ホメオパシーとは
ホメオパシーは「同種療法」とも呼ばれており、
「症状を引き起こすものが、その症状を癒す」と考えます。
症状が出ているときに、その症状を引き起こすものをとって、
症状を回復させるという考え方です。
「同種療法」とは耳慣れない言葉だと思いますが、
実は日本にも昔から存在しており、
皆さんも一度は体験したことがあると思います。
例えば、のどが痛いときに生姜湯を飲んで治したことはありませんか?
健康なときに生姜湯を飲むと、ノドがイガイガして痛くなります。
しかし、ノドがイガイガしているときに生姜湯を飲むと
ノドの痛みが治りますね。
同じく、鼻水やくしゃみにはネギを首に巻く、
という民間療法がありますが、
これはネギが持つ涙や鼻水を出させる働きを利用した同種療法です。
科学的にも、ネギには粘膜の新陳代謝を活性化する作用が
あるということが立証されています。
私たち日本人も昔から、
「同じものが同じものを癒す」
という同種療法を経験で知っていて、
それが民間療法という形で現代まで伝えられていたのでしょう。
(http://www.homoeopathy-center.org/homoeopathy/より引用)
ホメオパシーでアトピーケアをするには
ホメオパシーでは
レメディと呼ばれる小さい砂糖玉と
ハーブをアルコールに漬けこんだ
マザーティンクチャーという液状のものがあります。
レメディはそのままあめ玉のように口に直接入れて摂り、
マザーティンクチャーは数滴水に溶かしたものを飲んだり、
香りを嗅いで摂るタイプもあります。
レメディの原料は植物・動物・鉱物・細菌など
自然界のあらゆる物質があり、
天文学的に薄めて、振動を加えたものを砂糖玉に染み込ませています。
急な発熱や風邪、ケガなど、急性疾患には
ホームキットなど誰でも買えるレメディで
対処できるものが多いですが、
アトピーなどの慢性疾患は、セルフケアではとても危険です。
ホメオパシーの専門家である、ホメオパスに
個人コンサルテーション(相談会)を受け、
レメディなどの処方が必要になります。
日本にもホメオパシージャパンなど
各団体があるので、自分の住む地域に近い
ホメオパスを探すといいと思います。
コンサルテーション(相談会)ってどんなことするの?
相談会に入る前に、8枚くらいの問診票に記入が必要になります。
結構時間がかかるので、時間に余裕をもって
記入しましょう。
相談会当日は、それを見ながら、さらに
・本人の病歴や投薬歴
・家族・親戚の既往症や病歴
・出生時の様子 本人&母親
・過去の事故やショックを受けた出来事・トラウマ
などなど、身体面からメンタル面まで、幅広く
そして細かく質問をされます。
家族や親戚の話をする際に、言葉だけだと
伝わりにくい部分もあるので、余裕のある人は
事前に家系図を書いておくと、話すときにスムーズになります。
相談会後、ホメオパスがレメディを処方して
診断書を送ってくれます。
それをFAXなどでレメディ屋に送信して、
始めてレメディが買えます。
ホメオパスはレメディを処方するのみで、
ホメオパスがレメディを販売・譲渡することは
できないそうです。
ホメオパスって薬剤師みたいなものかな、と思っていたら
ちょっと違いますね。
例えて言うなら、
処方箋書けるけど、診察はできない医者みたいなものでしょうか。
不便な話です。
『重要』ホメオパシー治療を始める前に
私の子どもも、一度ホメオパシーの相談会にかかり
アトピー完治を目指してホメオパシー治療を開始しました。
結果、完治とまではいきませんが
かなり改善された部分もあります。
ただ、正直一時的にとても辛い思いをしました。
実際、我が子をホメオパシーで治療してみた経験から、
治療を始める前に必ず知っておいてほしいことがあります。
ホメオパシーは症状を抑える西洋医学の治療とは
正反対の考え方をします。
西洋医学では、症状を薬で抑える「対処療法」なのに対して、
症状を強く押し出そうとするから、
レメディの効果が出れば出るほど、
湿疹は多くなる・ひどくなることが多いでしょう。
ホメオパシーを推奨するホメオパスや
完治経験をもつクライアントからすれば、
症状が出ることこそ、治癒に向かっている証拠だし、
出てよかった、どんどん出しなさい、
と言われることでしょう。
でも、実際自分や我が子に症状が出ている
本人や家族にとって、こういった意見は
全く参考になりません。
どれだけひどくなるのか
いつまで続くのか
不安でいっぱいになるのが当然です。
アトピーの場合、湿疹が悪化すれば痒み・時には痛みにもなり
ひどくなれば夜熟睡できなくなる場合もあります。
治癒のためとはいえ、睡眠が充分とれないのは
体力の低下にも繋がります。
子どもだけではなく、一緒に生活する大人も
一緒に寝不足になることが考えられます。
寝不足により、学校や仕事など、
昼間活動に支障をきたすこともあるので、
治療を始める前に、体調管理はもちろん、
近々の予定や行事やイベントなどをふまえて、
開始時期前後のスケジュールを確認しましょう。
また、湿疹がたくさん出ているお子さんを
目の当たりにするのは、親にとって
かなりメンタル的にダメージを受けます。
湿疹など肌の疾患は、表に見えるからわかりやすく、
本人よりもはたで見ている家族のほうが
気になりやすいものだからです。
子どものケアに加えて、そういったメンタル面で追い込まれてしまうと
治療を続けるどころではなくなってしまうので、
可能であれば、ママ以外にも、
パパや実家のご両親、ベビーシッターさんなど
一緒に子どものケアをしてくれる第三者がいるといいと思います。
また、湿疹が悪化したり、
感染症・合併症にかかり病院での治療が必要になった場合
ホメオパシーに理解のある医師でないと
子どもの不調に加えて、ホメオパシー治療を選んだ親が
責任を問われ、責められる可能性も高い。
ひどければネグレクトを疑われるかもしれません。
ホメオパシーは、ヨーロッパなど海外では
保険診療ができる国も多いのに対して、
日本ではホメオパシーを推奨している医師はまだとても希少です。
なるべく理解のある医師を探すか、
かかりつけの皮膚科があれば主治医に
ホメオパシー治療を始めることを相談し、
事前に理解を得ておきましょう。