2017年05月13日
ニュース、ドキュメンタリーなどのテレビ番組では時折、アフリカ人がニコッと笑っている姿を放映することがあります。このとき、視聴者の目によく留まるのがピアノの白鍵のように綺麗に整った白い歯です。
アフリカ人に対して、歯が汚らしいと印象を持っている日本人はほとんどいないでしょう。

かたや日本はというと、2012年にアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社が行った、外国人から見た日本人の歯並びの印象調査で、7割以上の人が「歯並びが悪い」と答えています。

アフリカにはお菓子屋や自販機がないから?
アフリカ人は噛んで噛んで噛みまくるから?
アフリカ人は1、2回しか食事をとらないから?
アフリカ人は天然美歯で日本人は整形美歯?


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アフリカにはお菓子屋や自販機がないから?


貧しいイメージが強いアフリカにだって、ビルやマンションは建っているし車やバイクは走っています。ただ、ごく一部の地域にかぎられているのです。
ほとんどの住民は、戦後の日本でよく見られたようなトタンや木の板を継接ぎしただけの古びた家屋、もしくは縄文時代を彷彿させるような石の壁の上に藁を被せただけの伝統感あふれる住居で暮らしています。
自給自足に近い生活空間に、お菓子屋や自動販売機なんて近代的な建物・設備が存在するはずもありません。

キャラメル、グミ、ハイチュウ、キャンディ、ガム。ポテチ、チョコレート、ビスケット、カール。コーラ、サイダー、レモンスカッシュなど。
これらは、歯医者等で歯に良くないと指摘されている食べ物・飲み物です。
なぜ良くないのかというと、原因は酸にあります。
スナック菓子には糖分が多く含まれています。糖分を口の中に含むと細菌により分解され酸に変わります。炭酸飲料は、文字通り酸性の飲み物です。この酸には歯の表面のエナメル質を溶かしてしまう力があります。
歯が欠けたり変色したり虫歯菌に侵されたりするのは、エナメル質が溶けたことにより歯が弱っているからです。

アフリカ人は噛んで噛んで噛みまくるから?


アフリカ人と日本人が普段口にしている物に、それほどの大きな開きはありません。どちらも、米やトウモロコシ、パン、肉、魚、イモ、エビなど何でも食べます。
であるならば、歯に関して食べ物の種類は関係ないのではと思いたいところですが、そうともいいきれません。

基本的に、アフリカの料理は硬めで日本の料理は柔らかめです。
なぜこのようになっているのかというと、食材の原料が関係しています。
アフリカ人が使っている食材は肉にしても野菜にしても野生に近いです。一方、日本人が使っている肉や野菜は、美味しく感じるように品種改良を行っています。同じ牛という種類に分類されている動物でも、食べたときの噛みごたえはまったく違うのです。

アフリカの狩猟民族は、一口に30回以上噛むといわれています。これは何も健康を意識してこのような行動をとっているわけではありません。硬すぎて、何度も噛まないことにはすんなりと飲み込めないのです。

歯ブラシも歯磨き粉もないアフリカですが、歯磨きはしています。歯ブラシの代わりになっているのは木の枝です。磨きやすいように先端を少しブラシ状に加工してから歯をゴシゴシとこすります。

硬い食べ物にしろ歯磨きにしろ、一見乱暴と思えるような行為が歯を鍛え上げ、虫歯菌が侵入できないほどに歯を強くしているのです。


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アフリカ人は1、2回しか食事をとらないから?


おそらく、点滴だけで過ごせば、虫歯ができることは絶対にないのでしょう。

食事の回数が少なければ少ないほど、歯に伴うリスクは下がります。
口の中から湧き出る唾液には、リン酸やカルシウムが含まれており傷んだ歯をある程度修復できる力が備わっています。この再生機能の働きが活発になるのは口の中に食べ物を含んでいないときです。

朝食、昼食、おやつ、夕食、夜食の5回食べていると聞いて、驚きの表情を浮かべる日本人はまずいません。野球選手の中にはガムをくちゃくちゃさせながらプレイしている人がいます。夫や子どもがいないのをいいことに、毎日食っちゃ寝食っちゃ寝を繰り返している専業主婦だって珍しくありません。飲み物やお菓子を机の上に置いた状態で、仕事をしている大人や勉強している子どもはいくらでもいます。
1日1回、もしくは2回しか食べない日本人は、何らかの病気を患っているか肥満でダイエットに勤しんでいるかの2択でしょう。

アフリカの食生活は、個人の趣味嗜好に関係なく基本的に朝と夕の2回です。間食をとる習慣はありません。当たり前のように、1日1回しか食べない人もたくさんいます。

アフリカ人は天然美歯で日本人は整形美歯?


歯並びが悪くなる原因は遺伝、食生活などいろいろありますが、一番大きく影響しているのは教育です。いくつかある先進国の中でも取り分け日本は、歯医者は歯が痛くなったら行くところと考えている人が多い傾向にあります。

乳歯が生えてくるのは生後6か月。この乳歯が永久歯に生え変わるのは、ランドセルを背負いはじめる頃から中学校を卒業するくらいまでです。
歯の生育にとって最も重要な時期に、歯をほとんど使わない甘い物や柔らかい物ばかりを食べるとどうなるのでしょう。間違いなく、虫歯や歯周病等の歯の病気にかかりやすくなります。ちょっとした衝撃で、歯が欠けたり変形したりすることもあるのかもしれません。家にいるのが楽だからと自分の部屋に引き籠りがちな子供が軟弱になるのと一緒で、歯も甘やかせば甘やかすほどひ弱なまま成長することになります。

日本人の中にだって綺麗な歯を持つ人はたくさんいます。ただ、そういった人たちは本人や家族の努力だけで美しさの持続に成功しているのではありません。半分以上は、矯正や審美にホワイトニングなどの治療を施してくれる歯医者のおかげです。


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posted by フーリー at 18:48| 生活| |