ダイエットが原因で不眠症に?空腹で寝れない時の対処方法
過剰なダイエットが原因で、夜なかなか寝れなくなってしまう場合があります。
その原因と、夜に空腹で寝れなくなってしまった時の対策方法についてまとめました。
ダイエットで不眠症になる原因
過剰なダイエットが原因で不眠症へと繋がってしまう場合があります。 一見すると関係なさそうなダイエットと不眠症ですが、どのような関係性があるのでしょうか?
空腹によるオレオキシンの活動
夜中に「お腹が空きすぎてなかなか眠れない」という事は誰でも経験したことがあるはず。お腹が空いている時に、なかなか眠気がこない理由は「オレオキシン」という脳内物質が関係しています。
オレオキシンは睡眠覚醒のスイッチの役割を果たしていると言われ、空腹を察知すると働きが活発になります。これはつまり「覚醒しやすい状態」であり、そのためなかなか寝付けなくなってしまうのです。
過剰なダイエットによって、夜も空腹を感じる状態にまでになってしまうと、オレオキシンの働きが活性化し覚醒。そのため、「入眠障害」や「中途覚醒」等が起きやすい状態にも。
ちなみに、もともとオレオキシンの量が少ない人はナルコプレシーと呼ばれる睡眠障害が起きやすくなります。
セロトニン不足
脳内神経伝達物質のひとつである「セロトニン」は、イライラや不安を抑える大事な役割を持っています。
セロトニン不足の人は、自身のストレスをうまくコントロールできなかったり、入眠前にも交感神経(興奮・闘争の神経)が働きやすくなりなかなか眠りにつく事ができません。
関連記事でも解説しているように、セロトニンを効果的に増やすには、「太陽の光」「リズム運動」「食事」の3つが必要。特に食事は、セロトニンの原料で必須アミノ酸である「トリプトファン」をしっかり摂取する事が重要です。
トリプトファンは様々な食事に含まれていますが、過剰なダイエットによってトリプトファンの摂取量も少なくなりがちに。
結果セロトニンも不足しイライラし、なかなか寝付けなくなってしまうという仕組みです。
オレオキシンの活動、セロトニン不足の2つの例を挙げましたが、他にもダイエットのための過剰な運動による事も原因になるかもしれません。 睡眠前の適度な運動は深部体温の低下を助長し睡眠を助けますが、昼間の過剰な運動や寝る直前の運動は睡眠に対して逆効果であることが分かっています。
不眠症から肥満へ繋がる
過剰なダイエットが不眠症に繋がりやすくなることは既に説明したとおりですが、「 不眠症になる」事が原因でさらに「肥満」へ繋がってしまいやすくもなってしまいます。
本来、ダイエット目的にしていたのに、無理なダイエットが原因で、余計に肥満に繋がってしまうという皮肉な結果に。
その原因となるのが、「レプチン」と「グレリン」という2つのホルモンの働きによるものです。
レプチン
レプチンは脂肪細胞から出ているホルモンで「お腹いっぱい」というサインを脳の視床下部に送り、食欲を抑制する役割を持っています。 睡眠不足の人はこのレプチンの量か少ない事が分かっています。
グレリン
グレリンはレプチンとは反対に食欲を増進させるホルモン。こちらは主に胃の中に存在しておりレプチンと同様に脳の視床下部に「もっと食べたい」という指令を送っています。
レプチンとグレリンはシーソーのようにどちらかが働けば、どちらかの働きが弱くなるようになっていますが、 睡眠不足が続くとグレリンが増加する傾向に。 夜更かし中に甘いものや塩辛いものが欲しくなるのはグレリンの働きによるものと言えます。
まとめると、睡眠不足の場合、レプチンによる「お腹いっぱいサイン」が減り、グレリンによる「もっと食べたいサイン」も増えるので、空腹に耐えきれれずに「寝る前の間食」に走ってしまいがちになるのです。
レプチン&グレリンの作用は、生理的欲求の一因でもあり、これに対抗する事はとても大変な事。
ですので、本気でダイエットを成功させたいなら、「食べ物」や「運動」だけに注目するのではなくて、「睡眠の質」を改善する事もとても重要だと言えます。
空腹で夜寝れない時の対処方法
ダイエット中に起きやすい「夜の空腹」は、適正な体重や生活リズムが整ってくれば徐々に収まってくるもの。ですが、「整ってくる」状態までは、ある程度の日時が必要になる事も事実です。
そこで、理想的な状態になる前に、夜中の空腹をしのぐためのおすすめの方法も紹介しておきます。
お風呂の活用する
睡眠の質を高めるために、湯船に浸かる事はとても有効です。
睡眠の質は体の「深部体温」を下げる事が大事で、お風呂に入った後にはその反跳作用でいったん上がった深部体温が下がる事が確認されています。
ただし、寝る直前にお風呂に入る事は深部体温が上がっている状態なため、お風呂に入るタイミングがとても重要です。
歯磨きを活用する
「歯磨きしたから、食べ物は食べないほうがいい」というメンタル的ね効果と、口の中を歯ブラシで刺激する事で空腹感を和らげる事ができるという2つの作用が期待できます。
飲み物を活用する
夜にお腹が空いた時ように、ローカロリーなゼリーやスープを摂取する方法があります。
ですが、ゼリーにしてもスープにしても、寝る直前に食べてしまう事は胃を働かせしまう状態となり、「睡眠リズム」にとってはあまりよくありません。
空腹時には水や温かい飲み物を飲むだけでも十分に効果が期待できると言われていますので、これら「飲み物」を活用する方法がおすすめです。
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