〝にきび〟などの発疹やかさぶたが現れることがあります。




肌にできるシミは、その原因や症状によって、いくつかの種類に分かれます。

その主なシミの種類については以下のとおりです。

左右対称の頬や額に現れるシミ。主に女性(思春期以降)に多く見られ、妊娠がきっかけとなって顔に現れるのが特徴。また、紫外線によってさらに濃くなる恐れがあり、紫外線対策が重要になってくる。

ケミカルピーリング、ビタミンCイオン導入…等

老化現象(早ければ20代から現れることも…)によって現れる、主に円形の色素沈着。シミの中では最もポピュラーな症状であり、顔のほか、背中、手の甲などにもみられる。

ケミカルピーリング、レーザー治療 …等

いわゆる〝そばかす〟といわれる色素沈着。遺伝的要素が強いといわれ、両親に見られるとできる可能性が高い。顔に限らず全身に発生するケースもある。

ケミカルピーリング、レーザー治療 …等

中年~高齢者に多く見られる、若干、盛り上がった茶色や黒っぽいシミ。全身に発生するシミだが、主にこめかみや胴体部に発生しやすい。

レーザー治療 …等
中には素人目には判断が難しい症状もありますが、自分の肌にできたシミの原因を把握し、最適な治療法を選択したいものです。